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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

アキハバラ@DEEP

2006年09月19日 01時49分53秒 | 雑記
『アキハバラ@DEEP』の原作を読みました。
先に観た映画の印象から、どうせ大したことはないだろうと思っていたのですが、石田衣良さん、すみませんでした。映画よりも断然質が高かったです。

ただね、コンセプト段階で失敗してるというか、間違っているというか、違うでしょと思うんです。
敵(デジキャピ)の力が強大だという設定にしたかったのかもしれないけど、話題を呼んだAI型サーチエンジン「クルーク」が突如姿を消し、数か月後にデジキャピが似たようなものを発表すれば、どう考えても怪しいでしょうが。
巨大掲示板「7ステーション」とか有名ブロガーを登場させている割には、ネットの威力を見くびっているのではないかという疑問を持たざるを得ません。それでは「クルーク」をオープンなネットに解放すると言っても説得力に欠けますね。その辺りは『電車男』の方が、全然よくできてます。

テクニカルな話で真面目にツッコミ入れるのは、キリがないのでやりません。それは絶対に変だよというのだけは別エントリとして書きたいと思います。

最後に、モデルが分かりやすい登場人物を紹介しておきましょう。ちょっとは勉強したみたいだけど、「トーテム」Aタイプを実際に使ったことはないんだろうな(笑)

中込威
デジタルキャピタル社長。小太りで頭のてっぺんは薄い。
「ギズモBB」でブロードバンド事業に注力。
キャラ的にはヒルズ族にした方がよかったのでは?

半沢航
東京電気工科大学教授。20年近く前に国産初のOS「トーテム」を開発した。老人って設定だけど、何歳で開発したんだよっ!?
トーテムのCタイプはほとんどの携帯電話や家電製品で採用されている。PC用OSにトーテムAタイプが採用されていれば、マイクロソフトの独占状態にはならなかっただろうと言われている。