そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

おそろしい子!

2010-10-30 14:17:42 | 雑感
大都芸能主催 第1回ガラスの仮面全国統一模試

受験しました。ファーストトライの結果はこれ。


77点。初見でこれならマニアック?

セカンドトライの結果はこれ。


「たけくらべ」の主人公の名前を尋ねる問題がある一方、姫川亜弓の飼っている犬の名前を尋ねる問題など、常識でわかるものからコミックス全44巻中の1コマを探り当てるマニアックなものまで。是非一度受験してみてください。

過去の未来

2010-10-26 22:31:38 | 雑感
映画"Back to the Future"で、25年後の未来に行くシーンがありましたが、それがまさに2010年の10月26日、今日であります。

あの頃夢に描いた未来にワレワレは立っていることになります。

さて、現在のワレワレはどれくらいあの頃の夢を叶えているでしょうか?

2003年4月7日、鉄腕アトムが誕生しているそうですが・・・。

どーにちちゅらごんず

2010-10-24 22:44:32 | 野球
中日ドラゴンズがセ・リーグ優勝の貫録を見せつけ、日本シリーズまで勝ち上がりました。おめでとうございます。

さて、今年の中日は他球団ファンから「くだらない野球をする」という悪評にさらされました。これまでもチラホラ聞きましたが、今年になってから特にそんな声が大きくなった気がします。

その理由を考えてみますと、落合監督のチーム方針がズバリ的中した結果だと思います。

詳しく説明しますと、ペナントレースは約半分の試合をホームグラウンドで戦うことになります。と言うことは、ホームゲームで勝てるチームを作れば優勝に一番簡単に近づけるわけです。

それを実践するために、落合監督は大変広いナゴヤドームの特性を生かし、少ない点数を守り勝つスモールベースボールを目指したようです。で、その采配が見事に的中して中日はナゴヤドームでの勝率を3/4以上という驚異的な数字を残しました。4回試合して1回しか負けない計算。これはすごい。

ただ別言すると、「ロードでは弱い」ということになります。

さて、他球団のファンがひいきのチームの応援に行くと、そこにはロードに弱い中日のナインがいます。他球団のファンはナゴヤドームでの中日を知りませんので、「中日って弱いなあ」という印象だけが残ります。

かくして
中日ファン「やっぱり中日強い!」
他球団ファン「なんであんな弱いチームが優勝したかわからん」
という温度差になり、中日の悪評につながったと思うんですよ。

何にせよ、中日がこれまでにないほどの守備力重視の野球にて見事優勝を勝ち取りました。面白い野球かどうかは別として(ワタシは投手戦も大好きですが)、落合監督の野球はプロ野球の維新につながるかもしれません。

今年の中日ナゴヤドームでの圧倒的な強さに、他球団はどう対策を立てるか?来年もプロ野球は楽しみですね。

CS

2010-10-19 21:18:19 | 野球
パ・リーグのクライマックスシリーズは千葉ロッテマリーンズが勝ちあがりましたね。おめでとうございます。

さて、セ・リーグでも3位の巨人が勝ちあがった場合、ペナントレースで3位だったチーム同士が日本シリーズを戦うことになります。

これについて「どうなの?」という疑問の声がありますが、ワタシはそれでいいと思ってます。

ペナントレースはマラソン。日本シリーズはスプリントレースです。だったら、スプリントレースの予選であるクライマックスシリーズでリーグ最強のスプリンターを決め、その2チームが戦えばいい。

・・・ダメでしょうか?ダメって言う気持ちもわかりますが、そうでもしないとカープは8月頃から消化試合になる確率が高いんで、

是非クライマックスシリーズ制度を存続させてほしいなぁ。

頭が悪いゲーム

2010-10-17 22:15:43 | ゲーム
最近は「戦国BASARA3」というゲームを買ってやりこんでいます。

KOEIの「戦国無双」シリーズよりも戦略性はないですが、格闘ゲームの老舗だけあって、プレイヤーの腕によって操作キャラがとんでもなく自由に動き回れます。キャラによっては一度も地面に足を付かずにクリアすることも可能。



そして操作する武将のキャラ付けがとんでもないです。

伊達政宗が英語使うのワロタ
真田幸村頭悪すぎワロタ
雑賀孫市かっこよすぎワロタ
黒田官兵衛運悪すぎワロタ
鶴姫カワユすぎワロタ
本多忠勝がロボットでワロタ

・・・とまあ、笑って済ませられる話ならいいんですけど、石田三成が中2病患者(なおかつ見た目がスネ夫っぽい)で、要するに「死ね」しか言わないダークなキャラクターに脚色されてて、誰一人こんなキャラ好かんやろなぁ・・・と。これはプレイしてて不愉快です。

そして何より大谷吉継。

史実の大谷吉継は、らい(ハンセン)病を患いながら、友人である石田三成を補佐するために病をおして関ヶ原に出陣し、寝返った小早川秀秋を押し返す奮戦を見せる文武両道の良将にして義に熱い人だったそうです。

しかしゲームの中では「本当のことを言ったことがない」と言う腹黒で、包帯グルグル巻きのミイラみたいな格好してて、「お前に虫がたかる夢を見た」という頭の沸いたキャラクター。

「これ大丈夫か?」と思ってたら、実際に抗議があったようです。

『戦国BASARA3』がハンセン病患者を深く傷つける / 学会が抗議 (ロケットニュース24)

ゲーム自体は面白く仕上がってるのに、なんだかなぁ、と。

科学者のアカウンタビリティ

2010-10-07 21:43:12 | 雑感
日本人がノーベル化学賞を受賞した、ということで、報道各局に鈴木章さんと根岸英一さんが出演してました。

さて、10月6日の報道ステーションで、古舘一郎がこんな間違いをしました。

架空新聞社:報ステで古舘氏がベンゼン環の図を間違える

これに鈴木さんが「そんなの作れたらノーベル賞もらえます」と突っ込みを入れるワケですが、ふと野依良治さんが事業仕分けに対してカンカンに怒っていたシーンを思い出しました。

「(事業仕分けは)将来、歴史の法廷に立つ覚悟でやっているのかと問いたい」

いわゆる「仕分け人」が科学に対して疎いくせに、○か×かの判断を下すのはおかしい、と強く主張してました。

でもベンゼン環(?)をこんなふうにつないじゃうのが“素人”です。そんな素人に向けて、十分説明してこなかった結果として、こんな化合物が誕生しちゃったワケです。しかも全国ネットの、看板報道番組で。

これは「勉強していない報道側が悪い」という原因と、「一般人に理解してもらう努力を払わなかった科学者側が悪い」という原因の両方だと思うんです。

野依さんをはじめとした科学者サイドが、それほど熱心に科学の重要性を説いてきているとは思えません。自分たちが説明責任を果たしてこなかったのを棚に上げて、「なんでこのくらい理解できないんだ!」と怒るのはどうかなぁ、と思った次第。

地動説

2010-10-04 22:24:12 | 歴史
「科学」を考えるシリーズ。前回の続きです。

コペルニクスの提案した地動説モデルは、現実世界を正確に描写できなかったが故に、世間一般には受け入れられませんでした。遠洋航海に必要な惑星の位置予測の役に立たないわりに、地球が回っている、な~んて嘘くさい仮説を持ち込んでまで無理矢理価値観をひっくり返す必要はありません。

ついでに、地球が自転しているのなら、
・人間がジャンプすれば自転の分だけ着地点がずれるだろう
・地球が公転しているのなら、地球の周りを公転している月が置いてけぼりをくらうんじゃないか
・地球が公転しているのなら、恒星との距離が変わるから、見える星の大きさが変わるはずじゃないか(年周視差)
といった疑義も解決できていませんでした。

さて、前回のこぼれ話にも書きましたが、コペルニクスの太陽中心モデルで惑星位置予測が正確にならなかった理由は、惑星が太陽を中心とした円運動をしているという仮説を採用していたためでした。

それでも地動説に興味を持ったヨハネス・ケプラーは、師匠のティコ・ブラーエが遺した精密にして膨大な天体観測記録を詳細に解析し、コペルニクスのモデルを訂正しました。

太陽を中心とした円軌道から、太陽を焦点の一つとする楕円軌道。

このモデルを採用して作成されたルドルフ星表は、惑星位置予測精度が桁違いに高いものでした。その現実を前にした人々はかなりあっさりと地動説を前提としたルドルフ星表を利用し、宗教的な背景を忘れて行きました。役に立つものは、たとえ神の意向を無視したとしても利用する、そんな姿勢です。

現場の人間はともかくとして、地球の自転や公転でジャンプした人や月が置いてけぼりをくらうことや、年周視差を説明できない限り、学者たちは地動説を正しいと認めませんでした。疑わしい点が残っている限り、新しい理論に飛びつくことはしない、という姿勢です。
この未解決問題を解決していったのがガリレオやニュートンでした。

次回はガリレオやニュートンについて触れてみます。