by aiko
夢を見た。
彼の今の顔がパンフレットに載っている。
でも私はそのパンフレットを直視できない。
私と別れて、立ち直って、彼はきっと晴れ晴れとした顔をしている。
私は、毎日彼のことを考えているし、吹っ切れていない。
だから、彼の顔が載っているパンフレットを見れずに下を向いている。
彼のことを今も好き。
映画の女の子は、男の子のことを好きなのに
言葉や態度では冷たかったり、厳しく接していた。
言葉や態度で気持ちを伝えることはなくても、
男の子のために激走した女の子。
気持ちを行動で表していた。
でもその男の子は、女の子の好意に気付くことはなかった。
気持ちって、伝えるだけじゃないんだね。
心の中で想っててもいいんだね。
別れても好きでいていいよね。映画の女の子に勇気をもらった。
いつか心の中から彼が消えるまで、好きでいる。
脳と、体の中からは消えないけど。彼を覚えてしまったから。
by aiko
彼の愛は海のように広かった。
私はただ、彼の愛を信じて、海原に漂っていればよかった。
だけどやっぱり、自分が大切だったんだよね。彼よりも自分のことが。
彼以外考えられないほど、相性がよかったり、合う部分もあれば、
合わなくて妥協していたけど、段々我慢できなくなって溝が深くなって、
最後の１年間は不満だらけだった。
愛しているのに、思い通りにならない。
でも苦しかったのは私だけじゃない。彼だって苦しかった。
彼との３年という月日は、毎日一生懸命だった。
もうこんな恋愛はできない。こんな相手は現れない。
あなたは私の最後の恋人。
by 山崎まさよし
彼に初めて逢った場所に行った。
ちょうど彼に初めて逢った正午前の時間帯だった。
彼の体型に似た白っぽい服の男性が前から歩いてきた。
その男性は小声で「あっ」って言った。
その男性の顔を見ていなかったし、見られなかった。
私はセラさんと一緒にいたから。
正確には、私の前をセラさんが歩いていた。
もしも私が１人でいて、その男性とすれ違ったら、
きっと顔を見ただろう。
でもセラさんと一緒にいたから、
振り返らずにひたすら前を向いて歩いた。
多分その男性は彼じゃないと思うんだ。
お盆休みの昼前に、彼があの場所にいるわけない。
「あっ」って言ったのだって、ただの独り言かもしれない。
でも私、彼とデートした時の服装やカバンだったから。
もしあの男性が彼だったら、私だってすぐわかったかもしれない。
あの場所に行くと必ず思う。
彼の年代で彼のような格好いい男性はまずいない。
彼みたいに好きになれる人なんてもう出てこない。
それ以前に両思いになる人なんて金輪際現れない。
だけど、やっぱり、逢えなくて辛い思いはしたくない。
苦しくて悲しい思いはしたくない。
彼を責めたくない。
あんな負の部分を、黒い部分を、見せたくない。
彼にこれ以上嫌われたくない。
この思いがあるからこそ、理性が制している。
彼を愛した思いが、彼の愛した思いが
いつまでも私を囲っている。
いいんだもう。多分私は、死ぬまで彼を好きだろう。
忘れられないだろう。
彼の思い出と共に生きている。
図書館で、彼と付き合っていた頃の反省点や改善点をメモ帳に書き連ねた。
私、凄く、とんでもなく、嫌な女だった。
卑屈になったり、彼を困らせたり、彼が怒るのも当然だ。
彼が理不尽に思うのも当然だ。
彼が怒ったり、不満を言ってくるよりも、
私が怒ったり不満を募らせて、ぶつけてばかりいた。
彼の事を自分なりに精一杯考えて、思いやりを持って、
接してきたつもりだった。
でも、やっぱり足りていなかったと思う。
彼からすれば私は、精神的に不安定で、幼い彼女だったと思う。
彼が疲れるのも当然だ。
彼はなるべく広い心で受け止めていてくれた。
そんな彼に甘え切っていたのかも。
彼は私から去ろうとすると、追いかけてきてくれた。
でももうこんな私に嫌気が差したのだ。
暴走する私についていけないと感じたのは、彼だ。
どうしても彼を忘れられない。私から彼を切り離せない。
ここまで異性に執着したのは初めてだし、彼以外好きになれない。
私を異性として好きになる人は、今もこれから先も現れないだろう。
多分ずっと、彼と付き合っていた歳月は永遠の宝物。
テレビで宇野千代さんが真の愛情について話していた。
「向こうは追いかけられるのが嫌だとわかると
私は追いかけるのをやめるの。
未練もあるしもっと追いかけたくても
追いかけるのはやめるの」
相手のことを思っての諦める行動。
彼に対する私の行動もそれに該当する。
ただ私の場合は、もうこれ以上彼に迷惑をかけたくないし、
嫌われたくないから追いかけるのをやめた。
連絡をくれなくなった彼の心は知る由もないが、
私に対する怒りなのか、私を嫌いになったからなのか、
私ともう関わりたくないからなのか、
それとも宇野千代さんのように追いかけるのをやめることで
真の愛情を示してくれているのか・・・。
彼は私を賢い女と言った。
本当に賢かったら不倫しなかったかもしれない。
無茶な行動をせず、彼とメル友でいられたかもしれない。
のんびりゆっくり愛情を育んでいけたかもしれない。
彼が望んでいたのはそういう付き合いだったかもしれない。
本当に賢かったら、あんなケンカをして別れなかったかもしれない。
でも、最後だけ、賢い女でいたかったから、あなたの元を離れていった。
あなたは追いかけないでいてくれる女でよかったと、
ホッとしているかもしれない。
CDの整理を少しした。
CDケースにしまっていないCDが何枚かあって、
これ何のCDなのかな？って気になっていたので、
CDラジカセで再生して確認。
CD１枚とっても彼との思い出が甦る。
aikoの「夏恋のライフ」の歌詞を初めてちゃんと読んだ。
読んでいるだけで涙がこぼれた（；＿；）
初めて「友達になりたい」を聴いた時も泣きそうになったな。
吹っ切れたっていうか、諦めたっていう方が近い。
彼とはもう戻れなくて、
彼はもう私と連絡とりたくないほど傷ついて心を閉じて、
私を嫌いになって、私ともう関わりたくないと強く思っている。
だから追いかけても無駄で、このまま時が過ぎて、
月日が流れていくしか術がない。
それがお互いのためだと。
気持ちが１００％消滅したわけではない。
でも１００％期待はできない。
彼の事を考えたら、彼の事も自分自身も責めたくなる。
だからあまり考えたくない。考える時間を減らしたい。
by Skoop On Somebody
彼からメールの返事が来ている夢を見た。
願望夢ですな。
私、彼からもらったプレゼントを未だに使い続けてるし、
捨てられない。
毎日復縁したいって考えている。
復縁が無理なら友達からでもいい。
でも、彼の気持ちを考えると。
自分の欲求を抑えて、
彼から連絡が来るのを待つしかできない。
多分私はいつまでも待ってしまうんだろう。
新しい相手が作れる人ではないから。
彼を知って、彼と関係を持ってからは尚更そう。
彼しか考えられない。彼ほどの人はいないと。
好きな有名人じゃ埋まらない空洞がある。
by 荒井由実
フリーメールにログインしたら、彼からメールは来ていなかった。
彼と音信不通になったきっかけのメールを読み返して、
約１年ぶりに彼にメールを送りました。
自分の思いを綴った文章と、謝罪の文章。
彼に返事を求めないメール。
ただの自己満足かもしれない。それでも彼に自分の状況を伝えたかった。
１年経っても、結局私の頭の中・心の中は何も変わっていないんだと。
事実だから仕方ない。
彼の思い出と共に生きている。
彼のことで久しぶりに泣いた。自然に涙が流れた。
いつか逢って、貸し借りしている物を返却したいとずっと思っている。
でもその機会はまだ先なんだろうと。
その日が来るのを待ちたいと思います。
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