こんばんは。
伊藤裕子です。
先日、あるお店でご飯を食べた後のこと。
席を立とうとしたら、お隣りからこんな会話が。
彼 「『君の名は。』見ました?」
彼女「あ、うん。見た見た!」
見ると、男女二人組は恋人同士ではなさそう。
どうやら彼が、彼女を好きみたい。
微笑ましく思っていたら、
次の彼の言葉で、警鐘が鳴りました。
彼 「何回見ましたっ?」
うわ…っ!
ダメだよ、彼。
そのコミュニケーションはダメだ…
彼女が引いちゃうよ…!
関係ない私、横で勝手に心配(笑)
彼女「え……、1回…」
ほらぁ!
彼女がどん引いてるじゃーーーん!!
と、余計なお世話なことを思うことになったのです。
彼 「あー…、1回、ですか…」(顎を指でこすりながら思案気)
彼女「……うん」(顔がこわばり気味)
彼 「俺、3回見たんスよ」
彼女「あ、へ〜……、そうなんだ…」
彼! 気づいて!!
それ、一番やっちゃダメなやつ!!
彼女のこと、いいなと思ってるんでしょ?!
振られちゃうよ!?
本っ当に余計なことを心配しながら、お店を後にしたのでした。
さて、彼の何がやっちゃダメだったのか、わかりますか?
「何回見ましたっ?」
この時点で、彼の中にあるものはふたつ。
『あんなにいい映画だから、何度も見るのが当たり前』という前提
『きっと彼女も大好きで、この話題で相当盛り上がれるはず』という期待
嬉しかったんでしょうね。
自分の好きな映画を気になる彼女も見ていたから。
でも
人間は、勝手に前提を作って語られると不快感を感じます。
彼女は思ったのではないでしょうか。
…は? 何回って、何回も見るものなの?
何その《何回も見ていて当たり前》なセリフ。
あれだけ話題になった映画なので、見ている人は多いです。
でもいい映画であっても、
みんながみんな同じボリュームで夢中になるわけではないでしょ。
映画は1回見りゃよくない?
彼女がそう思ってもおかしくないわけです。
「何回見た〜?」
「俺3回」
「勝った!俺5回!」
なんていう会話は、
ファンの集いでもなければ、あちこちでは起こらないのです。
というわけで彼は、好きな映画の話題で盛り上がる前に
彼女の表情と心にこわばりを作ってしまいました。
ではどうすればよかったのかというと…
彼 「『君の名は。』見ました?」
彼女「あ、うん。見た見た!」
もし、この後の彼のセリフがこうだったら。
彼 「俺、あの映画大好きで。3回も見ちゃいました」
これならね、問題なかった。
なぜなら、
自分の好きなものを自分視点で、自分の経験として語っているだけだから。
そこに彼女を巻き込んでいないので、
彼女は不快感も戸惑いも感じません。
彼の趣味嗜好をただただ受け取るだけでよかったのです。
だから答えやすくなる。
彼女「そうなんだ〜!そんなに好きなんだね」
こういう一方通行のコミュニケーション、よくありますよね。
人と人とのコミュニケーションは、
期待や前提をおいてしまうと、途端に障害が生まれます。
聴く・伝えるはとても大事。
でもその前に。
そもそも、
コミュニケーションの障害があることによって
人間関係がうまくいかなくなってしまう
そのことをもっと知る機会があるといいんだな。
最近とみにそう思うので、現在そんな講座をしていこうと企画中です。
『キラキラ女性大変身プログラム』との絡みをどうするか…
自分があと2人ほしいな〜。
彼と彼女は違う人。
伊藤裕子でした♡
■ お申込み・お問合せ ■
伊藤裕子です。
先日、あるお店でご飯を食べた後のこと。
席を立とうとしたら、お隣りからこんな会話が。
彼 「『君の名は。』見ました?」
彼女「あ、うん。見た見た!」
見ると、男女二人組は恋人同士ではなさそう。
どうやら彼が、彼女を好きみたい。
微笑ましく思っていたら、
次の彼の言葉で、警鐘が鳴りました。
彼 「何回見ましたっ?」
うわ…っ!
ダメだよ、彼。
そのコミュニケーションはダメだ…
彼女が引いちゃうよ…!
関係ない私、横で勝手に心配(笑)
彼女「え……、1回…」
ほらぁ!
彼女がどん引いてるじゃーーーん!!
と、余計なお世話なことを思うことになったのです。
彼 「あー…、1回、ですか…」(顎を指でこすりながら思案気)
彼女「……うん」(顔がこわばり気味)
彼 「俺、3回見たんスよ」
彼女「あ、へ〜……、そうなんだ…」
彼! 気づいて!!
それ、一番やっちゃダメなやつ!!
彼女のこと、いいなと思ってるんでしょ?!
振られちゃうよ!?
本っ当に余計なことを心配しながら、お店を後にしたのでした。
さて、彼の何がやっちゃダメだったのか、わかりますか?
「何回見ましたっ?」
この時点で、彼の中にあるものはふたつ。
『あんなにいい映画だから、何度も見るのが当たり前』という前提
『きっと彼女も大好きで、この話題で相当盛り上がれるはず』という期待
嬉しかったんでしょうね。
自分の好きな映画を気になる彼女も見ていたから。
でも
人間は、勝手に前提を作って語られると不快感を感じます。
彼女は思ったのではないでしょうか。
…は? 何回って、何回も見るものなの?
何その《何回も見ていて当たり前》なセリフ。
あれだけ話題になった映画なので、見ている人は多いです。
でもいい映画であっても、
みんながみんな同じボリュームで夢中になるわけではないでしょ。
映画は1回見りゃよくない?
彼女がそう思ってもおかしくないわけです。
「何回見た〜?」
「俺3回」
「勝った!俺5回!」
なんていう会話は、
ファンの集いでもなければ、あちこちでは起こらないのです。
というわけで彼は、好きな映画の話題で盛り上がる前に
彼女の表情と心にこわばりを作ってしまいました。
ではどうすればよかったのかというと…
彼 「『君の名は。』見ました?」
彼女「あ、うん。見た見た!」
もし、この後の彼のセリフがこうだったら。
彼 「俺、あの映画大好きで。3回も見ちゃいました」
これならね、問題なかった。
なぜなら、
自分の好きなものを自分視点で、自分の経験として語っているだけだから。
そこに彼女を巻き込んでいないので、
彼女は不快感も戸惑いも感じません。
彼の趣味嗜好をただただ受け取るだけでよかったのです。
だから答えやすくなる。
彼女「そうなんだ〜!そんなに好きなんだね」
こういう一方通行のコミュニケーション、よくありますよね。
人と人とのコミュニケーションは、
期待や前提をおいてしまうと、途端に障害が生まれます。
聴く・伝えるはとても大事。
でもその前に。
そもそも、
コミュニケーションの障害があることによって
人間関係がうまくいかなくなってしまう
そのことをもっと知る機会があるといいんだな。
最近とみにそう思うので、現在そんな講座をしていこうと企画中です。
『キラキラ女性大変身プログラム』との絡みをどうするか…
自分があと2人ほしいな〜。
彼と彼女は違う人。
伊藤裕子でした♡
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