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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

媚態・びたい・BITAI

2005年10月25日 01時36分20秒 | 雑記
『存在の耐えられない軽さ』を読み始めたのはいいが、よりによって仕事がハードな時期と重なり、また体調を崩したこともあって、2週間かけてようやく半分読み進んだ。

今さら悔やんでも遅いけど、20歳くらいまでには読んでおきたかった作品だ。
なかなかリズムに乗れないものの、名作であることくらいは理解できる。
100回読んでも、その度に新たな発見があったり、それまでと異なる味わいを感じることができるだろう。
ジュリエット・ビノシュも好きだし、映画の方も観たいと思うのだが、一度読み終えるまでは楽しみに取っておこう。

出だしがいきなりニーチェの永劫回帰の話で、こんな感じで400ページ近くも続くのかと面食らうのだけど、中には下の引用のような軽い文章もあるので大丈夫。

「媚態(コケトリー)とは何であろうか? それは相手に性的な関係がありうるとほのめかし、しかもその可能性はけっして確実なものとしてはあらわれないような態度と、おそらくいうことができるであろう。別ないい方をすれば、媚態とは保証されていない性交の約束である。」

別に感動する訳でもなく、「もしかしたらエッチできるかも?」的な、男なら遭遇するであろうシチュエーションがこのように淡々と記述されているのが好きな人には、かなりオススメできる作品であることは間違いない。
できることなら、あまりムズカシイ顔をしたり無理に意味を見出そうとせずに、さらっと読んでしまいたい。

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