ツルピカ田中定幸先生

教育・作文教育・綴り方教育について。
神奈川県作文の会
綴方理論研究会
国分一太郎「教育」と「文学」研究会

「生活綴方・生活版画・生活画」《学習会のご案内-2》 

2024-11-15 18:50:41 | Weblog
 すでに第15回国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》のご案内を差し上げていますが、池上善彦さんから、上記のように報イトルイトルを変更したいというご連絡をいただきました。
 当時、綴方にも、版画にも、そして、図画にも「生活」という言葉がそえられていたことの意味を語ってくれるのではないかと私も期待してもります。
 前回のチラシのコピイでのお知らせでは、見にくかった方もいらっしゃるのではないかと思いますので、池上さんの部分をあらためて紹介させていただきます。

     ❏「生活綴方・生活版画・生活画」       13:00~14:30
                    池上 善彦(『現代思想』誌(青土社)元編集長)

 1956年岡山県生まれ。1991年から2010年まで『現代思想』誌(青土社)編集長。
 初期の『作文と教育』ではほぼ毎号と言っていいくらいに版画が表紙になっていて、岩波文庫版『山びこ学校』には「炭やきものがたり」と題された詩と版画が掲載されています。また恵那の石田和男さんによる『夜明けの子ら』は「生活版画と綴方集」とサブタイトルがつけられていました。
 戦前長瀞小学校で実践されていた「想画(生活画)」と国分一太郎さんのことはよく知られています。しかし戦後に綴方と強く結びついて現れた美術は絵画ではなく、版画でした。それは一体どのようなもので、どのような意図を持って教師達に実践されたのでしょうか? またその背景にあるものは何だったのでしょうか? 従来とは少し別の角度から見てみることで、綴方運動の広がりのお話が出来ればと思っています。よろしくお願いします。


 私がはじめて、毎年夏に開かれる、日本作文の会主催の”全国作文教育研究大会”に参加したのが、1967年に静岡の駿府会館と静岡大学で開催された、第18回大会でした。
 この時、会場にはられていた「教室はまちがうところだ」の詩と初めて出合い、それをうつしとって、学級の子でもたちと毎朝、暗唱しました。
 この詩を書いたのが版画教育も実践されてきた蒔田晋治さんだったということを後で知りました。
 そして、私もいつの間にか、版画に興味をもち、年に3回発行する文集のそれぞれの子が保管する文集の表紙には、その子描いた版画を載せるようになっていました。綴方も版画も、そして図画教育にも「生活」がつながっていったように思います。

 蒔田晋治さんは『生命を彫った少年』(エミール社 1993年12月)という本のなかで、「版画と作文、あるいは詩、直接なんの関係もないようだが、生活を彫る版画も、生活を綴る作文も根っこひとつである」と書いています。そして、その後には、

 綴る/人間を綴る/人間の生きる姿を綴る/人間の喜びや悲しみや/怒りや苦しみを綴る/心のひだを綴る/深く深く綴る/
 あるがままに綴る/自然を綴る/自然のいのちを綴る/自然の喜びや悲しみや/怒りや嘆きを綴る/自然の心を綴る/あるがまま
 に綴る /心をこめて綴る/綴る

という詩を載せていました。

 私は、そのころ、3つの関係なんて、それ程意識していませんでしたが、なんだか若い頃にもどれるような気がして、池上さんのお話がますます楽しみになってきました。(田中定幸)



おすすめの本『お茶摘みぐれ、できたらな』

2024-11-12 18:19:25 | Weblog
『お茶摘みぐれ、できたらな ー子どもの詩と日記に見る昭和の農村ー
     校歌を作った子どもたちー今井成司編著(本の泉社 定価2100円税込)

 私の友人の今井成司(元日本作文の会の常任委員)さんが、『お茶摘みぐれ、できたらなー子どもの詩と日記に見る昭和の農村―』という本を出版しました。
 作品を書いた子どもたちと、同じ世代に育った私には、読んでいて子どもの頃を思い出させてくれるとてもいい本でした。また、それだけでなく、昭和の時代のくらしや子どもの心をあらためて知ることができる本でした。
 一つひとつの詩にそえた今井さんのコメントも、みごとなものでした。
 さすが、生活綴方・作文教育を実践して、今でも、東京作文協議会をひっぱっている人だと感心しました。
 これは、たくさんの方々に読んでもらいたいと思いました。
                                


第15回国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》のご案内

2024-11-10 11:55:21 | Weblog
         豊島作文の会568回例会
   第15回国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》


 秋も深まってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
 今年も、豊島作文の会と国分一太郎「教育」と「文学」研究会主催による《学習会》を開催します。
 すべての子どもたちに、豊かな文章による表現力を育むことを願い、”歴史と実践から『今』を創ろう”というスローガンのもとに、下記のような内容で開きます。ズームによる参加も可能です。
 同じような願を持つ人たちの、交流の場にしたいと考えております。
 お気軽にご参加ください。



第15回国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》のご案内

2024-11-09 15:20:57 | Weblog
豊島作文の会568回例会
第15回国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》


 秋も深まってまいりました。
 今年も、豊島作文の会と国分一太郎「教育」と「文学」研究会の主催による《学習会》を開催します。
 すべての子どもたちに、豊かな文章による表現力を育てることを願って、今回は、”歴史、実践から『今』を創ろう”というスローガンのもとに、下記のような内容で開きます。
 ズームによる参加も可能です。
 ご参加をお待ちしています。




第18回国分一太郎「教育」と文学」研究会のご案内①

2024-06-21 15:38:03 | Weblog
      第18回国分一太郎「教育」と文学」研究会のご案内

 気候変動の影響でしょうか。梅雨の入りが遅れ、晴れれば、陽射しがきびしいおり。いかがお過ごしでしょうか。
 ご連絡が遅くなりましたが、国分一太郎「教育」と「文学」研究会は、今年も東根で開催します。
まだ、宿泊も可能ですから、ぜひ、申し込んで下さい。宿泊申し込みは、その②でお知らせいたします。





国分一太郎「教育」と「文学」研究会《学習会》のご案内

2023-11-19 16:58:45 | Weblog
     ズームでも参加できる「学習会」のご案内
 第14回国分一太郎「教育」と「文学」研究会のご案内

 今週の土曜日、11月25日、巣鴨地域文化創造館でご案内のような学習会があります。会場へのご参加が一番よろしいのですが、ズームでの参加も可能です。事前に
       sadayuki@mrh.biglobe.ne.jp
までご連絡ください。招待メールをお送りします。




『生活綴方と昭和国語教育史』 山形新聞で紹介

2023-08-24 15:34:53 | Weblog
「子どもを救い出す教育」
                 山形新聞 「郷土の本」で紹介


 酷暑、お見舞い申し上げます。
 クーラーでない自然の涼しさが、恋しい毎日ですが、いかがお過ごしですか。
 口伝 『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』東京学芸大学特別講義と私の覚書』を刊行して、「好評発売中!!」とはいえませんが、たくさんの方々から感想やご教示をいただき、心ひきしまる日々を過ごしております。
 また、この度、山形新聞が文化欄”味読郷土の本”で紹介されていることを、北の風出版の村田民雄さんからご連絡をいただきました。
「子どもを救い出す教育」という、見出しがつけてありました。なるほど、こんなふうな受け取り方もあるのだなと、山形童話の会の会長をされている花烏賊康繁氏の見方と文章に心をときめかせられました。
2023.8.23の掲載です。

第17回国分一太郎「教育」と「文学」研究会・プログラム

2023-06-29 14:44:19 | Weblog
 今日は、夏の暑さですね。
 だんだんと研究会の日がせまってきました。
 一緒に研究会をささえている、山形の「国分一太郎・こぶしの会」の村田民雄さんが、当日配布するプログラムを作ってくれました。
 ズームでご参加くださる方は、はじまる時刻等のご確認をしてください。

第17回国分一太郎「教育」と「文学」研究会・プログラム





口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』のご案内

2023-06-08 18:40:21 | Weblog
口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』のご案内
「北の風出版」でチラシを作成してくれました。購入をしてくださる方は、ご活用ください。




                 田中 定幸
                    〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3-2-45
                    ℡ Fax 046-873-4339
                    携帯 090-9811-3888
                    メール sadayuki@mrh.biglobe.ne.jp




口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』刊行のおしらせ

2023-06-08 18:40:21 | Weblog
口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史』
     
      ー東京学芸大学特別講義と私の覚書ー(北の風出版)


   発刊のご挨拶

拝啓
 日に日に、木々のみどりの濃さが増してくる感じがします。間もなく、逗子の浜辺もにぎわう季節を迎えます。皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、このたび北の風出版より、口伝『国分一太郎の生活綴方と昭和国語教育史―東京学芸大学特別講と私の覚書―』を刊行いたしました。
 ご承知のように、国分一太郎は、1984年5月から7月にかけて7回、「生活綴方と昭和国語教育史」と題して東京学芸大学で特別講義をしています。その講義がビデオに残されていたのです。
 これは貴重なものだと思い、生活綴方の歴史を学ぶつもりでテープをもとに「再生」をはじめました。
亡くなる一年前に熱く語った「生活綴方と昭和国語教育史」は、歴史的な事実だけではなく、国分自身の体験もふくめて語った「人間・国分一太郎の昭和史」でもあることに気づきました。そして「文字に固着」させる過程で調べたことや、忘れてはならないことをメモし、書き留めておくようにしました。
 なかなか、再生することは、時間もかかる作業でした。けれども、「知る」ことの喜びもありました。そして、ビデオを繰り返し鑑賞しすればするほど、この講義は、私も受講したかったし、たくさんの方々も受けたかったのではないかと思えてきました。
 そこで、今回、第一部として、国分一太郎の講義の再現を。第二部は、知ったこと、忘れてはならないことを、私の覚書「知らなかった昭和初期の時代」として記し、一冊の本としてまとめました。
 「私の覚書」の部分では、生活綴方の実践者としての考えも付け加えましたが、引用も多く、研究不足等のご指摘の箇所が多くあると思いますが、忘れてはならないこととしてともかく記録に残こすことを考えました。
「赤ペン」をいれながらお読みいただき、お気づきのことがございましたら、ご教示いただきたくお願い申し上げます。
                            A4版
                            376頁
                            本体価格 5000円
 
末筆になりますが、暑い季節に向かいます。どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
                                                  敬具
2023,6,8

                                   田中 定幸
                    〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3-2-45
                    ℡ Fax 046-873-4339
                    携帯 090-9811-3888
                    メール sadayuki@mrh.biglobe.ne.jp