幸せのカケラ

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ゲーテとカラーセラピー

2015-07-10 17:30:00 |  ├カラーセラピスト養成講座

ドイツの文豪・ゲーテ。
『ファウスト』で知られる彼ですが、
実はカラーセラピーを学ぶ上で避けては通れない名前です。

色彩というものを初めて心理的・生理的に研究し
『色彩論』という本にまとめたのが彼。
色彩を物理的・科学的に見たニュートンと共に、
カラーセラピーの歴史に登場します。

私も初めて知ったときは
「えっ?!あの『ファウスト』の??」
と驚いたものでした。

彼には詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家・法律家といった
多くの顔があったようです。

そんな彼の言葉にこんなものがあります。


寛容はそもそも一時的な心情であるべきだ。
 寛容は認知に向かわなければならない



どういうことかというと…


寛容は一時的な気持ちであるべきで
 そこからお互いを認め合うことが大切



ということです。

これは現在、
多くの移民を受け入れ共生していく社会を構築している最中の
ドイツを支えている言葉のようです。

そこで政策に携わっている女性がこんなことを仰っていました。


「寛容」は充分ではないのです。
 そこには許容するという言葉が含まれるからです。

 「敬意」には
 君のありのままを尊重するという意味があるのです。

 当然、お互いが怖がらないような付き合い方を
 しなくてはいけません。
 相手も自分を尊重していることを知る必要があります。

 同時に重要なのは、
 互いに自分の文化を大切にできる環境にすることです。

 知らなければならないのは、
 対立なしには自分を開けないことです。



これは国を問わず、人間として人と人が向き合う時に起こることですよね。

表面的な仲良しこよしじゃ機能しない。
表面的に受け入れても、結局両方とも嫌な思いをしてしまう。

人間関係そのものの基本が含まれている言葉。


そして…


『対立なしには自分を開けない』

これってまるで、数秘術「」の意味そのもの!

陰と陽、男と女、太陽と月。
ひとつのものが生まれたことによって、もうひとつが誕生する。
このふたつは切っても切り離せないし、優劣ではない。

ふたつのものは対立する。
そしてそこから、協調や協力を覚えていく…



『補色』を「相反するが呼び合う色」として
大切な関係だと唱えたのもゲーテでした。


ボトルを使うカラーセラピーはイギリスやカナダなど
北の国から誕生したけれど
ゲーテといいバウハウスといい、
ドイツの持つ魅力もとどまるところを知らず奥深いです。


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