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むかしサラ金、いまクレカ

2017-11-14 14:40:30 | シルバーライフ、カントリーライフ

5,60年前はクレジットカードは社会的に信用のある人のものでした。ハッキリといえばお金持ちのステータスだったのかもしれません。3,40年前になると普通の会社に勤めていれば、たとえそれが中小企業であっても、給料が振り込まれている銀行のクレジットカードは、ほとんど無条件で発行してもらえました。

20数年前にプレステ2が発売になったとき、『ネット』で『クレジットカード』を使って注文しなければ購入できませんでした。その当時、田舎では『ネット』と『クレジットカード』を持っている人は少なかったけれど、都会の若い人にとってはクレカは一般的になっていました。

今はどうかといえば、『楽天カードマン』じゃありませんが、ほとんど誰でも発行してもらえます。さらにはクレカが借金をするための道具になっています。

クレカで買い物をし、リボ払いにすれば毎月1万円の返済で楽に返済できます。でもそのとき残金に18%の金利がかかっていることをあまり意識していません。サラ金並みの金利負担になっているんです。さらにはキャッシングという名の借金もあります。こうなってくると昔のサラ金と変わりません。いまのクレカは貧しさの象徴でもあります。お金のない人がクレカでリボ払いしたり、キャッシングをするのです。そしてますます貧しくなっていくのです。

むかしサラ金、いまクレカ。

スーパーで98円で売っている清涼飲料水を、その隣のコンビニで160円で(クレカで)買うのです。こうなってくるとワザと浪費しているとしか思えません。僕の次女がそうなので言っているのです。コンビニで買い物をしない。リボ払いをしない。酒・タバコを飲まない。外食を控える。弁当をもって出勤する。ローンを組んで家や車を買わない。買うのなら中古をキャッシュで値切って買う。

こうしてとりあえず100万円の定期預金を作るのです。定期が300万円になれば次の100万円で投資信託を始めてもいいです。そして次の100万円で株を始めてもいいけれど東芝みたいなところもあるから、あまり深入りしないように。このように40年働くことができれば悲惨な老後にはなりません。お金だけじゃないけれど、お金のない老人は惨めです。ボロのように扱われます。『それは世の中が悪い。世の中を変えろ。』というのはやさしいけれど、あなたが生きているうちに変わる望みはありません。世の中を変えるより自分を変えた方が早い。国も社会も資本の蓄積が大切です。ある程度の資本がなければ次に打つ手が打てません。相対的にじり貧になります。個人でも同じなのです。

今なら間に合います。

 

 

35年間厚生年金を払い続けた、新幹線焼身自殺の林崎春生容疑者(71歳)の年金は12万円/月だった。18万円もらえると思っていたのに、生活保護費の14万4,430円より少なく、それが不満だったという。生活保護者の場合は住民税、国民健康保険なども免除されるから林崎春生容疑者より実質5万円可処分所得が多い。所得の中央値245万円/年の半分の123万円/年以下の収入しかない状態を相対的貧困と呼ぶ。林崎の場合は年間144万円の所得があるので相対的貧困層には含まれない。国民年金は40年納めても78万円/年にしかならないので相対的貧困層に含まれる。ここに大きな問題がある。40年も納めて生活保護費にも達しないなんて言うのはその制度自身が破綻している。いっそのことベーシックインカムとして65歳以上の老人には一律に14万円を支給し、年金はその上に上乗せする方式にすればいい。財源は消費税を充てる。これなら消費税が西欧や北欧のように20~25%になっても文句は言うまい。

しかし僕に言わせれば、蓄えがなくても、たとえ年金が12万円しかなくても酒・タバコをやめ、田舎に住めば普通の生活はできる。自炊をすれば貯金もできる。今の年金制度、倹約するのであれば、そんなに悪くはない。とりあえず、65歳まで働き、健康であれば年金だけでも暮らしていける。しかし、もしもの時のため医療保険、蓄えが必要です。老人になったとき惨めな思いをしないですむ、ある程度の蓄えが必要です。

今なら間に合います。

 

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