ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

ナビスコカップ 第4節 FC東京×磐田

2007年04月12日 01時43分07秒 | 観戦記録
Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第4節
FC東京 2-1(1-0,1-1) ジュビロ磐田
2007年4月1日
国立競技場

後半10分くらいからの観戦で、しかも寒すぎて震えながらの観戦だったので、内容はあまり憶えていません。とりあえず勝ててよかったですねという感じです。

僕が観ていた時間では、磐田の方がチャンスの数は多かったと感じました。今年の東京は、左サイドを突破されての失点が多いと思うのは気のせいでしょうか。

特に良かった選手は栗澤。周りがよく見えていて、使ってもよし、使われてもよしという存在感でした。最低でも中盤の選手は皆そうあってくれると、リーグ戦でも期待できるのですけれども。

試合後は久々にホープ軒へ。お腹が重たくなったので、総武線を途中の御茶ノ水で降りて、浅草橋まで歩きました。余計に体が冷えたかも。

2007年の観戦試合数: 5

福祉で釣る馬鹿・釣られる馬鹿

2007年04月08日 23時36分54秒 | 雑記
都知事選は結局、石原氏の圧勝なんだそうな。そりゃそうですわな。
あまりこういうことは書きたくないのですが、僕も石原氏に投票しました。自分の一票を委ねられるまともな候補者は、残念ながら他にいませんでしたから。

異論はあるでしょうが、福祉を売りにする候補者では、都知事選で勝ち目はないと思います。都議会議員として出直してください。

確かに福祉がいま以上に充実すれば、生活は楽になるかもしれません。でも、その楽になった分を何に使うのですか? 間違ってもその分で贅沢したり、旅行に行ったりするために福祉があるのではありません。

知らない人は「国連児童の権利委員会、制服」などで検索してもらえばいいですが、日本の高校生が児童の権利委員会で制服撤廃を訴えて、「あなたたちは幸せだ」と言われたことがあるそうです。

だから僕は、人権や福祉を声高に主張する人間を信用しないのです。
悪い言い方かもしれないけど、福祉というのは、まずは日々の生活が苦しい人々のために施されるべきものであるはずです。人並み以上の収入がありながら福祉候補に投票したような人間は、いま一度認識すべきです。あなたたちは幸せなんだと。

生活水準が高めの東京において、福祉候補が知事になれないのは自然なことであり、ですから先に書いたように、議員となって自分の足で本当に福祉を必要とする人たちを見て回ればいいのです。

こういう福祉や人権で釣る/釣られる人種が、もっと減ってほしいものです。人間の退廃だとさえ思います。そんな訳で石原圧勝は、僕にとってはいいニュースなのです。

J1 第5節 FC東京×新潟

2007年04月08日 01時43分25秒 | 観戦記録
J1 第5節
FC東京 1-3(0-1,1-2) アルビレックス新潟
2007年4月7日
味の素スタジアム

試合の内容や結果にいちいち言及するのも馬鹿らしいので、今日は以下のようにまとめておくにとどめます。

●パスの精度に問題あり

相手のプレッシャーがかかっており、スペースのない状態ならともかく、フリーの選手がフリーの選手にしっかりとパスを出せないのはいかがなものか。

ここでいう「しっかりとしたパス」とは、ボールを受ける選手の位置だけではなく、利き足や体の向きに配慮したパスのことです。パス回しが見事なチームでは、そんなことは当然だと思うのですが、東京は全然ですね。現代サッカーでは普通に要求されることであるにも関わらず、残念ながら現在の東京では、福西以外にそれができる選手はいないようです。能力でいうと、あとはせいぜい梶山といったところでしょう。

そして今野のクリアボールがまた酷かったですね。彼は能力が高いのは認めますが、控えめに表現しても攻撃面に知性が感じられません。なぜペルー戦で代表落ちしたのか、その頭でよく考えるといいでしょう。

もっと一本のパスを大事にしないことには、目指す攻撃サッカーには近づけません。技術の問題ですが、先天的なものではなくて日々の練習で向上させるものですから、意識の問題でもあります。つまり、今は何も練習していないのと同じだということです。ただボールを回して遊んでるのではなくて、選手どうしが思っていることを伝え合うだけで、だいぶ変わると思うのですが。

今日のクリアミスからの失点だって、プレッシャーのないところで適当に練習していた証拠でしょう。シンプルなプレーこそ、練習に取り組む姿勢が試合で現れるというものです。言動に底の浅さが見える人間がたまにいますが、それと同じです。そういう場合、本人は気付いていないものですが、東京の多くの選手もそうなんじゃないかな。

●糸口が見つかるまで、どう辛抱するか

そんな状態ですから、攻撃の形がないのも当然で、これはもう、しばらく我慢しなければならないことは目に見えているのですが、どうしのげばいいのでしょうか。

とりあえず、攻めに入ったら攻め切ること。今日唯一の得点(オウンゴール)も、攻め切ったことで生まれたのですから、もっと攻め切る回数を増やすこと。質の低さは、量でカバーするしかありません。

がんばってください。
僕も、あきらめずに観戦は続けますので。

2007年の観戦試合数: 4

グレート・ギャツビー(2)

2007年04月06日 03時49分54秒 | 雑記
フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』について好き勝手に書くシリーズの第2回です。以前のエントリーへのリンクは、いちばん下にあります。

●ダンヴィリエの詩

『グレート・ギャツビー』の本編の前には、次のような詩が引用されています。トーマス・パーク・ダンヴィリエとはフィッツジェラルドのデビュー作『楽園のこちら側』の登場人物であるらしく、つまり形式的には引用なのですが、実際にはフィッツジェラルドによるものです。

Then wear the gold hat, if that will move her;
If you can bounce high, bounce for her too,
Till she cry 'Lover, gold-hatted, high-bouncing lover,
I must have you!'

THOMAS PARKE D'INVILLIERS



この詩の後半部分を、野崎孝と村上春樹の両氏はそれぞれ次のように訳しています。

・野崎訳
きっとあの娘は叫ぶだろ 「金の帽子すてき 高跳びもいかすわ 恋人よ あんたはあたしのもの!」

・村上訳
「愛しい人、黄金の帽子をかぶった、高く跳ぶ人、あなたを私のものにしなくては!」と彼女が叫んでくれるまで。


ずいぶん違った印象になっています。村上氏の方は直訳ですね。どちらも希望を表現しているのですが、どうして野崎氏が、これほど強く表現したのか(しなければならなかったのか)、考察してみました。

引用に見せかけてフィッツジェラルド自身が書いている以上、金の帽子をかぶって高く跳んだのがギャツビーであることは明らかですが、では、ギャツビーが持ち続けた希望とは、どのようなものだったでしょうか。

ニックの家でデイジーと再会する直前、約束の時間の5分前に「彼女はもう来ない」と言うほど、ギャツビーはナーバスになっています。そんな面を持つ彼ですから、数年間の空白を埋め、再びデイジーと愛し合うという希望を持ち続けるためには、うまくいくかどうか自信がないというようなものではなく、絶対に実現するのだという強い気持ちがあったはずです。(ギャツビーに限ったことではないでしょう)

金の帽子をかぶり、高く跳んでみせたら、きっとデイジーは自分のところに戻ってくる。そんなギャツビーの想いが、野崎氏の訳には現れているような気がします。逆に、そうでないのなら、あのように訳す必要性は全く感じられませんし、直訳で十分です。


最初に読んだ時にはさらっと読み流してしまっていた部分ですが、読み終えた後でもう一度この詩を読むと、ギャツビーのデイジーへの想いとその結末が、ここに集約されていたことに気付かされます。いかにデイジーが不誠実であろうと、自身が他人から悪く言われようと、ギャツビーは金の帽子をかぶり、高く跳んだのです。素晴らしいプロローグ、序曲だと思います。

(つづく、彼女が叫んでくれるまで)


●以前のエントリー
グレート・ギャツビー(1)

グレート・ギャツビー(1)

2007年04月02日 02時05分34秒 | 雑記
スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』
・村上春樹訳
・野崎孝訳
・原書で楽しむ英米文学シリーズ(斎藤兆史監修)

3月は『グレート・ギャツビー』の翻訳を2冊読み、映画のDVDを1本観て、先週から英語で読み始めました。本エントリーでは、そのうち翻訳もの2冊を中心に、軽く触れたいと思います。今後原書も含めて読み較べていきたいと考えており、この作品についてのエントリーはしばらく続く可能性があります。他にもっと好きな小説はありますが、『グレート・ギャツビー』は、いろんな角度から眺めたいと思わせる作品です。それだけの素材が出ているのですから、自分の力の及ぶ範囲で味わい尽くしたいものです。


●きっかけ

最近この作品を読んだ人の多くがそうだと思うのですが、村上春樹の翻訳が出たことがきっかけです。彼ほどの作家が生涯で最も影響を受けたと言い、自分で翻訳を出してしまう作品とはどんなものだろうかという興味を持つのは、そう不自然なことではないでしょう。


●背景

第一次対戦後のニューヨーク。ジャズエイジと呼ばれ、禁酒法によって闇の酒場が栄えた「狂乱の1920年代」が舞台です。


●おもな登場人物

ニック・キャラウェイ
・この物語の語り手。
・中西部出身だが、東部で証券会社に勤務。

トム・ブキャナン
・ニックの大学の同窓。
・デイジーの夫。

デイジー・ブキャナン
・ニックの又従兄弟の子。

ジョーダン・ベイカー
・ニックとブキャナン邸で出会った若い娘。
・ゴルファー。

マートル・ウィルソン
・トムの愛人。

ジョージ・ウィルソン
・マートルの夫。
・自動車修理工場を営む、みすぼらしい男。

ジェイ・ギャツビー
・ニックの隣人。
・自宅の豪邸で派手なパーティーを開く謎の男。

ニックだけでなく、トムにデイジーにジョーダンにギャツビー、主要な人物は全員東部の出身でないというのが、大きなポイントになっています。


●村上訳の新しさ

イワン・ツルゲーネフの『あいびき』を二葉亭四迷が訳したテキストがあります。

たとえば「もしそうでもなッたらモウわたしの事なんざア忘れておしまいなさるだろうネー」という、恋人との別離を前にした女の子のセリフですが、今読むといかにも古くさくて物語に入り込んでいけず、共感できる読者は少ないのではないでしょうか。

野崎訳についても同様です。決して悪い訳ではないのですが、特にセリフが古いです。中西部出身者の田舎臭さを出そうとしたのかもしれませんが、ちょっと違うだろという気もします。

その点、村上訳は現代風の作品として読めます(訳者あとがきにも本人がそう書いています)。

そして、野崎訳からはおそらく感じなかったと思うのですが、村上訳には「この文はきっと原文が美しいのだろう」と思わせる部分がいくつかあります。それが正しいのかどうかはこれから検証することになるのですが、普段英語を読まない一読者が、原書を手に取ってみたというのは事実なのです。

かといって、野崎訳を否定するつもりはありません。否定していれば、上に書いたような読み較べの対象にはしませんから。


●「オールド・スポート」問題

ただし、村上訳への批判もあるようで、ギャツビーの口ぐせである"old sport"を「オールド・スポート」と表現したことに賛同できないという意見が多いようです。野崎訳のように「親友」でいいではないかと。それも理解できます。

ですが、村上氏が20年悩んだ挙句「オールド・スポート」にしたのであれば、それはもう受け入れようではないかというのが、僕のスタンスです。だって、20年間悩んだ人なんて、他にいないと思いますもん。

以前キムタクが「メイビー」を連発していたドラマがありましたが、それと同じではないでしょうか。「たぶん」とか言ってたら、それはもう全然別のドラマになってましたよね。

もし「メイビー」を連発する男が実在していたら、かなりダサいですよね。イギリス仕込みの「オールド・スポート」を連発するギャツビーから、そのダサさを読み取ればいいのではないでしょうか。「親友」では、そのニュアンスは全く伝わらないと思います。

ということで、「オールド・スポート」に違和感を覚える諸兄は、いちど「メイビー」を思い浮かべてみてくださいというのが、僕からの提案です。


(つづく、メイビー)

北上次郎クオリティ

2007年04月01日 17時15分47秒 | 雑記
今年はじめて「週刊ブックレビュー」を見ました。ミステリー系文芸評論家の北上次郎と、「ミステリー系」で抜群の売上げを誇る石田衣良が書評ゲストで同席するとあっては、野次馬根性が発動するというものです。

北上・石田両氏が女優の大河内奈々子をはさんで、書評コーナーが始まりました。

北上さん推薦の「キングの死」は、他の2人からもおおむね好評でしたし、実際にこの本、面白そうです。特に何もなく終わります。

続いて、大河内さん推薦の「あなたに逢えてよかった」です。各ゲストのセリフは記憶を元にしたものであり、正確ではないことをご了承ください。

大河内「泣けるかなと思って読みました。」

石田「読者の顔がよく見えている。非常にプロの仕事だと思います。」

司会「北上さんはいかがでしたか?」

北上「非常に言いにくいんですけど、僕はこういうのは嫌いです。『あなたは○ページを泣かずに読めるか』と帯に書いてますけど、最近こういうのが多すぎますよね。」

次郎、突然来たよ。

石田さんのコメントの方が後だったらよかったのですが、その分だけハプニング性が高まりましたし、そのコメントが実はフォローだったことも後で理解できます。

めげない大河内さんのコメントで無事に締められ、最後の石田さんの推薦本「小説家」へ。

北上「石田さんが作家を志したのは何歳ですか?」
石田「7歳です。ものになったのは遅かったですけど」
というやりとりもあり、決して仲が悪い訳ではないようです。嫌いなら同席しないでしょうしね。でも、北上さんの批評対象としてのミステリーの範囲に、石田さんは入っていないと思うんですよね~。あ、対象外だし、ミステリー作家と自称してなければいいのか。

ともあれ、書評そのもの以外で楽しめた今回の書評コーナーですが、

・頭悪そうな発言をするマドンナ
・正論ぶっこいて嫌われるモテない男
・やさしいフォローを入れるモテ男

という黄金パターンなのですから、面白いのも当然です。

3人とも、視聴者の顔が見えている、プロの仕事でした。
0時からの再放送を高画質で録画し直してしまうかもしれません。


最後に、正論を言って嫌われるテスト(モテない男はつらいですよね><)

全国大学生協連合会調べの「2006年度 文芸・一般書年間ベストテン」、何じゃこれ!?
1位が「ハリー・ポッター」で2位が「東京タワー」って、日本の未来は真っ暗ですな。
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と「グレート・ギャツビー」の原書(この際ハリポタでもいいけど)を読んでみようという、いい心がけの学生が一人でも多くいればいいと思うのでした。

岩盤浴効果?

2007年04月01日 15時44分24秒 | 雑記
昨日岩盤浴に行ったためか、ヤバいくらい眠りました。

23時くらいからテレビの前でうとうとし出して、2時くらいまでその場で寝てました。その後も爆睡です。日が変わる前に寝ることなんて、年に何回あるかって感じだったんですけどね。

余裕のあるうちに、健康的な生活も経験しておきたいものです。もう遅いかもしれませんが、岩盤浴は花粉症にも効果があるらしいですよ。