日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

予定通り、映画『レ・ミゼラブル』鑑賞会終了。うっふふ

2014-01-08 06:27:18 | 私の雑感あれこれ
アッハハ。
映画館よゴメン。
録画で。

1年前封切の作品は、話題のミュージカル仕立てです。
歌ってすごい。時代も国境もすすっと越えて、私メを感動の中に引き込みます。
いつもの3人組での新春の女正月企画(笑)だったので、ぜんざいを食べながら、あの悲惨な光景の場面からスタート。
夢やぶれて」や「民衆の歌」をYou Tubeで何度も聞いて、自分の頭を、「レ・ミゼラブル」モードにしていた私メ。
こんな作品がある、という私たちの文化に乾杯!です。
ほんの200年前の社会から、ここまで民主的に豊かな社会を実現させていった、かつての人々に思いをはせたりもしてしまいます。あの命を賭して革命を望んだ若者は天安門にもいたでしょう。そして、今の時代も、あの近くて遠い国にもいるのでしょう。きっと。
原作者、ヴィクトル・ユーゴーも19世紀後半のパリの動乱の時の改革派知識人であったことを何かで知りました。
その原作に、こんな魅力的な歌がついてミュージカルとなり、1985年の初演からロンドンでずっとロングランを続けていると聞いたのは、私がロンドンで観劇した10年ほど前。今もロングラン中がどうかは知りませんが、日本でもミュージカルの舞台はあります(去年、見損なったのは残念!)。
そして、このミュージカル映画。
まことに感動です。
革命を志して集まった仲間がいなくなった部屋で、心情を歌うマリウスのシーンがこころに残ったので、(正確にはジュベールが身を投げるシーンから)、夕食後もう一度鑑賞しました。

鑑賞会が終わって、急いで予約してある割烹料理店で3人の新年会。
おかげさまで、恵まれた春、です。

健康がなりより大事です。

《思うこと、付けたし》
ジュベールの身投げ前に歌う歌詞が含蓄ある。
仮釈放のルールに違反しているジャン・パルジャンを追いかけ続けるジュベールのは、忠実な警察官(公務員)の鏡。いかに嫌われようと、自分の役務に忠実であることを優先して生きてきた男。それなのに、窮地に陥った自分を殺せば、追われることがなくなるのに、ジャン・パルジャンはそれをしないで、自分を生き延びさせた。
でも、彼の生きてきたルールの世界での生ではない、己は死んだと受け止め、身投げする。
キリストとユダのことをちょっと思った。
浅学、聞き覚えのワタシの言うことなのだけれど、
密告したあのユダも公務員だったらしい。
制度の中で生きている公務員を許して、かつ生きようとするジャン・パルジャンを描きたかったのだろう、作者は。
翻訳の歌詞で理解したわけだけれど、深い内容でした。






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