相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

12月カワウ調査に行ってきました。

2013-12-01 16:25:28 | インポート

今日は12月1日(日) 快晴、風が少しあります。夕方にかけてカワウ調査を行いました。舟も松川浦太郎船長さんの操船で波もありましたが安心です。(画像クリックすると拡大します)

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前回同様、黒松の枯れ木に営巣するカワウは前回より少なめに見えましたが、波打ち際で羽根を休めていましたが、エンジン音で一斉に飛び立ちました。

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枯れ木の巣が落ちているためでしょうか

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この枯れ木も朽ちてしまうかもしれせんね。

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震災前の磯部漁港付近の観察ポイントの写真です。今はすっかりありませんが。美しいですね、雪の南蔵王が写っていますがわかりますか。

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第2回目の松川浦でのカワウ調査を行いました。

2013-08-05 11:14:01 | インポート

8月4日(日)夕方、先週に引き続き第2回目のカワウ調査を行いました。先立つこと12時29分宮城県沖地震、震度五強があり、船出を迷いました。8月3日には前震履歴があり、青森、関東付近の弱震の履歴があることがわかりました。(3.11では前日に岩手県沖で前震履歴があり、関東、青森付近の地震履歴、その9~10時間後に三陸沖で大地震が発生しています。太平洋プレートへの広域な潜在応力歪があったのでしょう)想像が膨らみやめようかと思いましたが、浦の中では10分で帰港できるので腹をくくって行くことにしました。今週も「松川 浦太郎」船長にお世話になりました。2名乗船予定でしたが、連絡が取れず、私一人の独占観察状態です。快晴です。出航、まず機械島のカワウは先週と変わりはありませんでした。中洲にはミサゴのファミリー?が3羽ほど目視されました。えさの魚がそこそこ増えているからでしょう。そこで、地盤沈下の中洲に上陸を試みることにしました。震災以降上陸した人はそんなに多くはないでしょう。浦太郎船長の慎重な操船で中洲東側のかつての上陸桟橋に近づきました。(桟橋ステンレス手すりはぐにゃりと曲がり半分水没)上陸しますと中洲南側は太平洋側から浦側に向けて黒松がなぎ倒されています。目を転ずると「奇跡の中州の2本松」ありました。すべて黒松は枯れているのにこの2本だけ青々としています。ハマニンニクやコウボウムギがのびて砂浜の植生は失われていないようです。かつて「ロビンソンクルーソーの冒険」の企画イベントで一泊した時の四阿(東屋)は土台のコンクリートだけが残っていました。まいぎりで火起こしをしてへとへとになったことや、サバイバル料理に挑戦したことなどたくさん思い出されます。井戸は確認できませんでした。早々に帰路につくことにしました。ヨットが停泊していた大洲公園側の古湊(ふるみなと)は決壊して(かつての宇多川河口だそうです)大型クレーンで修復しています。大洲の砂嘴に沿い伸びていた道路は浦側が半分崩落しています。黄色い物体は「はみ禁」のセンターラインの残骸だと船長が言っていました。鵜の尾岬のトンネル付近を見ながら、新地火発と鹿狼山の北に連なる五社壇と地蔵森の遠景です。松川浦からのきれいな景色です。自然の再生の力は失われていないような気がしてきます。見えない汚れは集中と拡散を繰り返すのでしょうが。漁港に並ぶたくましい鉄工船の船尾、潮干狩り場は地盤沈下で浸水しています。大潮では道路まで海水が来るそうです。(いずれの画像もクリックすると拡大します。)

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松川浦でのカワウ生息調査第一回目を行いました。

2013-07-29 09:50:44 | インポート

7月28日(日)16時より東日本大震災以降、初めての船によるカワウ調査を実施しました。松川浦の変容と復興の両面を目の当たりにして、短時間でしたが百聞は一見にしかずでした。支部長S氏、副支部長O氏、と私の3名での参加でした。もちろん船長は津波から復興中のつり船旅館のK屋さんのあの「松川  浦太郎」船長です。名調子は健在です。松川浦漁港から出航、ドック内に近海漁業の鉄鋼船がこれほども並んでいるとは驚きました。津波を沖でやり過ごした船、新造された船、様々でしょうが、比較的残存数は多かったと船長は話しておられました。かつての荒れ狂う津波の中を沖へ逃げようとする木の葉のように翻弄される漁船のyoutubeの画像からは想像もつかない景色です、復興が少しずつではありますが、しかしながら本格的な漁にはまだまだ遠い現状かと思われます。漁師の方々は待ち遠しいかぎりでしょう。灯台下の景色から、まずは枯れ木賑わう機械島へ。塩害で枯れた黒松の上に約300羽のカワウと営巣数100ほど、すごい数に増えています。松川浦内での漁や釣りは行われていないので、魚類が繁殖し、カワウもえさが豊富とのこと増殖しています。聞くところによれば太平洋側での北寄貝や沖の魚類が浦内で見られるとのことです。津波の影響ですね。中州は地震で1メートル近く地盤沈下し、満潮時には水没するところもあるようです。そのような中洲にも「奇跡の中州の二本松」が、塩害に負けないで黒松が生き残っています。かつての船着場付近の真水の井戸が湧く地層のおかげではと船長はおっしゃっていました。中州のかつてのサギの大コロニーはもうありません。大洲堤防側の護岸工事の風景です。鵜ノ尾岬と古湊(ふるみなと)2箇所で大洲海岸は決壊したそうで、重機での修復が進行中です。のどかな浦の青々とした海苔網は今年は見ることはできません。澪(みおつくし)のような竹杭が規則的に並び早い潮流にふるえています。(写真をクリックすると拡大します)
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新年のご挨拶

2012-01-01 12:25:04 | インポート

新年明けましておめでとうございます。

昨年は忘れることのできない年でありましたが

年もあらたまり、また活動してまいりたいと存じます。

さて、恒例のガンカモ全国一斉調査を相双支部で行いますので

お知らせいたします。

日時 平成24年1月8日 8時~10時

場所 手の沢溜池 集合

費用 無料

次に

福島県野鳥の会支部連合会から相双支部に東日本大震災に関しての

義捐金を頂戴しております。

ここに感謝申し上げ、お知らせいたします。