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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

アキハバラ@DEEP

2006年09月03日 02時28分04秒 | 映画
『アキハバラ@DEEP』の観賞券を無料で入手したので、ほとんど予備知識のないまま最寄りの映画館に観に行きました。
21時からの上映だったとはいえ、公開初日です。20人くらいの入りでしたが、大丈夫なんでしょうか。

失礼な言い方をすると、まったく期待していなかった割には良かったです。タダなら観てもいいかなと。

深夜に放送していたドラマ(一回しか観ていませんが)と比較すると、オタク臭くなく、青春ドラマの方に重きが置かれていたので、舞台が秋葉原である必然性が失われています。アキバ=オタクというのも安易過ぎますけどね。
それに、原作を読んでないので何とも言えませんが、@DEEPのメンバーの過去を描き切ってないし、ユイさんの存在はもっと大きいはずだし、問題解決が単純過ぎ。
あと、何なのか思い出せないけど、あのラストシーンは絶対に何かで観たことがある!!!

2時間という制限もあり、面倒なものを取り払って、涙あり笑いありの痛快青春ストーリーにしたのだろうと推測できます。ティーンズ向けですね。そういう観点では、それほど悪い作品ではありません。

@DEEPのメンバーでは山田優が頑張ったと思います。ただ、荒川良々と忍成修吾に比べて、主役の成宮がちょっと弱かった気がしますね。それでも佐々木蔵之介、寺島しのぶ、萩原聖人といった共演陣は強力でしたし、音楽が結構いいなと思ってたら、小西康陽だったんですよ。

石田衣良原作の初映画化としては、どう評価しましょうか。ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の評価が高いですが、同等の評価を得るレベルではないでしょうね。WOWOWでドラマ化した『4TEEN』は、原作同様、14歳の少年たちと自転車を描くことに成功しています。それらと比較すると、やはり弱いと言わざるを得ません。

ここはひとつ、『娼年』を玉山鉄二主演で映像化しちゃってはどうでしょう。あれこそショッキングなシーンで話題をさらうことができる作品だと思います。さわやか系に成り下がった玉山鉄二ですが、その実力は『美悪の華』の氷室役で証明済みです。


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