アジア夢紀行

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定年後はマレーシアで暮らしたいですか

2016-05-27 19:26:00 | シルバーライフ、カントリーライフ

昔、定年後は『マレーシアで生活したいな』などと考えておりました。ツラい仕事を来る日も来る日もやっているとき、ふと『定年退職したらマレーシアでのんびり生活したい。何にも煩わされずに、ヤシの木陰で読書をしたい。』なんていうことを夢想していたわけです。開発が進んでないマレー半島の東海岸はピッタリの場所だと思っておりました。白い砂浜、心地よいシーブリーズが吹いています。ヤシの木陰にハンモックを渡し、好きな本を読み始めるのです。あまりの心地よさに眠ってしまいます。やがて目が覚めると沖から小さな帆掛け舟が村の入り江に帰って来るのが見えます。僕はその市場で新鮮な魚を買い求めます。晩のおかずは小魚のフライとカルパッチョ。チキンライスは彼女が作ってくれます。食後は地酒と民謡です。今日は伝統の影絵劇があるのです。影絵を見ながらチョットうとうとしていたようです。彼女に手を引かれて帰る夜道、夜空には満天の星。そして南十字星を見上げながら歌います。

 なんか話が寅さん風になってきました。僕もついに『フーテンのSam』さんになったのかもしれません。

 

でもね、今はもうマレーシアで生活したいとは思っていないんです。実際にマレーシアで定年後に生活する人のブログを見て僕には向いていないなと思いました。毎日好きなお酒を飲んだり、ブログを書いたり、パーティーを開いたり、日本からのお客があればいろいろな所へ連れて行ったり、ゴルフをしたりするのが好きな人はいいかもしれないけれど、僕はそういったことが面倒くさい。ええ、向いてる人もいると思いますよ。でも僕には向いていない。旅行はしてもいいけれど、何か月も住むのは耐えられない。『やらなければならない』ことがある生活はごめんです。定年まで働いたんです。『やらなければならない』なんてものは御免こうむりたい。38年も会社員をやってきて自由への渇望というものがないんだろうか。もともと奴隷根性の人はいいかもしれない。義務感とそれを遂行することによってしか自分の価値を見出せない人にはいいかもしれない。でもあれは会社員時代だけで十分です。あんなものは二度とやりたくない。

『故郷は遠きにありて思ふもの』と言いますが、外国も遠くにありて思うものです。ときどき旅行で行ければそれでいい。住むとすれば東京から電車に乗ると1時間で行ける田舎がいい。奥多摩ってどうですか。僕は四国でもいいけれど、チョット田舎過ぎるんです。のんびりしてていいけれど、イノシシばかりじゃつまらない。

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