相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

空回りばかり  鳥の姿なき松川浦そして鹿狼山

2009-05-31 16:22:50 | 松川浦

土日と雨が降り続き、気持ちは空回り。それでも大洲海岸を車中から眺め、砕ける波しぶきの防波堤に一羽イソヒヨドリ?の影らしき姿を見かけるだけでした。磯部漁港はウミネコの鳴き声だけで、ダイサギ、コサギが周辺の水田に採餌に高く飛んでゆくのです。水田ではサギ類が蛙、昆虫などを餌とし、カルガモが水田の水草を食べている姿がどの田にも見られます。松川浦中洲サギコロニーから5,6kmは飛翔して水田で採餌しているのです。雨模様でも週末は登る習慣になっている鹿狼山は霧につつまれ、かえって野鳥の鳴き声が森に響いています。いわゆる「聞きなし」シジュウカラの「ツーツーピー」ホトトギスの「テッペンカケタカ」キビタキの「ポッピリリ、ピピロピピロピピロ」など耳で鳥を聞き分けることができるといいなーと思いました。が・・・なかなか難しいです。頂上は霧で福島方面も不忘山も見えません。また見える日もあるから。

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亜麻鷺(アマサギ)の訪れ  やがて雨季へ

2009-05-24 14:06:49 | 松川浦

 大潮の今日、土日にかけて干潟に集まる鳥を期待して磯部漁港へ向かったのですが意外にも鷺類の他は見かける鳥はいません。どうしたのでしょうか?干潟よりも周辺の水田にたくさんの餌があるからでしょうか。鴫類の姿は見かけなくなり、旅鳥の中継地として松川浦に飛来したたのでしょう。梅川や岩子周辺の水田を眺めていると、夏羽で黄色く飾り羽となったアマサギがいました。コサギのように水田の中で採餌するのではなくどちらかと言えば畦の草むらのなかにいる傾向があります。昆虫や蛙などを餌としているためらしいです。なかなか美しい羽の色合いですね。このサギの姿が見られると私のなかではそろそろ梅雨を予感します。梅川から見た排水機場と鹿狼山です。コサギが餌採りダンスを踊っていて面白いです。次いで磯部から大洲海岸へ向かい、砂浜に降りるとハマヒルガオ、ハマエンドウの花が咲いていました。ハマヒルガオの葉の中に混じって珍しくハマボウフウがありました。中央の葉です。セリ科なので香りがよいです。吸い物に色添えにとも思いましたがやめておきました。鵜ノ尾岬のトンネルを抜けるとサーファー達が波を求めて海へ向かっています。砂浜に一人遠くの水平線を見つめるサファーが絵になっていました。将来を見通して今を見ているかのように。勝手におもってしまいました。さて今日の鹿狼山は、福島吾妻方面も何とか見えました。松川浦側は田植えが終わり、水が引かれた田が眼下に広がっています。

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雨の松川浦 雨の鹿狼山

2009-05-17 16:06:22 | 松川浦

 今日はあいにくの雨です。それでも小潮ではありますが松川浦へ来てみました。鳥影は見られず。見られたのはピョーイと鳴いて存在を知らせるキアシシギ一羽でした。撮りためたキアシシギの写真も合わせて掲載してみます。ついで松川浦大橋を越え原釜海水浴場には砂浜にたくさんのウミネコの幼鳥とオオセグロの幼鳥が羽を休めていました。何に驚いたのか急に飛び立つのでした。遠くにポートセンターの建物が見えますね。午後、やはり雨はやまず、でも鹿狼山に登りたくて行ってみることにしました。雨の滴でいっそう緑が鮮やかで登り口の藤の花のトンネルは見事です。途中、霧にかすむ緑の山道に姿は見せないのですが、ツーツーピーと森の奥から聞こえてくるとより静けさが際だち山に分け入っている感じが迫るのでした。「分け入っても分け入っても青い山」そして「音と沈黙と はかりあえるほどに」です。頂上の石碑もかすんでいます。今日は見たかった福島の吾妻方面は14時半ば過ぎの今、残念ながら見えませんでしたが・・・。また、晴れる日もありますね。

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大潮の松川浦に  メダイチドリの訪れ

2009-05-09 16:31:07 | 松川浦
 今日9日(土)は10時半頃の干潮、大潮です。カメラを向けたら、たちまちにチュウシャクシギがピヨーピヨーと飛び去ってしまい、遙か遠く400mくらいの干潟に着地、撮影にはやっとの距離です。次いで目の前のキアシシギを撮影していたところ、視野にチドリが入ってきました。メダイチドリとわかりしばらく撮り続けました。動きが早いためフォーカスが難しいですね。今日は風も爽やかで良い日和です。日射しも順光で撮りやすいですが・・・。午後、鹿狼山へ午前中訪れた松川浦の太平洋側に目を向けると太平洋沿海フェリーが苫小牧発と東京発が相馬沖で14:45頃すれ違うのですね。発見!水平線左側の2つの白い船です、わかりにくいですが。クリックして拡大してください。さて、明日は母の日ですね。

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蒲生干潟へ

2009-05-05 20:55:18 | 探鳥の旅

 5日(火)こどもの日、朝くもりから晴れ、今日は松川浦との比較のために仙台東部自動車道の仙台港北ICからほど近い七北田川河口近くの蒲生干潟へ来てみました。シギチドリの渡りの適地として有名です。現在、蒲生干潟は環境整備というか工事が入っており、干潟へは近づけません。300mくらいの距離からの撮影で鮮明ではありませんが、シギチは多いです。オオソリハシ、他同定が難しいのですが、イソシギ、オグロシギ等々?です。蒲生干潟を全貌できる日本一低い山、日和山(ひよりやま)から見ると、観光客がアサリとりをしていたりで、シギチがいるのは北側の干潟のようです。しかし、この干潟の周辺は工場が迫っており本当にシギチドリを観察することのできる貴重な干潟であると思いました。帰りは今はやりの三井OPへ、人出が多く駐車できませんでした。県外Noの車がいっぱいで買い物どころではありませんでした。早々に退散。残念

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