第10回国分一太郎「教育」と「文学」研究会のご案内
国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長 田中 定幸
国分一太郎・こぶしの会会長 大江 権八
6月にはいると、東根からのさくらんぼの便りが待ち遠しくなります。第10回国分一太郎「教育」と「文学」研究会のご案内をさし上げます。
本研究会は、これまで18年間「こぶし忌」という名で、国分一太郎の業績を偲んできました。9年前、「没後20年」を記念して、頭書の名称で研究会をひらき、10回目を迎えます。皆様方のご支援があるからこそ続いています。あらためて、感謝を申し上げます。
ご承知のとおり、国分一太郎は、1911(明治44)年東根市に生まれ、1930(昭和5)年長瀞小学校の教師となりました。そして、生活綴方教育とその運動、想画教育などの実践研究にとりくみました。戦後は、日本作文の会・新日本文学会などで、数多くの提言をし、児童文学者・教育研究者として民間教育運動のリーダー的存在でもありました。1985(昭和60)年2月東京都でその生涯を閉じ、現在は東根市津河山の里で安らかに眠っています。
今回は、国分一太郎が教師としてまた文学者としての第一歩をあゆみはじめた、昭和初期の長瀞のくらし、そこでの教育をふりかえり、それを今と未来に生きる子どもたちにどうつなげていったらよいかを考え機会にしたいと思っております。
今年も東根市教育委員会等の後援をいただき、下記のとおり研究会を開催いたします。研究会へのご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。また、温泉につかりながらの交流も深めたいと思っております。
記
一 会場
長瀞公民館 東根市大字長瀞1259
■TEL: 0237-42-0301
二 日程
研究会《第一日目》 7月19日(土) 13:30~16:00
「国分一太郎と長瀞」
□国分一太郎の作品と音楽
朗読 加藤 民子 (山形童話の会)
教育碑「君ひとの子の師であれば」 |
歌唱 斉藤 文四郎(東根市音楽連盟)
渡邉 ゆき子(東根市音楽連盟)
□映像でみる国分一太郎 「昔・村の子は…」NHK仙台放送局制作
□座談会「長瀞と国分先生」
司会 田中 定幸(国分一太郎「教育」と「文学」研究会)
パネラー 吉田 達雄(ひがしね文学会)
奥山 昭男(長瀞郷土史研究会)
山田 亨二郎(国分一太郎・こぶしの会)
墓参 17:00~17:30 津河山
交流会 18:30~21:00 青松館
見学 随時 国分一太郎資料展示室 教育碑
7月20日(日)9:00~15:00
研究報告・分科会9:00~12:00
① 文法を生きる力に ―中学校文法の実践― 遠藤 登(岩手 教科研国語部会) |
② くらしの事実でつながる ―事実を思い出してつづることから― 上野 澄子(大阪 つづりかた教育研究会) |
③ 詩を読む授業を中心に ―言葉がそこにあるということ(教科書の詩を読む) 今井 成司(東京、杉並作文の会) |
④国分編『もんぺの弟』の詩を読む ―長瀞小の綴方・想画教育を今と未来にどうつなげていくか― 参加者による話し合い。 |
長瀞散策 12:30~
記念講演・全体会 13:00~15:00
「生活の風が吹きはじめる場所」
―母デンと生活綴方―
安部 貴洋 (山形県立米沢栄養大学准教授)
三 研究会参加費 1,000円(資料代を含む)
四 宿泊
宿泊代 11.500円(交流会の費用・昼食代を含む)
宿泊場所 青松館(山形県東根市温泉町1-20-1・電話 0237-42-1411)
山形新幹線さくらんぼ東根駅下車タクシーで10分
山形新幹線村山駅下車タクシーで8分
五 主催 国分一太郎「教育」と「文学」研究会
国分一太郎・こぶしの会
後援 (東根市教育委員会 東根市音楽連盟 東根文学会 山形新聞・山形放送等)
六 申込先 〒332―0023 埼玉県川口市飯塚1-12-53
国分一太郎「教育」と「文学」研究会(事務局) 榎本 豊(宛)
電話 FAX 048-256-1559
*宿泊を希望される方は、7月9日(水)までに、葉書・FAXで申し込んでください。
*7月19日(土)さくらんぼ東根12:07着の方は、青松館のバスで会場までご案内いたします。