幸せのカケラ

人と違っていい。
自分らしく生きる自分を好きでいていい。
笑顔で毎日を過ごす人が増えることが、世界平和への秘訣。

子どものサッカーが上達しない理由。潜在意識へのすり込み

2016-09-01 08:30:00 |  ├育てるということ
ある夫婦が、サッカーをする我が子の前で言いました。

 「3年もやってるのに、全然リフティングができないんだよな!」
 「ほんと下手なんだよね。向いてないんだよ」
 「上達しないよな〜」

 習っていても全然上達しない。
 自分が子どもの頃はもっとできたのに。
 同級生のあの子はできるのに!


親御さんはもどかしさを抱えているんだと思うの。

でもちょっと待ってね。


 お子さんの、できないところばかりを見ちゃっていませんか?


育つ過程で

 自分のダメなところばかり人前で何度も言われる

それを繰り返された子どもたちが、一体どうなるかというと…



親の言葉どおり、
 リフティングはできないまま。
 サッカーは上達しないまま。

そう、これは親の意図したとおりなのです。


だって何度も何度も、

 「あなたには向いていない」

 「あなたは上達しない」

と繰り返し、刷り込んでしまったのだから。


この子の潜在意識は、

【サッカーができない方向】に

【サッカーが上達しない方向】に

向かっていっちゃう。


しかも人前で言われつづけた。
それは彼は抱え込んだものを吐き出すチャンスをなくしてしまいます。


 パパやママから聞いたあの人も、きっとそう思ってる。


そして、サッカーがまるで上達しない子のできあがり。


これは何も、サッカーに限ったことではありません。
ピアノだって 水泳だって 野球だって同じ。
勉強だって同じです。


《できない前提の子育て》は、ちゃんとあなたの意図したとおりに

 《できない子ども》

が育ちます。
そう、意図した通りなの。

言霊の力、潜在意識にすり込まれるとは、こういうこと。


子育ては、ぜひとも《できる前提》で♡

ごめんなさいを言えない子どもをつくる親

2016-08-31 20:30:00 |  ├育てるということ
お片づけをしていたらバランスボールがぶつかって
充電中だった叔父さんの携帯が落ちてしまった!

 まずい…

心配そうに携帯を拾う6歳のKoちゃん。
大丈夫そうだと確認して、落ちないように床の隅っこにそっと置く…


本当に「マズイ…」と思ったとき
(特に自分の落ち度だったとわかっているとき)
子どもは瞬時に謝れなくなることがあります。

表情がこわばって
頭の中はどうしようでいっぱい。


 壊れちゃったらどうしよう

 怒られたらどうしよう

 許してくれなかったらどうしよう


謝るのに勇気がいるのは、大人でも経験があるでしょう?


それでも「ごめんね…」と呟いたKoちゃんに叔父のKは言いました。

 「いいよ。
  言ってくれてありがとう


  


子どもがちゃんと「ごめんなさい」と謝ったら
大人も「いいよ」と許す。

それがないと、子どもは謝ることができなくなります。


自分が悪いと思ったから「ごめんなさい」と言ったのに

 「どうするの、これっ!?」
 その後も怒られたり

 「まったくあんたって子は…」
 「これじゃあ◯◯じゃないの!」
 文句を言われたり

 「まったくいつもいつも…」
 「この間もあなたは…」
 過去のことを持ち出されたり…

すると子どもたちは
「ごめんなさい」の意味が見出せなくなってしまいます。


謝っても怒られるのなら、謝りたくなんかないもんね。
大人だって、同じよね。


もしも子どもの「ごめんなさい」が
《とりあえず言っておけばいい》という口先だけのもので
何度も同じことを繰り返すのなら、向き合い方を変える必要があります。

これはまた、別のお話。


でもKoちゃんのような場合は、「いいよ」と許して終わり!

今回、叔父のKはさらに、Koちゃんが謝ったことに対して
「言ってくれてありがとう」と伝えています。

だからKoちゃんも安心するし、謝ることの意味がわかるの。


 わざとじゃないけど、悪いことをしてしまった


それは誰にだって経験があるでしょう?

そのときに、謝ることを放棄してはいけないのと同じくらい
「ごめんなさい」を受け入れることが重要ってことですよね。


子育てしていると思い通りにならないことはたくさんあるでしょう。

でも
こういう小さな積み重ねが
その子の大事なコアを育てるから。


もしも

 「子どもがごめんなさいを言えない」

と悩んでいるのなら。

 「あやまりなさい!」

と言う前に、ごめんなさいの先にあるものが
きちんとやりとりできているかを見直してみてもいいのかも。

個性、可能性 ぎゅっ!

2008-03-13 23:57:45 |  ├育てるということ
今日は専門学校にて「カフェの色彩計画」をテーマに色鉛筆を使って塗り絵をしました。


 こんな日にこんな人たちが来ることを想定して色彩計画してね。

 そこに訪れる人のファッションもデザインしてみようね。


最初はみんな戸惑っていたようですが、
だんだんと色鉛筆を手にし、着彩していきます。
見ていると、使用する色にはとっても個性が表れます。


 ああ、この子らしい作品だな、こういう子なんだなって。


秋に、テーマを決めてコラージュ制作の授業を行ったのですが、
その時に作った作品とみんなどことなく似ています。

そういえば予備校時代(美大に入るために、高3受験時代毎日通っていた所)、
色彩構成の作品にはそれぞれの人の個性が表れていたものでした。


 「あなたらしいね~」

 「あなたの色だね~」


私もよく言われたなぁ。



それは数年後、まったく別の所で私の絵を見た当時の予備校仲間が

 「ああ!これはあなたのカラーだよね。納得!!」

と言った言葉にも表れていました。



 色鉛筆で着彩なんてめんどくさい。

 今日は一日寝ていようと思っていたのに。


最初はめんどくさがっていた学生たち。



でも

 「こうやったらもっとかっこよく見えるよ、ホラ」

 「こうすると立体的で空間を感じられるでしょ」

 「こうやって塗ったらさっきよりずっと良くなるよ」

なんて話しながら進めていくといつの間にかみんな夢中。

 「あ、ほんとだ。すごい」

 「俺、結構イケてるかも」

 「はー…がんばった!満足」

完成した作品はどれも力作で、
初めて(または小さい頃以来)描いたものとは思えないほど立派な見栄え。


 ちゃんと伝えれば伝わるんだな~

 みんな自分のモノにする力を持っているんだな~

 楽しさを伝えてあげればやるんだな~


そんな感情で私の心も満たされました。



 めんどくさいからやらない
 → ならおもしろいと感じさせてあげればいい

 できないと思ってる
 → なら「できるんだ」ということを教えてあげればいい

 センスがないと思ってる
 → ならセンスがあることに気づかせてあげればいい


その力を持っていないわけではありません。

 ただ気づいていないだけ。

 経験していないから知らないだけ。

だったら経験させてあげればいい。
そこから得られるものは、彼らだけではなく私自身にもたくさんあります。


そこに表れた彼らの個性。

 「いいな~」

と思わせてくれる可能性がぎゅっと詰まってる。


とっても楽しい時間でした。