そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

冠絶

2009-06-30 22:16:35 | 雑感
今更マイケル・ジャクソンの動画を見て「やっぱこの人天才なんだな」と感じています。

もちろん歌も踊りもスゴイんですが、エンターテインメントとは何かを徹底的に研究してるんですよね。一例として、舞台演出で特許をとってたりします。技術者として、この姿勢には学ぶことが多いです。

それにしても、木村拓哉とキムタクが同一人物であることを知らないワタシの父親でも、マイケル・ジャクソンを知っています。これってスゴイなぁと。

カール・ルイス
ディエゴ・マラドーナ
マイク・タイソン
マイケル・ジョーダン
アイルトン・セナ
タイガー・ウッズ
モハメド・アリ
スティーブン・スピルバーグ
マリリン・モンロー
エルビス・プレスリー
ジョン・レノン

ワタシの父親が知っているヨコ文字の人は、時代に冠絶する天才ばかりです。アメリカの宣伝が上手いってのは横に置いといて。

失ってから気付くのではもったいないです。リアルタイムで見られるタイガー・ウッズとかバラク・オバマとかは、同時代に生まれたことを感謝しなきゃならんレベルだと思いますよ。

結婚する理由とは?

2009-06-28 15:08:14 | 雑感
以前にお酒の席で「結婚しないの?」と尋ねられて、「しません」と答えたんですが、その理由を手短に説明する頭の回転もなく、喋る技量も時間もなく、曖昧に頷いただけだったので、自分のアタマの整理の意味も含めて「結婚をする/しない理由」を詳しく考えてみました。

考える方針として「何故人は結婚するのか」で考えてみます。

一番ロマンチックな回答としては「大好きな人と一生隣にいたいと思うから」。うん、もっともらしいんですが、よく考えると「結婚する/しない」の2択ではなく、恋愛だとか同棲だとか、中間の状態でも「一緒にいる」という目的は達成できます。

だから「結婚する気はあるのか?」という質問と、「彼氏/彼女を作らないのか?」という質問は、厳密に言えば別の質問なんです。

そのことを踏まえて、「何故人は『結婚』という制度に乗っかるのか?」の形に質問を変えます。

ワタシはその理由、ずばり「リスクヘッジ」の一言だと思うんですよ。

独身でいることのリスクとしては
・社会的信用面(出世の速度、ご近所の目とか)
・法的援助の薄さ(年金など)
・親の世話
・自身の病気、孤独死
・パートナーの浮気
が考えられます。(他にもあるかもしれませんけど)

もちろん「相手が地雷だったら・・・」というリスクを背負って結婚するんですが、もしも信頼できる人と結婚できたならば、「病めるときも、悲しみのときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くし」てくれる人が自分のそばにいてくれることになり、それはタイヘン心強い。それを下賎な言葉で「リスクヘッジ」と呼ぶワタシは、恐らく腐ってるんでしょうけど。
(´σー`)ホジホジ

もちろんただ単に「相手に守ってもらおう」「相手に頼って生きよう」とは違っていて、「お互いを守る」という堅い意志を持って20とか30で一生を縛る契約を結ぶ、その「美しきリスク共有」こそ私は「結婚」なんじゃないかなと思うのです。

まぁ、紙切れ一枚の保障であり、「結婚なんてしなくたって私はパートナーを守る!」という人がたくさんいることを知ってます。

ただ人間はみんながみんな、それほど確かではない。

だから「結婚」という制度に人は「頼もしさ」、「確かさ」を夢みるんじゃないかなぁ、と。


じゃあ紙切れ一枚の契約である「結婚」に「頼もしさ」、「確かさ」を求めてしまうのは何故?これは法制史と思想史を詳しく紐解く必要がありそうなんで、回を変えて。

ユダ級

2009-06-28 12:59:36 | 雑感
6/26に会社にお休みをもらって午前中に病院へ行った後、泊りがけでマツダスタジアムへカープの応援に行ってきました。

ユダ級・・・このがっかり感、本当ユダぶりだよ・・・。

永川が逆転ホームラン打たれたり、大竹が7回5失点で逆転負けしたり。

元々機動力野球を掲げ、1点をしっかり取って守り勝つのが本来のチームスタイルだったはずなんですが、バント失敗、盗塁失敗とヘタクソな攻撃に加え、タイムリー欠乏症(6/26の7回にはヒット3本打ったのに無得点でした・・・)と、立派な(!?)赤貧打線っぷり。



3割バッターが(ケガ人の天谷以外)誰一人いません。っていうか6/27終了時点で63試合終了ですから、規定打席数は196。達成してるのは5人なんですね。。

投手陣も5月上旬ほど踏ん張りが利かない。となれば、勝てるわけがない。

今シーズン前半の最後のデーゲームは、最高気温30℃を記録しました。試合観戦後、乾燥した汗がズボンに白い模様ができるぐらいの暑さ。そんな中でも応援に駆けつけた30,000人のファン。

平日のアウェーの試合には応援のラッパすらない中日に比べれば、いいファンがついてます。だから頑張って・・・。

スーパー科学者・ヘレン

2009-06-24 21:52:51 | 雑感
だいぶ間が開いてしまいましたが、続けます、「奇跡の人」で哲学をやるシリーズ。

いや、自分自身がモノを喋れない人間になってしまったんで、考えることが多いですね。数学の世界でも、排中律を拒否する制限付きの数学が「まともな数学」として機能することが解明されてますし、単純に言葉を喋るという公理を拒否したって生きていけるんですよ。もちろん不便なことは山ほどありますけど、こうして文章で伝えれば良いだけの話。


さて本題。前回は自然科学を物理学で語り尽くせる可能性について指摘しましたが、では自然科学を駆使することで世の中の全てを記述しきれるのでしょうか?

と、ここで思考実験。題して「スーパー科学者・ヘレン」。

自然科学は物理学によって完全に記述しうると考えた(当然全盲の)ヘレンは物理学を猛勉強し、全ての物理学的知識を身に付けました。まさしく神の領域に到達したのです。

ですので、光の特性、眼球の構造、網膜の仕組み、視神経や視覚野のつながり、どういう時に人が「赤い」という言葉を使うのか、「青い」という言葉を使うのかなど、ヘレンは視覚に関する物理的事実をすべて知っているわけです。

そんなヘレンが目の手術を受け、視覚が健常者と全く同じレベルまで回復しました。さて、「ものを見る」ということを究極まで知識として知っていたヘレンは、実際に自分の目でものを見たときに何か新しいことを学ぶのでしょうか?

普通に考えれば、ワレワレだって超スロー映像だとか、電子顕微鏡写真だとかで見たこともない世界を見たときに新鮮な感動を覚えるんだから、初めてものを見たヘレンもきっと「ものを見るってこんな感じなのね!」と驚くに違いない。

ですけどその場合、ものを見ることについて全ての知識を持っていたヘレンがものを見る体験をして驚くことは矛盾しています。数字でもって「赤いという感覚」は記述できていなかった。

だったら物理学で記述された自然科学では、世の中全てを記述し尽くすことがそもそも不可能なんじゃないか?ということになります。つまり感覚、感性といったものを描写する言語が、物理学にプラスして必要になってくるんじゃないか?

次回は感覚、感性を記述するための言語について考えてみます。


今回紹介した思考実験、実は「マリーの部屋」という思考実験を丸パクリしてます。より厳密でより深くまで知りたい方はリンク先へどうぞ。

伊勢戦線の崩壊

2009-06-20 22:49:42 | 歴史
時間が開いてしまいましたが、前回の続きです。

池田恒興は織田信長の乳兄弟で、桶狭間の戦い、美濃攻略戦、姉川の戦いなど古くから信長の主だった戦役に参陣していました。本能寺の変後の清洲会談では秀吉サイドにつき、美濃大垣城を与えられていました。

そんな池田恒興と、その女婿である森長可によって美濃のほとんどが統治されていて、美濃の帰趨を決する池田恒興には両陣営から猛烈な勧誘がなされていました。

ですが結局、秀吉の提示した恩賞と織田信雄の人望のなさによって、池田恒興、つまり美濃全体が秀吉サイドへ転がることとなります。

池田恒興の犬山城攻略に先立つこと4日(つまり三月九日)、織田信雄は伊勢松島城の防備と、羽柴方の関盛信が守る亀山城への攻撃を始めました。しかし攻略に失敗。羽柴方の救援軍が到着すると形勢は逆転。織田勢は峯城や松島城へ退却します。

それを追って羽柴軍1万が峯城へ殺到。出撃策に出た織田方を、羽柴方の指揮官、蒲生氏郷(当時は賦秀と名乗っていました)、滝川一益が返り討ちにし、織田方は峯城を放棄して尾張へ退却しました。

伊勢戦線を逆転させるためには織田信雄、徳川家康が直々に救援へ赴くことだけでした。

そんなわけで家康が伊勢出陣のため尾張に入り、酒井忠次、松平家忠などを先遣隊として伊勢へ進軍させているその途中。池田恒興は織田・徳川連合軍の主力が分散したその瞬間を狙って犬山城を攻略したのです。

そもそも尾張は木曽、長良、揖斐などの大河が複雑に入り組み、大軍が行動するのに不向きな土地です。美濃から尾張へ侵攻する場合、犬山と鵜沼の間になるだろうことぐらいは信雄も家康も承知だったはずです。

それでも信雄はこの方面を手薄にすること、人質の息子(池田輝政)を恒興に返還することで恒興への全面的な信頼をアピールしていました。最初に書きましたとおり、父・信長の乳兄弟の恒興は織田方に味方してくれるに違いないと思い込んでいたようです。

その結果、虚を衝かれる形で犬山を恒興に取られてしまいました。尾張防御の拠点であり、逆に侵攻の橋頭堡となる犬山城を奪われた戦術的失点、元々内戦を活かした機動防御によって羽柴勢を撃退するプランをあっさり破られた戦略的失点、美濃一国がまるまる羽柴方にもっていかれた政略的失点。織田・徳川連合軍はかなりの痛手を受けることとなります。

その発想は病人だ

2009-06-17 15:06:37 | 雑感
前回書きましたとおり、階段でズッコケて階下で気絶、救急隊員さんの呼びかけで目を覚ましました。

目覚めた時最初に目に入ったものは、隊員さんたちの靴と、地面スレスレの低い位置にとまっていた蛾でした。明石屋さんまさん曰く「仮面舞踏会のマスクぐらい大きい」ヤツ。

そいつは回りで人間がドタバタしてるのもお構いなしで、超然と身動き一つしません。人間のタイムスケールから考えると死んでいるようにしか見えない蛾の姿は、普段は絶対にのぞくことのない地べたの世界に見えた、生と死の境界だったのでしょうか?

そして病院に運ばれ、ベッドの上で点滴を受けている時のこと。仰向けで寝かされているワタシの視線の先には架台から吊るされている点滴のパックがありました。で、自分の心臓の鼓動が伝わって点滴パックが揺れるんですが、その揺れの周期と、点滴の滴下の周期が全くリンクしないんですよ。揺れが3往復の間に7滴落ちるぐらいの周期。

自分の生命活動が作り出したパックの揺れと、自分の生命を回復させるための滴下速度のズレが、無性に腹立たしく感じると同時に、自分の人生に訪れたズレを感じてしまいました。

・・・とかなんとか、志賀直哉とか芥川龍之介みたいな発想をしてしまうのが「病人」なんでしょうか?

そのうち
「ガラスを舐めて、その冷たい味が好き」
とかヌカし出したら、完全に日本の文豪クラスの「病気」ですね。

・・・ま、文才はありませんけどね!
(´・ω・`)

因みに入院中、夜の間はずっと老人のうめき声が響いていました。遠藤周作「沈黙」の宣教師は、拷問を受ける隠れキリシタンのうめき声を、誰かのイビキと勘違いして笑ったんだっけ。

いや、危ない、アブナイ・・・。

故障中

2009-06-10 15:57:14 | 雑感
6月8日の朝なんですが、アパートの階段の段上に落ちてたビニール袋を踏んで滑ってスッテンコロリン。階段を2メートルほど滑落しますた。そりゃあもうズルッと。古典的な漫画でいう「バナナの皮」ぐらい見事にズルッと。

で、頭打って失神昏倒。近所のどなたかが救急車を呼んでいただいたようで、救急隊員の方に呼びかけられて目を覚ましました。そのまま救急車で病院送り。前もこんなことあった気がする・・・

頭部CTとかいろいろ検査した結果、体には全く異常なしでめでたしメデタシなんですが、頭打った衝撃で喋れない(発話障害)というイミフな状態に陥ってしまいましたよ。

聞こえるし、考えることもできますし、こうしてブログ書くこともできるんですが、喋れない。厳密に言うと「あ」とか「い」とか発声はできるんですが、一定時間内に数音連続して発生し、単語として「綴る」ことができましせん。「リンゴ」と言おうと思ったら「リ」と発して、「ン」と発して、「ゴ」と発しないとダメ。一息で「リンゴ」と言おうとすると、口の運び方がわからない。複数音発声しようとすると脳のメモリがオーバーフローしてる感じ。わかります???

ついでに言うと、両唇音、つまり「b」「m」「p」なんかは発しやすいんですけど、軟口蓋音、つまり「k」「g」は発生しにくい。音声学的に赤ちゃんが発話を習得していく順序に近いようです。

新製品の生産移行直前に会社を休むという「絶対にやってほしくない」休み方で会社に迷惑をかけつつ、養生のため石川へ帰ってきました。

ご迷惑とご心配をおかけしている会社の方々、結婚記念日なのに岡山から尾道に来て面倒見てくれた兄、同じく石川から来てくれた母、並びにワタシごときの身を案じてくださってます皆様にお詫びと感謝を申し上げます。

ありがとうございます。

とりあえず命に別状はありませんのでご心配なく。

こりゃひでぇや

2009-06-06 21:36:01 | 雑感
今日(6/6)はマツダスタジアムにカープを応援しに行きました。

・・・が、5月の月間MVP、43イニング連続無失点と調子が良かった大竹が大乱調。2回6失点。ゲームがガチャガチャ。

いや、でも初回に3失点した時に、ファンの間では「またか」という空気が流れましたね。セリーグ6位の記録作っていても、「所詮大竹は大竹だよね」って、どれだけ信用されてないんですかね・・・

挙句の果てに7回降雨コールド。

今日の一日を返せ!

肩にのしかかる

2009-06-04 22:49:32 | 会社
最近肩こりがヒドイです。右肩の筋肉は習慣性脱臼の手術の際、肩関節が外れる部分のストッパーにするべく2枚おろしにされてしまったため、筋力が機械的に弱くなってます。なのでそれ以来右肩だけ凝るコマッタさんになってしまいました。

そう言えばドイツ語で肩こりのことを「ムスクル カーター」って言うらしいです。英語読みすると「マッスル キャット」。てなわけで日本語に直訳すると「筋肉のネコ」。

肩こりでカーター。ヤナギの上にネコがいる、だからねーこーやなーぎー。
わかるかな?わかんねぇだろ~なぁ~
∈(゜◎゜)∋ウナー

今の仕事も「社内で飼っているネコ」に悩まされています。こいつがブサイクでどうしようもなくて、ワタシの肩にのしかかってくるんですよ。

あ~、肩凝った。

エレジー

2009-06-01 21:31:13 | 会社
会社で昼ごはん食べる時間がなかったので、昼下がりに休憩室でカップラーメンすすりながらいろいろな部署の方々に電話をかけて協力をお願いし、目の前の空気に向かってペコペコと頭を下げてました。

知らない間にサラリーマンが板についてきたもんです・・・。
(A´д`;)