昨日10日土曜日午後2時頃、鹿狼山へ、このところ登山口駐車場にはこの時間でも登山客の自動車が結構止まっています。すれ違う登山の常連の方とも遅い新年の挨拶を交わしながら登りました。頂上付近にある鹿狼山のご神木は、ある意味この山のシンボルとなっています。鹿狼山神社の最後の登り口をご神木側から登ってみることにしました。何と!きちんとした参道になっています。勾配が急なので、まいて登る道がつけられたのかなぁ?雪を踏みしめつつ「プチ発見」の感じに気をよくしながら。頂上は雪、蔵王方面の青麻山、福島方面は雪かな?と見ていると、頂上付近の桜の枝にはハギマシコのツガイかな?2羽がじっと逃げずに止まっています。片方を双眼鏡+携帯カメラで即席デジスコとして撮影、携帯カメラだけよりは良さそうです。画像の周囲は当然ケラレてますが切り取って、明るくして、縮小してこのような感じです。下り道、シジュウカラ、ウソ、ヤマガラ、アオジ(各資料写真 ウソを除き)でしょうか道から急に飛び立ちます。
27日(土)午後2時半、鹿狼山へ、風強く、鹿狼山には雪雲が吹き上がっています。しかし、鹿狼山は登山道が南東側にあり、北西の強い冬の風は北側斜面により跳ね上げられ、登山道は無風状態です。しかし頂上付近の尾根はゴーゴーと強風が吹きすさんでいます。頂上からの眺望は雪混じりで見えません。見えませんからわかりません。寒いです。好きで登っているからしょうがありません。はい。相馬火発からの送電線はカルマン渦により昼のサイレンのように風に鳴いています。う~!。うめくように。それでも、木々には、ヤマガラ(資料)、コゲラ(資料)、ヒヨドリが姿をこんな時も見せてくれました。登山道は昨日からの雪でうっすらと雪が覆っています。気をつけねば、昨年は凍結でつるつるで。あ!転倒、ヘリ搬送があったとか!明日はわが身かも?笑えませんけど。昨晩も県下雪が吹きすさび心なしか、まじ心配事もありましたが、無事に事なきを得たとか。今日の晴天はありがたいものでした。風はつよくとも。 心は晴れて、寒くて顔は泣いて、鼻水でぐしゃぐしゃです。何言ってるかわからないかもね、でもこんな自分、笑ってる場合です。いいんでしょうか。いいんです。わかる人はわかるんですから。 では明日 ps odaさん「クリスマスの約束」良かったですね。雪の華舞う鹿狼山から
日曜日の昼、鹿狼山はめずらしく涼しい気候で、先週紹介したキツネノカミソリがオレンジ色にあちらこちらにその群落が見られます。登山口には熊出没の表示が新しく、ブルーベリーのつみ取り最盛期とも関係しているのではと内心考えたところです。かつて鹿狼山で出会った動物で最大のものは、ニホンカモシカ(特別天然記念物 資料写真)の若い個体でした。パッカラパッカラとリズムよく蹄の音が聞こえたと思ったら、きょとんと振り返り私の方を見ていたのです。(カモシカの特徴的行動)もう10年前のことです。その後南相馬区ではカモシカ出現の報道がありました。阿武隈川を越えて(ひょっとしたら橋を渡って?)来たのでしょうか。阿武隈山系にはいないはずなのですが。さて熊には遭いたくないので、鈴をつけて(青森のねぶたの「ラッセー」の落とし物らしい(笑)、いただいたものです。)熊よけとします。植物の写真を撮り始めてもう1年がたち、道端には再びコバギボウシ(小葉擬宝珠)が花を咲かせてくれました。紫、白と特には目立たないのですが「擬宝珠」の漢字から、どこか「祈り」の形を感じさせます。調べてみると宝珠は如意宝珠に由来し、その意味はチンタマーニ(えへん!勘違い注意)という梵語らしいです。チンターとは「思考」、マニは「珠」を指す言葉で、「意のままに様々な願いをかなえる宝」という意味だそうです。日本では一般的に、下部が球形で上部が円錐形に尖った形で表され、仏塔や仏堂の頂上や橋の欄干などの建造物の装飾として取り付けられているのを見かけますね。紫のギボウシのつぼみを良く見ると先端がとがり茎に向けてふくらんでいるそこに名前の由来があるのかもしれません。そして暗い林床にはフシグロセンノウが鮮やかなオレンジ色ですナデシコの仲間だそうです。ありましたキツリフネ(黄色い釣船のような形の花、つり竿を伸ばしているようにも見えますね)、見るにつけおもしろい形の花で、良く昔の人はぴったりな名前をつけるものだと感心いたします。クマシデの木の枝にはコゲラがチョンチョンとエサを探しています。(資料写真)