ツルピカ田中定幸先生

教育・作文教育・綴り方教育について。
神奈川県作文の会
綴方理論研究会
国分一太郎「教育」と「文学」研究会

「第3回学習会」で話してくださる方をご紹介します。

2009-08-24 19:42:59 | Weblog
                 
  アーサー・ビナード(Arthur Binard)さん
 1967年、米国ミシガン州生まれ。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。
 2001年に詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、05年に『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、 07年に『ここが家だ――ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、08年には『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞を受賞。詩集に『ゴミの日』(理論社)、訳詩集に『日本の名詩、英語でおどる』(みすず書房)、エッセイ集に『日々の非常口』(朝日新聞社)、『出世ミミズ』『空からきた魚』(ともに集英社文庫)、絵本に『くうきのかお』(福音館書店)、『はらのなかのはらっぱで』(フレーベル館)、翻訳絵本には『ダンデライオン』『どんなきぶん?』(ともに福音館書店)、『あつまるアニマル』(講談社)、『ひとりぼっち?』(徳間書店)、『カーロ、せかいをよむ』『カーロ、せかいをかぞえる』(ともにフレーベル館)、『焼かれた魚――The Grilled Fish』(パロル舎)などがある。「花椿」「マガジンアルク」などに連載中。文化放送の午前6時「吉田照美ソコダイジナトコ」の木曜日のラジオ・パーソナリティーもつとめる。辛口のユーモアで、人気上昇中。
第58回全国作文教育研究大会(2009年7月31日~8月2日・長崎)の1日目の記念講演「まぬけが勝ち?」を1075人の参加者の前で、ユーモアを交えながら、事実に即して言葉を使うことの大切さを訴えた。

 亀村 五郎さん
 1927年、千葉県に生まれる。元成蹊小学校教諭・校長。日本作文の会常任副委員長。その後、立教大学・東京学芸大学・琉球大学・文教大学の講師を歴任。著書に「日記指導」「読書指導」「子どもをはげます赤ペン(評語)の書き方」「子どもを生かす作品研究」「子どもを伸ばす作文の書かせ方」「日記の見方・書かせ方」(以上百合出版)その他、著書多数。現在、日本作文の会・日本国語教育学会・児童文学者協会会員。
亀村さんの指導した作品は、物やことに寄り添って、一文一文をていねいに書かせる作品が多くあった。読み終わると、「文章表現力を高める」指導方法を具体的に、作品を通して教えてくれた。
かって、日本作文の会の全国大会の折りに、「その年の年刊文詩集に応募・掲載された作品の傾向」を、亀村さんがよく話された。そこでいくつかの作品の「書きぶり」と「生活のしぶり」を的確に取り上げていた。自分の指導した作品を取り上げてくれるかどうかを、息を飲んで聞いていた人がたくさんいた。日本作文の会の何かのお祝いの席では、アコーディオンをおひきになり、童謡をみんなでよく歌った。その会場が、和やかな雰囲気になったことも懐かしい。

 鈴木 由紀さん
70年に東京にサークルを作ろうという呼びかけで始まった豊島作文の会。最初の記念講演は、国分一太郎先生にお願いした。池袋第三小学校に200名くらいの教師・父母が集まった。日本作文の会の常任委員会が提案した、「われらの描く系統案」をつねに大切にしてきた会である。この7月例会も440回を迎えた。その作文の会に新卒の頃より加わり、今では有力な会員になり、豊島作文の会を牽引している。例会の提案は、作品を重視して、そこに行き着くまでの指導をていねいに発表している。今回は、全国大会の長崎で提案されたものに、補筆・加算して発表する。

国分一太郎「教育」と「文学」研究会事務局長 
               榎本豊 090・4920・7113(連絡先)

第3回国分一太郎「教育」と「文学」研究会・学習会

2009-08-24 19:36:39 | Weblog
第3回学習会の日程が決まりました。ふるってご参加下さい。

生活綴方の理論と実践を深める
         主催・国分一太郎「教育」と「文学」研究会・会長・田中定幸
           事務局・〒155・0033 東京都世田谷区代田6-19-2・乙部武志方
℡03-3466-0973 FAX03-3465-2767
共催・綴方理論研究会・代表・乙部武志

第3回 国分一太郎「教育」と「文学」研究会・学習会のご案内

いかがお過ごしでしょうか。公私ともにお忙しい日々を送られていることと存じます。上記のように今年も学習会を計画しました。第3回になります。日時・場所と内容は下記のようになります。2回目に増して、裾野を広げ、1名でも多くの方に参加してくださるようにお願いします。今回は、日本作文の会全国大会(長崎)で記念講演をされたアーサー・ビナードさんに特別報告をお願いしました。
 アーサーさんは、米国から最初に暮らしはじめた原点が池袋でした。今から37年前に池袋第3小学校に勤めていた会員の1人とその教え子の父親とアーサーさんという3つの点が線につながり、実現する運びになりました。大変お忙しい中、私たちの会へ関心を持っていただき、お話ししてくださることになりました。

1.日 時 2009年10月24日(土)
          9時30分から4時30分(受付開始9時~)
2.場 所 豊島区立池袋小学校(YAHOO!JAPAN・住所・校名で検索。)    池袋西口(東武デパート側)より徒歩10分 豊島区池袋4-23-8 
           裏面の地図も参考にしてください。
3.内 容
  午前・実践報告
  「目や耳、心やあたまをよく働かせたことで、みんなに知らせたいことを、よ    く思い出して、くわしく書いていきましょう。」
鈴木 由紀(練馬区立仲町小学校・豊島作文の会)
  午後・研究報告
        「国分一太郎先生への思い」
              亀村 五郎(元日本作文の会常任委員)
  午後・特別報告
     仮題「文章を綴ることの意味」
              アーサー・ビナード(反骨の詩人)
                     
4.会 費 1000円(資料代として登録会員は無料)会員の年会費2000円

5.その他・研究会終了後、池袋駅近くで懇親会を予定しています。懇親会にご出席の方は、事前に電話等で、連絡下さると、大変助かります。遠来の方で、宿泊される方は、各自でお取り下さい。