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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

テクニシャン児玉清

2006年10月24日 00時06分07秒 | 雑記
児玉清を生で観るために先月「週刊ブックレビュー」の公開収録に行ったのですが、出演されていた神田紅さんが産経新聞の連載「暮れない日記」で、児玉清の奥儀について触れていました。

↓こちらでお読みいただけます。
暮れない日記・誠意あるプロ意識

厳密解と近似解

2006年10月19日 03時26分14秒 | 雑記
先日本棚を整理していたら、大学時代に勉強した山口昌哉先生の『数値解析の基礎』が出てきました。山口先生に教わったことはありませんし面識もありませんでしたが、お世話になった先生や前の会社の上司は山口先生の教え子なので、僕だって1ミリくらいは縁があるというものです。

あまり詳しくない人には、数値解析って計算(シミュレーション)してるだけじゃないのかという誤解もされますが、決してそういう訳ではありません。有名なフォン・ノイマンも、この分野で活躍した人です。

計算のさせ方がまずいと、シミュレーションから得られる解は、厳密な解とは程遠い値になってしまいますが、それではシミュレーションによる予測など不可能です。シミュレーションによる解の誤差が一定の範囲内であることを保証するのが、数値解析の基礎であるといえます。実際に問題の対象となる偏微分方程式は、厳密解を求められないのが普通ですので、誤差範囲の保証が必要なのですね。

とまあ、詳しいことはほとんど忘れてしまいましたが(笑)、そんなことを勉強したような記憶があります。

前置きが長くなりましたが、なぜこんなことを書いているかというと、最近「(自分にとって)よい人生とはよい近似ではないだろうか」と思うようになった、より正確に言えば、ずいぶん以前から探求していたものの正体は、質の高い近似だったのではないだろうかと考えるようになったからです。

たとえば、ことばで相手に何かを伝える場合を考えてみると、発信者が伝えたい内容がことばに変換されるときに誤差が生じますし、ことばと受信者が解釈した内容との間にも誤差があります。これらの誤差の存在を認めるならば、質の高いコミュニケーションが成立するためには、両者に一定水準以上の近似能力が必要であるといえるのではないでしょうか。

また、評価に要求されるのも近似能力なのではないかと思います。
たとえば映画や音楽への評価に絶対的な正解はありませんが、とはいえ的外れなものはいただけません。的確な評価というものは、やはり(決して到達できない)厳密解の近傍にあるのではないでしょうか。

つまり、あまり厳密さだけを追求しなくても、そこから遠く離れていなければいいんじゃないかと思うんですよね。僕はいい加減な人間ですから(笑)
という感じで、気が向けば、このテーマについて続きを書こうかと考えています。

中国女

2006年10月06日 02時22分19秒 | 雑記
「中国女」でDVDを検索したら、こんなのが出てきました。

中国女体彩画 第1集~乳房の誘惑~ TSDV-60801
中国女体彩画 第1集~乳房の誘惑~ TSDV-60801


乳房の誘惑… ハァハァ…

中国女体彩画 第2集~魅惑の三角地帯~ TSDV-60802
中国女体彩画 第2集~魅惑の三角地帯~ TSDV-60802


魅惑の三角地帯… ハァハァ…

中国女体彩画 第3集~背中から尻、筆の愛撫~ TSDV-60803
中国女体彩画 第3集~背中から尻、筆の愛撫~ TSDV-60803


筆の愛撫… ハァハァ…

中国女体彩画 超級美術DVD-BOX TSDV-60804
中国女体彩画 超級美術DVD-BOX TSDV-60804


チ*ポ小説

2006年09月22日 03時48分19秒 | 雑記
中途半端なIT知識が見事に結実した例。

■石田衣良『アキハバラ@DEEP』(2004年)

第11章「バンドウイルカの帰還」
メンバーの6人が複合型カフェに入った場面

天才プログラマーのイズムがコンピュータをネットに接続した後で、[ak;r/58q\^hw?%s#!]という意味不明の17文字を光速で入力します。驚く他のメンバーに対して、それはネットの海を回遊するユイさんのAI(人工知能)と連絡を取るための、破るのに何週間もかかる鬼みたいなパスワードだとイズムは説明します。AIが気づいてくれるのを待たなければならないようです。

かなり怪しいですね~。

カフェのPCはすでにインターネットに接続されているので(ですよね?)、イズムが明示的にネットに接続するというのは意味不明です。とりあえず「サイト(「ユイのライフガード」?)に接続した」と好意的に解釈しておきましょう。
そう考えると、サイトにログインするためにパスワードを入力したのだと納得できるのですが、AIはサイトのサーバ上にあるのではなく、ネットを回遊しているらしい。う~む。あくまでフィクションなので、ディテールにこだわるのはやめましょう。

しかし、たとえ鬼のようでもパスワードが丸見えっていうのは、ちょっと見過ごせないですね。タイコは一度見て覚えたと言ってますしね。ソーシャルエンジニアリングでも腕が立つ(第15章)イズムが、丸見えのパスワードを平気で入力するとは思えません。

もしかすると、作者は丸見え状態でパスワードを入力するような環境でPCを使っていて、それが普通だと思っているんじゃないかと勘ぐってしまいますが、何にせよ、寄せ集めの中途半端な知識では、こんな風に苦しい場面が出てきちゃいますね。


■村上龍『悪魔のパス 天使のゴール』(2002年)

第8節「灰色のアムステルダム」
トウジからケンへのメール

(メールの一部)
それはそうと、またセリエBの選手が心臓麻痺で死んだんだよ。
サンプドリアの選手なんだけど。
得点はしてないけど、その試合では、活躍したみたいです。
ここのところ、そういった事故はなかったんで、ちょっと忘れてたんだけど、やはり恐いね。
なんか、よくわからないけど、実験ていうか、例のア****ってやつを試しているような感じがする。


(メールについての本文)
トウジは、アンギオンではなく、ア****と符丁のように書いていた。eメールのパケットはよく盗まれるらしいし、アメリカ政府がすべての電子メールを盗み見ているというニュースもあった。だが、アンギオンを製造している連中はまだわたしや冬次のことを知らないはずだから、符丁を使う必要はないのかも知れない。だが冬次はメールにアンギオンと書かなかった。

もう絶句というか、ポカーンって感じですね。
アンギオンというのはドーピング物質なんですが、仮に盗み見られるとして、放送禁止用語みたいに書けばいいってもんじゃないでしょうが。

夜羽冬次、矢崎剣介のモデルはそれぞれ中田英寿、村上龍なんですが、この二人は、メールの内容が盗み見られたときのために、メールに「チ*ポ」とか書いてたんじゃないでしょうか。『eメールの達人になる』なんて本まで出してますが、「チンポではなくチ*ポと書こう」とか教えてくれるかもしれませんね。

美乳

2006年09月21日 00時42分46秒 | 雑記
これまで自分のホームページというものを持ったことがないのですが、それはHTMLを作成するのが面倒だったというのが最大の理由です。性格上、書き込む手間よりもHTMLの正しさをチェックする方に時間がかかってしまいそうですから。
ブログだと自動で作成してくれるので便利ですが、自分の責任でないとはいえ、HTMLがどの程度正しいかというのは、多少は気になっていました。

そこでWeb Developerの[HTML構文の検証]を使って調べてみると、悲惨な結果(-8点)が出ました。
まあ、自分ではどうしようもないんで、調べてみただけですとしか言えないんですけどね。
「ぷちとまと」のHTML検証結果

ところで、このブログのソースを見ると、
<!--龠龠龠-->
という謎のコメントがありますが、これの正体に関しては、「文字化けに美乳」という記事がヒントになるでしょう。

いくつかのサイトのソースを見てみると、Yahoo! JAPANで「京」を使っているのが発見できました。
こうやってみると、いまだEUC-JPが健在なんだなぁということに気付かされます。

原因不明

2006年09月20日 02時11分54秒 | 雑記
このブログの9/11のアクセス数が、goo全体で410位になってました。
一体何があったのか、書いてる本人でさえ、全く理由がわかりません。

普段からして、ここを知っている知り合いの数よりも多くのアクセスがあるのが、不思議ではあったんですが。
僕ならこんなブログ、わざわざ読みに行かないぞ(笑)

アキハバラ@DEEP

2006年09月19日 01時49分53秒 | 雑記
『アキハバラ@DEEP』の原作を読みました。
先に観た映画の印象から、どうせ大したことはないだろうと思っていたのですが、石田衣良さん、すみませんでした。映画よりも断然質が高かったです。

ただね、コンセプト段階で失敗してるというか、間違っているというか、違うでしょと思うんです。
敵(デジキャピ)の力が強大だという設定にしたかったのかもしれないけど、話題を呼んだAI型サーチエンジン「クルーク」が突如姿を消し、数か月後にデジキャピが似たようなものを発表すれば、どう考えても怪しいでしょうが。
巨大掲示板「7ステーション」とか有名ブロガーを登場させている割には、ネットの威力を見くびっているのではないかという疑問を持たざるを得ません。それでは「クルーク」をオープンなネットに解放すると言っても説得力に欠けますね。その辺りは『電車男』の方が、全然よくできてます。

テクニカルな話で真面目にツッコミ入れるのは、キリがないのでやりません。それは絶対に変だよというのだけは別エントリとして書きたいと思います。

最後に、モデルが分かりやすい登場人物を紹介しておきましょう。ちょっとは勉強したみたいだけど、「トーテム」Aタイプを実際に使ったことはないんだろうな(笑)

中込威
デジタルキャピタル社長。小太りで頭のてっぺんは薄い。
「ギズモBB」でブロードバンド事業に注力。
キャラ的にはヒルズ族にした方がよかったのでは?

半沢航
東京電気工科大学教授。20年近く前に国産初のOS「トーテム」を開発した。老人って設定だけど、何歳で開発したんだよっ!?
トーテムのCタイプはほとんどの携帯電話や家電製品で採用されている。PC用OSにトーテムAタイプが採用されていれば、マイクロソフトの独占状態にはならなかっただろうと言われている。

児玉清の行進

2006年09月16日 22時56分32秒 | 雑記
NHK「週刊ブックレビュー」の公開録画があったので、千葉県佐倉に行ってきました。
司会の児玉清を生で見たいがために応募したのですが、京成臼井、駅前ショボすぎ。

この日のゲストは、書評が神田紅(講談師)、永江朗(フリーライター)、鷲田清一(大阪大学副学長)で、特集が小川洋子。特集に備えて火曜の夜から『ミーナの行進』を読み始めましたが、何とか間に合いました。

もうね、やっぱり児玉清は児玉清ですよ!!!
2時間の収録のこなし方が、70歳を過ぎてるとは思えませんでした。

さて、せっかくなので『ミーナの行進』についても書いておきましょう。
谷崎潤一郎賞受賞作ですが、多少プロットが甘いとは感じたものの、クオリティを損ねるほどでもなく、素直な気持ちで読み進められるストーリーだと思います。
親戚の家に1年間住むことになった朋子という、近すぎず、かといって遠くもない存在から見た家族のお話という設定が成功したのでしょうね。この距離感なくして、それぞれの個性はあのようには描かれなかったことでしょう。

また、読者の多くは芦屋の洋館で育つような経験はしていないはずですが、それでも「懐かしい」と思わせるいろいろな仕掛けが施されています。ミュンヘン五輪、少年少女時代に図書館で読んだ本、人によって異なるでしょうが、僕にとっては瓶入りの清涼飲料水でした。

さらに特筆すべきは挿絵の美しさで、いずれ出るであろう文庫本では味わえない素晴らしさです。たまにはハードカバーもいいものです。この挿絵の出来のよさが理由かどうかは分かりませんが、映像化するなら実写よりもアニメにしてほしいなと思っています。

とまあ、これでも全然書き切れてなくて、それほど密度の濃い2時間を過ごすことができました。
それもこれも、すべて児玉清のおかげです。
ありがとう、児玉清!

敬老の日

2006年09月14日 02時05分06秒 | 雑記
敬老の日とは文字通り、お年寄を敬う日であるからして、本来9月15日であったものを第三月曜日に移動するなど、暴挙に他ならない。
僕は、敬老の日を即刻元に戻すべきだと強く主張する「敬老の日9・15原理主義者」であることをここに告白する。