南会津生活記

南会津での日々の〝ひとコマ〟をご紹介しています。
by s-k-y (presented by taito)

イザベラ・バードが歩んだ道 その10

2008年05月23日 06時19分39秒 | いにしえへの思い
日本奥地紀行『私は大内村の農家に泊った。この家は蚕部屋と郵便局、運送所と大名の宿所を一緒にした屋敷であった。村は山にかこまれた美しい谷間の中にあった。』

イザベラの大内宿に関する記述はとてもあっけなく、それでいて簡潔明瞭にこの地を褒め称えています。
今や年間100万人を越える観光客が訪れる場所となりました。現代社会の中で、望郷の念をかき立てる数少ない場所であり、望郷の念を抱きたい人たちが集う場所とも言えるかもしれません。
若干〝テーマパーク〟的になっている事は否めません。時間に余裕のある方は、ぜひ、朝方か夕方の静かな宿場町を堪能していただきたいと思います。
きっと、〝ニホン〟を求めて旅したイザベラと想いを共有する事が出来ると思います

場所はここ→Mapfanの地図





山道ばかり歩いてきたので、大内宿で久々に〝人〟の中に埋もれるのはとっても新鮮でした
イザベラはここから現在の会津美里町へ抜け、そこから新潟を目指します。




今回のボクの旅はここまで!といっても帰りは会津鉄道の〝湯野上温泉駅〟まで歩いて行かなければなりません。その距離6km
大内宿へ向かう長い渋滞を横目に、駅を目指して小野川沿いの県道を下っていきます。



この小野川はとっても綺麗
このせせらぎで撮影を楽しみたいところでしたが、既にフィルムとメモリーカードと体力を使い切ってしまい、数枚撮るのが限界



見上げれば西に傾きだした太陽の光を浴びて、新緑がキラキラ輝いて。この川沿いだけでも撮影を楽しむモチーフがいっぱい。ここにはまた来ましょう そう思いながら先を急ぎます。何せ電車の時間も迫っている事ですし



何とか電車の時間に間に合いました。一時間に1本程度しか電車が無いので、乗り遅れたら大変です
さて、この建物、これが駅です!
会津鉄道と言ったらこの駅の写真が使われるほど代表的な駅舎です。なにせ本物の茅葺屋根を使ってますから
場所はここ→Mapfanの地図


ここが正真正銘、今回のボクの旅の終着点。歩いた距離は1日目(その1~その4)と2日目(その5~その10)それぞれ約20kmで計40km!
よくもここまで歩いたものです
ここから南会津田島へ帰ったのでした。


さて、長らく〝イザベラ・バードが歩んだ道〟にお付き合いいただきありがとうございました。その道を歩いているうち、そしてアップしているうちに、この南会津地方での撮影スタイルとblogでアップするトーンが固まってきたように思います。
次はどんな南会津が現れることか、お楽しみに



イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (pohotomo)
2008-05-23 21:32:36
skyさん こんばんは♪
全て見せていただきました
日本 まだまだ いいなぁ~!!って
あらためて教えていただいたような
そんなシリーズでした。

本当に癒されながら ほっとしながら
そして文章も!写真と共に ゆっくり読ませていただきながら

今日まで 楽しく拝見してきました。
ありがとうございます。
これからの テーマ 見えてきましたか?
頑張ってくださいね。
応援してます。

ありがとうございました♪
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pohotomoさんへ (s-k-y)
2008-05-25 20:45:26
見ていただいてありがとうございます。
まずは南会津でのオープニングといったところで、これからはボチボチやっていきたいと思います。
これからのテーマ、期待していただいている内容とはだいぶ違うと思いますが、来週あたりから少しずつ登場しますのでお楽しみに
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お疲れ様でした (tom)
2008-05-28 05:47:00
s-k-yさんおはようございます
「イザベラ・バードが歩んだ道」楽しかったですね
何時も通っていた道なのに・・・良くぞ歩いて頂きました

大内宿は凄い観光客でしたね、イザベラもビックリかも

前沢は私も好きな所ですがその内、大内の様になってしまうのでしょうね
カテゴリーに「集落探訪檜枝岐」有りました、待っていますよ

白黒の画像が何とも良い感じです、特にバアチャンのホッカムリ・・・・では又

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tomさんへ (s-k-y)
2008-05-28 06:24:26
ご訪問ありがとうございます

南会津でのオープニングは下野街道からかな~と、何気に思ったので、歩いてみました
今は地図を見ていて目に留まった集落を歩きながら撮影を楽しんでいます。

いずれ檜枝岐へも行きます。
集落内で怪しい写真家を見かけたら逃げてくださいね!ここにアップされちゃいますから
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