相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

松川浦大橋を渡って大洲海岸へ

2007-02-25 14:33:46 | 松川浦

風邪気味で今日は車で松川浦大橋を渡ってみました。素晴らしい景色です。波は荒く北西の風に波頭がしぶく中をウミネコが低く飛んでいます。サーファーの姿もありません。鵜ノ尾岬のトンネルを抜けると大洲海岸に白波が叩き砕けています。松川浦の静かさとは対称的です。まもなくサギ類が営巣するであろう中洲の松林が阿武隈山系と並んでいます。青空が水面に映えて美しいです。明日の早朝には北寄貝漁の磯部漁港の船団が、けたたましく焼き玉エンジンの爆音(今はVOLVOPENTA)を響かせて外洋に向かうでしょう。磯部の鶴巣野の赤水門は風当たりが強く、手がかじかんでしまうほどです。磯部漁港を望むとヒドリガモが休んでいます。ユリカモメは上手に北風を捉えて獲物を狙っています。休日のほんの一時でしたが松川浦と生き物たちの営みにほっとする思いがしました。そして帰り道の水門の土手の陽だまりにはオオイヌノフグリが早い春を告げていました。

帰去来辞  雲無心以出岫  鳥倦飛而知還      漢文を習ったのは遠い昔のことだが。

さて、 松川浦の原稿1枚がようやくできそうです。問題は40種の写真です。少しずつ撮るしかないですね。動くものを撮影するのは難しいです。飛翔するユリカモメは速くてSSをあげないと追従できまPhoto_61せん。後は連写ですPhoto_62Photo_63Photo_66 Photo_64


久しぶりの雪道

2007-02-18 09:33:05 | 鹿狼山

 15日(木)相馬の方も風が強く雪まじりの天気だったようです。17日(土)晴天です。鹿狼山は駐車場がいっぱいになるほどの登山客です。子どもたちと高齢者の方々が一緒に登っていました。頂上で記念写真を撮り合う姿は心ふれあう素晴らしい光景でした。今日はタンポポが先週のスミレのそばに咲いています。日当たりがよいのですね。さらにひと登りして鞍部となる眺望の森休憩所付近ではコゲラが枝にぶら下がっていました。頂上付近は今日も眺望が良く、不忘山、吾妻がよく見えます。風が冷たくあまりゆっくりとはしていられません。県界尾根では風がよほど強かったのか落ち葉の吹きだまりが1mほどの深さになっています。樹海の森コースは北斜面のため雪が残っていました。小刻みに降りました。この程度の雪は1年ぶりでしょうか。けもの道の足跡はどうかな?雪がないので見えずらいのですが、確かに足跡がありました。あの猪は健在です。空を見上げるとハイタカが舞っています。松川浦に関するガイドブック原稿の締め切りが迫っています。写真などありましたらよろしくお願いします。Photo_56 Photo_57 Photo_58 1 Photo_59

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冬にスミレ咲く鹿狼山

2007-02-13 12:45:05 | 鹿狼山

 3連休の日曜日、鹿狼山は晴天ではありますが風が強いです。鹿狼の湯からの登山道は「蔵王おろし」も遮られ、県界尾根までは風もありません。眺望の森コースは中腹にひだまりがあり暖かいのかこの冬にスミレの花が見られました。先週頂上付近で登山姿の老人に「ほらスミレが」と通りすがりに声をかけられ「ああほんとだ、春ですね」と心がうちとける気持ちがしました。あのときは薄紫色のつぼみでした。今日はこの暖かさに花開いてくれていました。登る先々にアオジが地面で餌をついばんでいるのか、人影に驚いて脇の藪にさっと隠れます。頂上は風が強く。頂上下の休憩所は昼食と風よけの人々で賑やかでした。樹海の森コース中腹の四阿で昼食をと思いましたが先客がいらっしゃいました。おじゃまするのも何かとそのまま下山しました。途中、つづらおりの下りから、最近整備されたミニ展望台に抜ける道に分かれ、やや落差が大きすぎるかと思われる花崗岩の階段にゆっくりと膝曲げ、降りました。さてと、この階段がちょうど座るのに良いかなと思い腰掛け、おにぎりをほおばりました。うまい。急に時雨れてきて雪模様。寂しげですがこれも風情があります。嬉しくも悲しくも雪少ないこの冬にわずかに降りかかった雪を撮りたくてリュックと煙る下り道を撮りました。Photo_53 Photo_54 Photo_55鳥居あたりから鹿狼の湯を見ると待っていてくれた母と娘がガラス越しに手を振ってむかえてくれました 。


2月定例探鳥会 アニマルトラッキング

2007-02-06 18:32:01 | インポート

 4日(日)探鳥会参加希望の電話を3日夜いただきました。鹿狼山駐車場でお会いする約束でした。当日朝、強風と雪まじりの山歩きにはちょっと難しい天気でした。7時まで待って、登山姿の方以外見かけなかったので一旦帰宅しました。電話番号で天候のことで会を見合わせる旨の電話をさしあげました。企画段階で昨年2月に積雪の中下見してあったのでこの時期ならばと思ったのですが、暖冬と強風となってしまい。残念。昨日3日(土)新しくできた登山道「真弓清水」コースを下見したのですが、登山客も少なくエナガ、コゲラ、シジュウカラが目の前に絶好の観察場所です。しかしその前に鹿狼山神社からの急な坂道をロープで下らなければなりませんが、苦労した分だけ絶好のビューポイントが用意されています。昨年は雪上に「けもの道」や野ウサギの足跡、イノシシの足跡、そして落とし物が発見され鹿狼山の生態をかいまみることができました。今年は登山道の落ち葉の中にイノシシが餌をあさった鼻あとが随所に見られます。「ぬたば」は谷沿いに流れる小川近くにあるに違いありません。今年の降雪の機会をPhoto_49待ちましょう。 Photo_50 Photo_51 Photo_52


ハシビロガモは目をあけて寝ています

2007-02-01 12:59:43 | インポート

  28日(日)、手の沢ため池に行って来ましたハシビロガモの写真が撮りたくて、なるべく岸に近寄っているものを探しました。首を埋めて寝ています。撮影してみたら、あら、目がきちんと開いている。野生の厳しさでしょうか。嘴のところがまだ撮影できないので今一歩です。またねらってみましょう。白鳥の羽ばたきのリズムはカモの羽ばたきのリズムと違ってゆっくりとそして力強く、大きく、優雅ですね。カモ類が集団で静寂さの中から一斉に一つの有機体のように呼応して飛び立つのは、音といい群の固まりといい、びっくりしますね。源平の富士川の戦いのおりの話は有名ですがこんなんでしょうか?命かっかてますものね。Photo_47 Photo_48