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ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

閂(かんぬき)

2010年07月26日 | 日本文化
閂(かんぬき)という言葉をご存知ですか?我が家の門の閂です。私は、これが大好きです。夜、家族全員が帰ったところで、これをパンパンと閉めると一日が終わったなぁ、という感じがします。




子供の頃、私は弟と遊んでいて、ある遊びを考えました。弟を外に出して、閂を掛け、「中に入りたかったら、トントンって門を叩くのよ。おねえちゃんが山って言うから、あんたは、川って答えるの。そしたら、開けてあげる」と言いました。弟は、素直にトントンと門を叩き、私が「山」と言うと、弟は「川」と答えていました。門の隙間から見れば、弟が外にいることは、一目瞭然でしたが、そんな遊びをして姉弟で遊んでいました。変な子供たちですよね。テレビで忠臣蔵の番組を見て、合言葉を覚えたのでしょうか。何故、自分がそんな遊びを考え出したのか、どうしても思い出せません。近所の子供たちと遊ぶより、自分の家で遊んでいたほうが楽しかったような気がします。家で本を読むのもとても好きでした。






ユラーナ


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
閂は長屋にもありました! (カヌー)
2010-07-27 22:14:30
「閂」ですね!我が長屋にもありました。
「バンバン」ではなく、「カツン」て感じで、外からの侵入者を入れない雰囲気がありました。
雨戸の閂は、なんとなく子供心にも頼りになる「かんぬき」でした。
もっとも、侵入者が入るような貴重品はありませんでしたが・・・・・
 「閂」なんとなく絵文字的には、「入るのはだめよ!」的な顔がします。
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 (ユラーナ)
2010-07-28 22:34:18
カヌーさま
コメントありがとうございます。
雨戸の閂も全く同じ構造ですよね。我が家は、南の廊下と北の廊下に雨戸があったのですが、北の廊下は、随分前にサッシにしてしまったので、雨戸はなくなってしまいました。子供心にとても悲しかった思いでいっぱいでした。北の廊下は、トイレに続いていて、トイレの後の手を洗う手水鉢が庭に置いてあり、雨戸の小窓を開けると、手を洗うことができました。その雨戸を取ってしまったことは、本当に残念です。でも、雨戸自体は、納戸に残してあります。いつか、見てみたいと思っています。
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実家にもあります (わいん)
2010-07-30 11:29:29
閂に触らなくなって久しくなりますが、あの
感触を思い出してみました。玄関のは「ストン
ストン」という感じでした。シンプルな構造
だけど考え付いた先人の智慧と作った職人技は
すごいですね。雨戸は縦の棒だけを敷居の穴に
差し込むタイプだったような気がします。
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ご実家にもありましたか (ユラーナ)
2010-07-30 15:15:08
わいんさんのご実家の雨戸と、我が家の雨戸のタイプはちょっと違っているようですね。元々は、「閂」はお城の門の鍵を指すようですが、段々、民家も立派になってきて、今残るような形になったのでしょうね。
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