そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

資本主義と共産主義の共通点

2008-12-29 15:57:35 | 雑感
少し経済の勉強をしてまして、資本主義と共産主義は元々、人間社会の多くの人を幸せにするための方法論として誕生したわけなんですよ。

でも、その方法が180度逆だ、と。

なんですけど、(古典)資本主義の解く「理想状態」は、わりと共産主義によく似た社会なんだな、と思いましたよ。

目的が同じで、最終形態も非常に似通っている。後は理想と現実のギャップをどうやって埋めるか、それだけなんですけどね。

いや、それが一番ムズカシイのか。

君たちは何がしたいんだい?

2008-12-29 15:23:45 | ゲーム
「三國志Ⅷ」というゲームやってます。208年、劉備。赤壁の戦い直前で、隣接都市にいる27万の曹操軍を、手持ち兵力2万6千で撃退しろというシナリオ。

序盤を切り抜けて曹操の領土を切り取っていきますと、当然捕虜から投降者も出てきます。

なんですが、迎え入れた直後に敵の引き抜き工作にかかって寝返るヤツ続出。ひどい場合は
家臣として登用に応じる → 引き抜かれる → 攻めてくる
が同じ月に起こったりするもんだから・・・。

劉備(ワタシ)と曹操の戦績で言うと、30勝5敗、勝率85%以上で(黒星はろくに準備もできてないCPUが勝手に戦争吹っかけて負けたもの)、どちらの勢力に勢いがあるのかぐらいはわかるだろうに・・・。

最終的に遼東の小都市に38人の武将がぎゅう詰めになり、俸禄がもらえなくなった武将の忠誠は見る影もなく下がり、放っておくと下野しだすヤツ続出の気配。わずかばかりの兵糧を売って金に換え、食いつないでる様子を腹癒せに眺めててもよかったんですが、下野すると登用が面倒になるのでさっさと攻め滅ぼしました。

ゲームのシステムとして、捕虜の首を切ると「悪名」というステータスがアップしてゲーム上不利益を被るので、一度裏切られて再度捕虜になったヤツでも斬首できないのはかなりイラっときますね。

夏侯淵なんざ2回裏切って最後にもう一回捕まり、登用に応じなかったので釈放したら、その次の月に夏侯惇に連れられて仕官してきやがった。

君たちは何がしたいんだと、まったく。


ま、そんなワタシも孫権さんから妹を嫁にもらった挙句、同盟が切れた瞬間に24万の軍勢差し向けて9ヶ月で滅ぼしましたけどね。
(↑極悪・・・)

インビジブルハンド

2008-12-26 14:06:19 | 雑感
近代経済学を基礎付け、資本主義について考察を遺したアダム=スミスは、その著書「国富論」にて、個人全体が利益を追求すれば価格決定のメカニズムや利益の再分配という「見えざる手」によって社会全体の利益へとつながる、という趣旨の文章を書いています。

「資本主義経済は放っておけば自然とハッピーになるように仕組まれている。だから政府は極力市場には介入するな。」

これは確かに机の上では正しいんですよ。人間みんなが合理的な判断のもと経済活動を営めばみんなハッピーになれるシステム。

ただ、この古典資本主義には「人間の性」が欠けてるんです。本命にばかり賭ける人がいる一方、大穴一発狙いする人もいるからこそギャンブルが成立する。そもそも期待値が0.5未満だったら賭ける人がいない。「人それぞれ考え方が違う」という大前提を見落とした理論なんですよね。

そして、「期待値が0.5未満でもわりとギャンブルに乗っかる人が多い」世の中は、ケインズの言う「不完全雇用を伴う均衡」という、古典資本主義の理想からほど遠い地点で(かなしいかな)安定化してしまうワケです。

ではここで、不完全な状態をどうやったら理想に近づけられるか?それの役割をケインズは政府に求め、教科書でお馴染みのニューディール政策に代表される財政出動など、需要を管理する政策を提案するんです。


小泉さんは規制緩和をし、小さい政府を目指し、
「お前の両足で立て!」
と言ったワケです。で、立てなかった人に対するケアを放っておいたために今ヒドイことになっちゃったと。

麻生さんは財政出動を積極的に行い、大きな政府を目指し、
「俺が全部面倒みてやる。ただしお前の子供の借金だけどな!」
と言ったワケです。

・・・そのわりに救われている人がいないのは、ケインズ経済学の運用が人間の手に負えない代物だからなのか?それとも麻生さんがヘタレてるからなのか?

ハーヴェイロードの前提とか、戦争なしに完全雇用を達成できないとか、ケインズ経済学にも問題点があり、修正すべきは修正しなきゃならないんですが、そんなのを通り越して、今のニッポンはヒドイ気がするのはワタシだけ?

賤ヶ岳のまとめ

2008-12-24 13:10:22 | 歴史
清州会談

アンチ秀吉サイドの状況

一益の奮闘

両者着陣

秀吉の誘い

第一次攻撃の成否判定

撤退命令の無視

大垣大返し

賤ヶ岳七本槍と柴田勝政

前田利家の撤退

賤ヶ岳のその後


以上全11回にわたって書いてきました賤ヶ岳の合戦シリーズですが、予告編で書いてます通り、元々夏休みの自由研究だったんですね・・・。

冬休みの今になってようやく完結するくらい筆が遅い内容盛りだくさんでお届けしました。
遠い目・・・


神様の誕生日

2008-12-24 09:50:07 | 雑感
日本の神様天皇誕生日とイエスキリストの誕生日が近い、というのも偶然にしては面白い話だと思う今日この頃。

さて、クリスマスと言うと、ワタシの今イチオシの漫画家羽海野チカの描いた「ハチミツとクローバー」、および「3月のライオン」でこんなお話があります。

「クリスマスは街中から『お前は今幸せか?』と尋ねられている気がする」
「クリスマスは、自分にとって大切な人達から、どれくらい愛されているかを試す通信簿に似ている」

みなさんは幸せですかっ。
(↑文字通りの「余計な御世話」)

ワタシは実家で黒い猫を膝に抱き、両親と共にテレビ見て過ごしますよ。

意味不明度1000%

2008-12-17 21:21:54 | 雑感
ワタシの今朝の夢。

太田光が部屋の隅っこで
こんな顔して


あば、
あば、
あば納豆

って言ってました。

・・・あまりのシュールな展開にビックリして目覚めてしまいました。

生まれて初めて、いや、一生に一度、いやいや、空前にして絶後だろうな・・・。

何なんだ、いったい・・・?

お日様東に月西に

2008-12-15 22:09:56 | 会社
今日(12/15)、朝5時に起きて同期を駅まで送ってきました。

テレビメーカーとの打ち合わせのために、新幹線の始発に乗りたい。で、広島から三重県の亀山まで32インチのテレビを持参しなければならないから、という事情でワタシが車で送っていったわけです。

まだ日の出前の駅の階段を、同期とテレビを抱えて降りました。暗い駅のホームは凍るように寒かったです。

その同期は日の出とともに東へ向かって出発しました。

ワタシは水平線に沈みかけた満月を追いかけて西へ帰りました。不気味なほど大きな月は、それ故に現実感を失い、ポロリと空から落ちてしまうのではないかと感じられました。

背中から朝日が射してきました。同期の行く先に、日の光が満ちていくように願いましたよ。

賤ヶ岳のその後

2008-12-14 22:30:20 | 歴史
前回の続きです。

前田利家の撤退を機に賤ヶ岳の合戦は羽柴方の勝利に終わりましたが、それは局地的な勝敗を表すだけに止まりません。

柴田勢は越前との国境で踏み止まることができず、越前はあっ気なく羽柴方の馬蹄に蹂躙されてしまいます。秀吉は戦いの翌日の時点で府中まで進軍。逃げ帰っていた前田利家は一切抵抗することなくさっさと降伏してしまいます。

前田家に対する唯一の懲罰は、柴田勝家へのトドメを刺す北ノ庄城攻めの先手を務めること。利家にとって世話になった「オヤジ」を自らの手で葬ることで、失った面目を取り戻すとともに、生涯を通して「律儀」を演じ続ける呪縛となります・・・。

四月二十三日、北ノ庄城を囲んだ秀吉はその日のうちに本丸まで攻め寄せ、翌二十四日には総攻撃をかけます。

残った将兵をまとめて本丸に引きこもった勝家は、奮戦の末、妻の市姫や子女とともに自刃。炎上する天守の中で家臣80人あまりが殉死したそうです。

勝家が滅びた同じ二十四日、岐阜の織田信孝も信雄に攻囲されます。柴田勢敗走の知らせで動揺した岐阜の将兵は囲まれる前に逃走。家臣団に見捨てられた信孝は助命を条件に降伏しましたが、五月二日、自害させられています。

勝家、信孝が相次いで滅んだ後も最後の最後まで抵抗を続けていたのが、盛りを過ぎた落ち目の老将と軽侮されていた滝川一益でした。二月に秀吉に攻められて以来、半年後の七月にようやく降伏。驚くべき執念と言えましょう。


こうして秀吉は、北条に取られた信濃以東を除く信長旧領のほぼ全域を支配下に置き、天下の実権を独占するに至りました。

賤ヶ岳戦役によって信長の時代は完全に終わりを告げ、秀吉の時代が始まったのでした。

トラ・トラ・トラ・・・

2008-12-09 07:46:02 | 歴史
1941年12月8日、対米戦争の火蓋を切る真珠湾攻撃で、日本の連合艦隊が大戦果を上げたとき、山本五十六司令長官に参謀が告げます。

「長官!ご実家の長岡では市民の祝賀行列が催されたそうですぞ!」
「ふん、その連中がな、今に俺の家へ石を投げつけに来るよ・・・」

山本は戦前から対米戦の無謀さを唱え、それでも戦争で先陣に立ちました。

日本海軍が真珠湾で証明した航空戦力の戦艦に対する優越。自らの手で打ち砕いた大鑑巨砲主義の神話の鎖につながれたまま日本は敗れていったわけですが。

前田利家の撤退

2008-12-07 22:41:13 | 歴史
時間が開いてしまいましたが、前回の続きです。

柴田勝政の敢闘によって劣勢に追い込まれた羽柴軍でしたが、ここで望外の幸運に恵まれます。

佐久間盛政の後方にいた前田利家、利長親子が兵をまとめて突如後退し始めたのです!

この敵前逃亡と言うべき独断撤退により、前田隊と戦う予定だった羽柴勢中央の圧力が、もろに盛政隊の左側面へ向けられることとなります。正面の混乱状態にある部隊だけならまだしも、この日初めて戦闘に参加する新たな軍勢の側撃を受け、未明以来の戦闘で疲弊しきっていた盛政、勝政隊はひとたまりもありませんでした。

奮戦してきた柴田勢右翼集団は総崩れになりました。

この瞬間、柴田勝家の勝利の可能性は消え失せました。盛政隊の敗走を見た諸勢は次々に戦場を離脱し、勝家本隊までが浮き足立ち逃げ崩れました。

勝家は3000あまりの馬廻衆と最後まで戦場に踏み止まり、味方の敗走を助けた後、毛受勝照の説得を容れて落ち延びました。

毛受勝照は粘り強い後衛戦闘を展開した末、討ち死にします。

今の首相

2008-12-03 20:41:57 | 雑感
麻生太郎って、
・吉田茂の人脈
・麻生グループの資金
・小泉純一郎が獲得した衆院議席
でもって総理大臣やってるんですね。

ミスター他人のフンドシ。




ズコー!

2008-12-01 23:47:57 | 雑感
元厚生事務次官宅襲撃事件、結局「ペットを保健所に殺された逆恨み」が動機で、単独犯だった、というのが正しいんでしょうか?

「大きな闇組織によるテロ」とか言ってた奴ら、一人ずつ出て来い。オッチャンが話を聞いたる。
(^A^)オー ヨチヨチ ヨカタネー

あ、でも「小泉が悪い」と言ってた人は奇跡的に正しかったか・・・。

        ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄
     ̄