そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

これだってタイムリープだ

2008-07-20 09:13:45 | 雑感
前回の記事のついでで、去年、アニメ版「時をかける少女」を見た時に感じた疑問を解消するべくメモをとりながらテレビ放送を見ました。

というわけで以下ネタばれ注意です。

劇中の出来事が詳しく列挙されたPDFファイルを見つけました。
劇場アニメ「時をかける少女」の時間軸 極私的漫画ウォッチング「B館」
よくまとめられていて素晴らしい仕事してくださっています。

さて、この図を眺めていて気付くことを並べてみます。

・矢印が右向き、つまり「劇中時間軸」を未来側へ飛んだのが2回だけ。
・・・って、あれ?成績を落とすために3度目の小テストで寝た後、ジャイアントスイングの「時間」まで飛んだ描写ってありましたっけ?覚えてません。
ここにこだわる理由は、一度目の未来へのリープが、真琴の意志とは関係が無かったからです。プリンを食べようとして、気が付いたら河原に戻っていた。
その一方、芳山和子(魔女おばさん)に向けて
「行ったり来たりし放題」
と言っています。果たして未来方向へ飛ぶことができたのでしょうか?
現実世界の時間軸が「過去の方向」と「未来の方向」で性質が違うこととも関係しそうです。
あ、千昭はタイムリープで未来に戻るんでしたっけ。でも釈然としないなぁ。

・千昭はどうやって「真琴のタイムリープ」を知りえたのか?
千昭が真琴に告白したことは、真琴のタイムリープによって千昭の記憶に残っていません。未来人についても、タイムリープを起こした人間の都合によって過去を書き換えられてしまうことがわかります。
では何故千昭は真琴のタイムリープに気付いたのか?
この問題は、Koji@B館さんも指摘されている「カウント0記憶問題」とも関係してきます。千昭によって最後のリープを使う前に時間を戻されたというのに、真琴は何故カウント0までリープを使ったことを覚えていたのか?
ここを上手く説明できれば、
「カウント0を覚えていたのはご都合主義」
という結論を回避できそうです。

・芳山和子の存在
Koji@B館さんが指摘されている通り、真琴のタイムリープで芳山和子に会った事実そのものが消失しているにもかかわらず、芳山和子が真琴の話を全て理解していました。タイムリープする度ごとに真琴が説明していたと考えるのはさすがに無理がありそうなので、やはり「芳山和子は魔女だった」という不自然な結論が一番自然かな・・・。


さて、こんな風に「アニメをもう一度見る」という行為だって、アニメの中の住人からすればタイムリープになるわけです。この場合、ラッセルの唱えたタイプ理論を考える必要がありますけど。

Time waits for no one!

2008-07-20 07:42:30 | 雑感
液晶学会主催のサマースクールに参加するために熱海へ行って参りました。

旅館でテレビを見ていた時。
「7月19日、フジテレビでアニメ版『時をかける少女』を放送します」
という番宣を見ました。

去年ワタシは「時をかける少女」の記事を書いていたのを思い出しました。

あれから一年も経ったというのか!?ワタシが「タイムリープ」してしまったのではないかと疑いたくなるぐらい、この一年は速く感じました。正確に言えば、一年経過した実感が無い。

お宮の松が海風に揺れ、青い空にポッカリ雲が浮かんでいる。こんなに時間はノンビリと流れているのに、一年という時間は何故、残酷なまでに、速く流れ去ってしまったんでしょうか?

帰りの電車の中で、行きとは逆向きに流れる窓の外を眺めながら、それでも未来から過去へ流れ去って行く時間に、恨めしい思いをつぶやくのが精一杯でした。