ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

Time After Time

2006年04月08日 03時56分29秒 | 雑記
大学時代の友人で、とても変なヤツがいた。
「フリッパーズギター聴くと、切なくなって何もする気がなくなるよね♪」とか、意味不明なことを言うのだが、昨日まで全く理解できなかった。

かなり久しぶりに、マイルス・デイビスの"You're Under Arrest"を聴いた。
正直言って、帝王マイルスのアルバムとしては、刺激がほとんど得られない作品だと思っている。
しかし、"Human Nature"と"Time After Time"のカバーが入っているのが、このアルバムの魅力なのである。

特に"Time After Time"でマイルスが奏でるトランペットの音色とメロディの、何と優しく切ないことか。これほど美しい"Time After Time"のカバーが他にあるだろうか。
何度も何度も繰り返し聴くうちに、涙腺がゆるくなってきた。
会社での話である(苦笑)
もちろん、仕事はしてたけど。
音楽で涙が出るなんて、中学3年の時以来で、人生で2度目のことだ。
いま目を閉じてもまだ泣けるほど、心が浄められた思いがしている。

友人の言ってたことが、ほんの少しだけ理解できた気がした。
あくまでほんの少しである、念のため。

フィボナッチ数列と黄金比

2006年04月07日 02時09分45秒 | 雑記
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, …
のように、連続する2つの数の和が直後の数に等しい並びをフィボナッチ数列といいます。

この数列と x2-x-1=0 という2次方程式は密接な関係にありますが(その辺は省略)、2次方程式の解き方を忘れてました(大汗)
だって、かれこれ10年は解いてなかったんだもん。
これを解くと、φ=(1+√5)/2 という黄金比を得る訳ですね。
連続する2項の比、an+1/an の極限値でもあります。

どうして久しく触れていなかった数学を思い出したかというと、このフィボナッチ数列と黄金比が、現在文庫がバカ売れ中の『ダ・ヴィンチ・コード』に出てくるんですよねぇ。
せめて高校レベルでいいから、数学と物理は思い出してみたいなぁと思うのでした。

存在の耐えられないバルサ

2006年04月05日 02時58分37秒 | ゲーム
「サカつくヨーロッパ」ですが、いまいち気乗りがしません。
現在スペイン2部リーグですが、初期メンバーの名前を覚える気が起こらないので、思い入れがないのです。
やはり日本の方が、クラブを育てるという実感がありました。
小池中吉なんて超生意気で、すぐに出て行くって文句ばかり言うヤツだったけど、使い続けるとなかなか思い入れのある選手でした。

とはいうものの、8節までやってみて、少しはチームらしくなってきたのを感じると、少しはかわいくなってくるもんです。
現在4勝3分1敗という、なかなかの成績だし。

とりあえず、わがクラブ「ソンザイノタエラレナイバルサ」の概要です。
やる気あんのかよって感じですが、何とかバルサとダービーを戦えるところまで行きたいと思います。
本拠地:バルセロナ
オーナー:ハラヒロミ(「ハラ」は半角)
クラブカラー:ピンク
システム:4-3-3

っていうか、こんなことやってるから、買ったのに観てないDVDが増えていく訳です。「存在の耐えられない軽さ」なんて、買ったのは去年です。存在の耐えられないアホさです。

スモールフットボール対決

2006年04月03日 01時47分09秒 | 足球
野球に疎い僕でも、WBC報道でスモールベースボールなんて用語を耳にしまして、いやはや、なんとも。意味を取り違えてるかもしれないけど、そんな言葉は控え目に言えばいいのに。

ということで、FC東京は次節、磐田との「スモールフットボール」対決です。以前とは違って、気持ちが全然高まってきません。
磐田の監督、山本某のサッカーが小さいことはアテネ五輪で世界中に発信されましたが、迎え撃つ東京のガーロも、それを上回る勢いで小さなサッカーをやってます。今度は誰をマンマークするのでしょうか。

小さいといえば、ファンも小さくなりました。
信じられないことに、負け試合の後に愚痴っぽいメールとか来るんです。それが信じられないという感覚を共有できないのが寂しいのですが。
負けず嫌いだから勝負にはこだわるとか言ってるんですが、どうしてそんな人が愚痴メールなんて出すんでしょうね?(笑) 寝惚けてるんでしょうか。
あのね、本当に負けず嫌いな人は、そういう時には人知れず悔しがったり泣いたりするんですよ。安っぽさをアピールしてるようなもんです。そういう感覚を共有できなくて残念です。

僕は先輩の東京サポに向かって、負けて泣きごと言ったことなんてありません(後輩にもないですが)。
アウェーで磐田に大敗しても、帰りの道中は「国立の加賀見のゴールは泣きましたよねぇ」とか、果敢に挑んで敗れた2001年ホーム磐田戦の話などをしてる訳です。
ケロッとしてたからといって、悔しくないはずがないんです。そんなこともわからんアホは、加賀見のゴールを100回見て泣けという感じです。

すべてがうまくいってた訳ではないけど、勝っても負けても潔いのが東京だったはず。
もちろん勝ちたい気持ちはあったけど、それ以上に「東京らしさ」へのこだわりがあって、だからこそ前述の国立での磐田戦では、平日の雨の中の試合にも関わらず、試合後も「VAMOS東京」が止まらなかったのです。
偉そうなことを言わせてもらえば、代表選手人気、ナビスコ以降のファンとは、「ハラのくくり方」が違うんですよ。もちろん応援歴の長さだけが問題ではありませんが、確率の問題として、新旧だけで述べてます。僕なんかよりも古い人はたくさんいるし、あまりこんなことは言いたくないのですが。

とまあ、普段感じていたことを書いてきましたが、せっかく磐田戦が近付いてるので、今週は、潔い敗北の記憶について書けたらいいなと思ってます。
すでに僕自身はガーロ不支持を表明しましたが、目の前でとんでもないサッカーを1年間見続けなければならないかもしれないからこそ、東京らしさを忘れてはいけないと、自分自身に言い聞かせるために。そしてまた、大同小異というか、応援歴の長さを問わず共有できるものがあればいいなという願いも込めて。

94年のW杯で優勝したブラジルは、守備的で面白くないと地元では酷評されました。バルセロナでも、チームを優勝に導いたファンハール監督に対して、サポーターはノーを突き付けました。
守りたいスタイルがあるなら、売り渡したくない魂があるなら、世界一であろうと日本の10位であろうと、やるべきことは同じなのではないかと思います。「あの人」も不支持と取れる意見を表明したことだし、東京のサッカーへの不信感が、今後目に見える形で拡大するかもしれません。

2006年3月のお気に入り

2006年04月02日 21時14分58秒 | お気に入り
●書籍部門

・アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(A Clockwork Orange)

数々の凶悪犯罪に手を染めてきた少年アレックスが刑務所から別の施設に移され、善良な市民に生まれ変わるために受けた矯正法の内容とその結末は?
それは「選択」がキーワード。
40年を経ても全く古さを感じさせない、かなりイカれた(bezoomny)「大人の寓話」。

たるんでしまって読み終えるのに10日以上かかってしまったが、実際には3,4日も必要としないボリュームであり、スピード感を損なわないために、もっとskorryに読むべき作品。「入れたり出したり」しながらだと、もっとhorrorshowだろう。

時計じかけのオレンジ DL-21150
映画
の方はこれから観る予定。

・梁石日『血と骨』

ちょっと文章に難があるなと感じる箇所があったりするが、それを補って余りある勢いで、金俊平という、むき出しで強烈なキャラクターを描き切ってしまった。
済州島出身の在日朝鮮人が、どうして韓国ではなく「北」へ帰って行ったのかなど、在日朝鮮人をとりまく諸々の事情を知ることもできて面白かった。それがどれだけ真実なのかは知らないけれど、金俊平が実在の人物なのかということも含め、"an example of life in old Korea"(懐かしい)ってことでいいんじゃないでしょうか。

映画も観たが、原作を読んだ後だと、はっきり言って「カス」。観るなら原作は読まないことをオススメする。
始まってすぐに戦争が終わり、原作の前半が省略されているし、ビートたけしは悪くなかったけど、金俊平の「凄み」は1割も表現できていないのではないか。

また、高信義と金俊平の関係が原作と全然違うのだが、意図が全く伝わらない。意味を持たせられないのならば、原作のままにしておけばよかったのである。
それに、息子の名前が正雄って何だ? 原作では息子は成漢で、正雄なんて名前は一度も出ていないのではないか。成漢=正雄なのか。それは、ステパン・アルカージエヴィチとオブロンスキイとスチーワが同一人物であるのと同じくらい、在日朝鮮人の間では自明なのか。

柏原収史「オ○コしたいなあ」と言うのを観たい人はどうぞ。
あと、ビートたけしとオダギリジョーの乱闘シーンは、それなりの見応えあり。

●音楽部門

・斉藤由貴『MAY』

五反田の蕎麦屋で、いきなり耳に飛び込んできてハマった。
CDを買っておくべきか。
ゆうこりんに歌わせると、絶対にいいと思う。

ガングロなデボーチカ

2006年04月01日 01時58分00秒 | 雑記
先日誤って名前を付けてしまったWCCFチーム「ガングロ」を携えゲーセンへ。
なかなかいいチームで、久々にローカル大会の決勝に進出。
後半終了間際に1-1の同点に追いついたが、PK戦で準優勝に終わった。
もう少しで名を刻むことができたのだが。
しかし、6勝4分というのは、過去最高のスタートではないだろうか。
最初は支配力をMAXまで上げるためにパスの練習しかせず(もちろん特別コーチは選択するけど)、パワーや守備が弱いので、自分では上出来だと思ってる。

その後「松屋」に入って食事をしたのだが、テーブル席にすでに食べ終わった4人のデボーチカがいた。彼女たちは水のおかわりまでして話に花を咲かせ、僕が食べ終わって店を出る時にもまだ帰る気配はなかった。
あのね、松屋はファミレスじゃないんだよって思うんだけど、こういうのって普通なのかな?

さて、サカつく始めるか。