丹頂鶴が舞う・・・

丹頂鶴は釧路管内鶴居村や阿寒町で地域の住民からトウモロコシなどの
餌をもらって生育している我が国で最大の鶴だ。　これから始まる求愛の季節だ。
オスとメスが向かい合って優雅に舞う姿が見られる。４月から５月にかけて
１，２個を産卵して　オスメス交代で３５日間ほど抱卵する。夏は釧路湿原で
子育てする　ヒナは１００日ほどで飛翔するようだ。一つのつがいが生きるには
１００ヘクタールの湿原が必要のようだ。
丹頂鶴は江戸時代までは関東でも見られたのだが　乱獲や湿原の消失で絶滅寸前
までになった。１９９３年に希少動植物に指定されて保護され以来　釧路管内の
住民の給餌によって絶滅を免れ　現在１，５００羽まで回復した。
我マチから鶴居村まで行くには高速道路を飛ばしても６時間以上もかかる・・
　人の手で冬場の餌与えで　自力だけでは生きて行けないのかも知れない・・
保護と自立の程度の難しさが交差する・・丹頂鶴だ。