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ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

滅びゆく日本語「誠に勝手乍ら」

2010年03月16日 | つれづれなるままに
本日もご訪問いただきまして、ありがとうございます。

「誠に勝手乍ら」の「乍ら」を「ながら」と読める方は、いまどき、どれくらいいらっしゃるでしょうか。昔は、商店が急にお休みするときは、「誠に勝手乍ら、本日は休業とさせていただきます」と、達筆で書かれていたものでした。

しかし、現在のお店は、「本日は臨時休業」とか「今日は16:00まで」と書かれていて、私は、お店の前で、茫然とすることが多々あります。そうですよね、急用ができたのですもの。お休みも仕方ありません。お通夜かもしれないし。そう、思い直し、とぼとぼと歩き出します。でも、やはり、「誠に勝手ながら」という前置きは付けていただきたいなぁ、と心の隅で思います。だって、せっかく行ったのですよ、そのお店で買い物をしようと思って。「読み書きそろばん」が必須とされた商人が、いなくなってしまったのかもしれません。

ネットで何でも買える時代です。そんな時代だからこそ、昔ながらの日本語が使われていたら素敵ですね。

「勝手ながら」に相当する英語として、take the liberty of doing somethingという表現があります。ネットの無料辞書Cambridge Advanced Learner’s Dictionaryによると、to do something that will have an effect on someone else, without asking their permissionとう定義が載っていました。

「あなたに休業のお願いをする必要はない。休むのは私の勝手」、と言われてしまいそうですが。

ユラーナ

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