ツルピカ田中定幸先生

教育・作文教育・綴り方教育について。
神奈川県作文の会
綴方理論研究会
国分一太郎「教育」と「文学」研究会

『国分一太郎童謡集』  ー酒ー

2020-10-26 10:35:34 | Weblog
    ブログ「酔流亭日乗」より

 昔、村の子は、おつかいも仕事の一つだった。

「酔流亭日乗」という方のブログに、「国分一太郎の童謡集を戴く」という記事があった。本の表紙と国分一太郎の写真入りの、「粋」なブログで、心に残った。
 お酒が大好きだと書かれて、お酒の童謡もとりあげていた。

86 日ぐれの酒買い

 父さの酒買い 行く道は
 夕やけ小やけで 日ぐれです
 酒びん すかして 赤い空
 すかして 見い見い 行くのです。

 酒買い帰りは 坂道で
 きんいろ ひかる 酒びんの
 お酒が だいじで 赤い空
 うしろも 見ないで 帰ります。

 父さの酒買い 家につきぁ
 日ぐれの小川で 馬洗い
 きんいろ ひかる びんを見て
 父さは にっこり わらいます。
             国分一太郎児童文学集6『塩ざけのうた』
コメント
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