2010年に倒れる前。
私はカラーセラピーやリュッシャーカラーテストを通して
「心と体は繋がっている」と思っていました。
でもそれは、
しょせん頭の中の知識として理解していただけのことだったんだなぁと思ったのが、
実際に倒れて、自分の意志では指1本動かせなくなったとき。
体は紙みたいにペラッペラだし、呼吸はまともにできないし。
自分の体で起きていることを全部受け入れて
ひとつひとつ丁寧に感じて観察して
日々の小さな変化を拾い上げて
こだわっていたことを手放して
離婚の可能性も傍に置きながら夫との間にあったシンドイ問題と向き合って
過去からの家族との問題と向き合って。
また同時に、食べないことや消化にエネルギーを使いすぎないことで
体の力を治癒にまわすことを信頼して。
そうして私は心と体の繋がりを体感し、
また『生きる根底にあるもののひとつである食べるということ』の
扱い方ひとつで体の治癒力がずいぶん変わってくることも実感しました。
すごいなぁ、人間て。
やっぱり自然の一部なのね。
そうして徐々に回復。
一見順調でした。
でも何か…何だかね、ひっかかっていたのね。
これ以上はもう無理なのかなぁ?
一生、この体の状態とうまくつきあいながら生きていくしかないのかなぁ?
実際、まわりからもそう言われていたしね。
そしてまた、ガクンと体調が悪化した昨年初め。
もう無理だ。
これ以上、今の(その当時の)私にはどうしたらいいのかわからない…
そこで出会ったのが、
それまでとはまた違った角度から体やエネルギー、
自分の存在や自然との繋がりに入っていくワークでした。
たとえば気功とかね。
私にとって幸いだったのは、
ひどい痛みや苦しみがあったおかげで
体が健康に向かっていくことを如実に感じることができたこと。
心と体、そして気や自然、
そしてもっと大きなところまですべて繋がっていることを
病気や健康、夫との関係や人間関係の変化を通して
体感することができたことでした。
『心と体は繋がっている』
口にするこの言葉は変わらないけれど、
自分の体験の深さがまったく違っているわけです。
なんとまぁ!
そしておもしろいことに
(当たり前のことなのだけれど)
同じ「カラーセラピー」や「リュッシャーカラーテスト」というツールを使っていても
体験の深さが違うから、私のセッションは以前とは異なる質のものになっている。
当たり前のことなのだけれど!
どんどん広がっていく感じと
どんどん深く入っていく感じが共存。
そして
「過去の私ってば、こんなことも知らずに語っていたわ~(^◇^;)」
なんてことはしょっちゅうで。
これは一生続くんだろうな…。
今日もあった、いくつもの発見。
自分の体験や体感、探究がそのまま仕事のクオリティに繋がります。
職業柄、そこに注目しやすいけれど、
これはどんな職業にも当てはまること。
心と体の繋がりを探究することがそのまま
自分らしさの創造や
健康や
自己実現へと繋がっていく。
おもしろい世界。