ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

ぽかぽか陽気~父のお散歩~喫茶店デビュー!

2013年03月16日 | つれづれなるままに
以前から、「陽気がよくなったら、近くの喫茶店まで歩いて行こうね」、と父を誘っていましたが、なかなか暖かくならなかったり、父の足の指が膿んでしまったり、強風に見舞われたりで、なかなか実現しませんでした。

しかし、今日は、風もなく暖かな絶好のお散歩日和。

何となく、父を誘っても、テレビを見ていて、話に乗ってこない・・・

それではと、まず、夕飯のお買いものに出かけたら、沈丁花の香りで満ちていたので、「お父さん、外、沈丁花の花の匂いがするよ」と言ったら、「ちょっと、歩いてみるか」と言ってくれました。

気の変わらないうちに、それっと、ジャケットを着せ、歩行器を出して、近所の喫茶店まで歩き出しました。本当にゆっくり、ゆっくりです。

途中、沈丁花の花を見つけました。こぶしの大木が見事な白い花を咲かせているお家もありました。道路の咲くホトケノザや芝桜も。

喫茶店が土曜日は営業しているか心配だったのですが、営業していました。やったぁ。

ちょっと入口に段差があって歩行器で入りずらかったのですが、何とか入店し、一番入口に近い席に座りました。

父は、ケーキセットに心惹かれたようですが、糖尿病なので、NGを出した私。結局、2人とも、ブレンドコーヒーを頼みました。

会話は、いつも家でしているようなものですが、場所が変わり、ジャズをBGMに、父の口も饒舌。

お店のマスターもとても親切でした。

「すぐ近くなんですよ。今日はやっとお散歩に来られて」と私が言うと、父が、「また時々来ますから」と嬉しい発言。

今までは、病院に行くか、床屋さんに行くか、訪問介護の先生とすぐ近くまで歩くことしかできませんでしたが、父も楽しみが出来たようです。今日の日に感謝です。

また、近いうちに行きましょうね、お父さん。


ユラーナ
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2 コメント

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Unknown (Osamu)
2013-03-19 18:22:33
またしてもご無沙汰です。
お父さまとの“デート”ですか、素敵ですね。
まさに「至福の時」ではなかったかと。

この歳になると、親と過ごすひとつひとつの小さな時間がとても愛おしく、大切なものに思えます。

母親を施設に預けてからは、今までのように一緒に居ることが当たり前ではなくなりました。
ユラーナさんのように、在宅で介護をする大変さもわかりますが、今となっては、在宅の時の大変さは、それだけ親と向き合っていた時間なんだと思うと、少し複雑な思いです。
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Unknown (ユラーナ)
2013-03-20 22:33:56
あとこれからどのくらい一緒に過ごせるのかしら、と時々思います。
まだ、在宅介護というほどのことではありませんけれども、一日一日出来なくなっていくことがひとつずつ増えてゆく両親。できるだけ寄り添っていられればと思います。
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