そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

墓碑銘

2009-08-31 03:15:59 | 雑感
海部俊樹、中川昭一、中川秀直、笹川尭、与謝野馨、野田聖子、小池百合子、山崎拓、久間章生、丹羽雄哉、武部勤、伊吹文明、町村信孝、島村宜伸、堀内光雄、小坂憲次、船田元、佐藤勉、柳沢伯夫、太田誠一、太田昭宏、冬柴鉄三、北側一雄・・・

この中から比例代表で復活当選した人もいますけれど、とりあえず小選挙区で落とされた人たち。

すげ~、枕を並べて討ち死に。平成のガダルカナル。

また消去法?

2009-08-28 22:54:20 | 雑感
今回の選挙戦、「自公政権が失政をやらかした」というのが前提とされてますよね。

だから麻生さんが「我々にはしっかりした政策があります」と言っても、有権者は「ならもっと早くやっとけ!ボケ!」と思ってしまうわけです。「『しっかりした政策』があっても、これまでと同じように結局実行できないんでしょ」と。

そうなれば政権交代をやらしてみようか、と考えるのも無理ないんですよ。自公の政策が野党のものよりも妥当であって、麻生さんの言うとおり政策で選ぶとすれば自民党だとしても、政策の正しさが自民党に投票する動機にならない。だって「正しいだけ」であって、実現しないんだから。

論理的に、自民党はこれまでの4年間の政治が成功であったことから語り起こさなければ、正しい政策を説いて回っても票に結びつかないんですよ。

まあ麻生さん本人が「郵政民営化には反対」なんだから、不可能な話です。となると、自民党の勝ちの目は完全にない、と。

そんなわけで、自民から離れた票が民主に流れるんですが、それは積極的な動機ではなくて、消去法で仕方なしに流れた票が多くを占める。

またしても外国から「日本人は消去法でしかものを決められない」と嘲られるわけです。

気にくわんなぁ。

オールラウンドな

2009-08-27 22:49:58 | 雑感
ワタシは昔「とり」という愛称で呼ばれていた時期があり、その頃に書き始めたブログも「とりさんの社会人生活日記」(「学生生活日記」から改題)というタイトルだったりします。自分でも気に入ってます。

ですが、最近になって驚愕の(?)事実を知ってしまいました。

♪鳥くん


・・
・・・

とりくんキター
キタ━━━ヽ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )メ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )メ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )ノ━━━!!


まさかの「とりくん」。

そしてこの♪鳥くん、鳥類研究家であるだけでなく、作詞・作曲家でジャニーズのタレントに楽曲を提供し、また自身でもアニソンを歌う(HUNTER×HUNTERとか)という、歌って踊れるとりくんなんだそうです。



言語以外の表現方法

2009-08-23 23:36:51 | 雑感
だいぶ時間が開いてしまいましたが、「奇跡の人」で哲学をやるシリーズ。

前回で、公的言語でも私的言語でも感覚の表現はし尽くすことはできそうにない、という結論を出しました。

う~ん、言語に頼るのがダメだったら、他のコミュニケーション方法ならどうか?

例えば絵画。カンディンスキーが抽象絵画に辿り着いたのは、目に映るものをそのまま形に表したのでは自分の感覚を表現できないことに気が付いたからで、徹底的に形を捨てることによって自分の感情を表現しようとしました。

ただ、これも前回考察した私的言語と同じ欠点があり、自分の描きたいように描いた結果、他人からの批評、吟味に堪えられる表現ではなくなるんですよね。

ジェスチャーやダンス、音楽などによるコミュニケーションも同じ。それだけでは他人と全く同じ感覚の表現はできませんし、もしルールを定めて公共性を与えようとしても、それは言語と一対一で対応付けできてしまうものとなり、感覚を表現するには不十分なツールに逆戻りしてしまう、と。

では、そもそもワレワレの感覚を寸分たがわず表現し尽くす、という事自体が不可能なんでしょうか?

野党の党首がやる誹謗中傷

2009-08-22 21:08:30 | 雑感
「日の丸ひっちゃぶいた」 首相、演説で民主を批判 asahi.com(朝日新聞社)

>麻生首相は20日午前、鹿児島県霧島市で街頭演説し、民主党が日の丸を上下につなぎ合わせた民主党旗を掲げていた問題について、「(民主党が)日の丸の旗をひっちゃぶいた。ふざけた話でしょうが。日の丸ですらきっちりできない」と強く批判した。

ふ━━( ´_ゝ`)━( ´_ゝ`)━( ´_ゝ`)━━ん

・「平成の大合併」で、ワタシの故郷の市の旗が自民党に引き裂かれたんですけど?

・愛すべきは「旗」ではなくて「日本」でしょう。偶像崇拝を禁止してる宗教は、禁止していない宗教より正しい姿勢だと思うんですが?

・え?ただの難癖?はい、その通りです。あなたと同じ誹謗中傷です。

オバマは「他人の悪口を言わない」という戦略で大統領になったんですが、日本の政治家達は・・・
(´・ω・`)

三河侵攻作戦の実態

2009-08-19 00:54:37 | 歴史
小牧・長久手戦役シリーズ。前回の続きです。

羽柴軍中で検討され始めた三河への迂回侵攻作戦は、どのように発案され、どういった経緯で決定されたかは定かではありません。ルイス=フロイスはイエズス会の書簡の中で、家康の罠に秀吉がひっかかった説を紹介していますし、太閤記などは池田恒興が発案し、秀吉が許可を渋ったエピソードが書かれています。

このようにもっとも肝要な作戦の目的は史料的裏づけが取れず、本当に三河侵攻を企図していたのかは定かではありません。

秀吉はこの任務に2万4千ほどの軍勢を宛てましたが、純粋にその効果のみを考えた場合、戦略的なレベルでの後方撹乱は万を超える軍を送り込んでまでする任務ではなく、中途半端な大軍を派遣したことはかえって秘匿性を低下させ、成功の見込みを低くするだけです。

また、岡崎城を本気で攻略するのであれば、敵領内で孤立した作戦を行うことになりますので、明らかに兵力が少なすぎます。

これに対し、小牧山の背後に侵入し、注意をひきつけておいて正面から攻め立てるという戦術的後方撹乱であれば、兵力的にも妥当であり、必ずしも行動を秘匿し続ける必要はありません。織田・徳川の最右翼である小幡城を迂回し、織田・徳川連合軍の戦線に大穴を開け、尾張と三河の間に楔を打ち込むというもの。小幡城、岩崎城に攻めかかれるまでの距離を詰められれば、敵に動きを察知されても囮として機能するため、一向に構わないことになります。

世の中に三河侵攻作戦として知られる軍事行動、実態はこんなところだと思うんですが?

しかしわずか数日で実施が確定するなど、それが準備面でも情報面でも非常に拙速だったことは間違いありません。

秀吉の部隊選定は池田恒興や羽柴秀次、森長可といった自軍左翼をそっくりそのまま投入しただけという手抜き。作戦の意図や目標の周知はまったく徹底されておらず、実行部隊は秀吉との連携どころか、各将の間でも相互の連絡を欠いている有り様だったのです。

8月のジャーナリズム

2009-08-16 18:52:54 | 雑感
8月6日を広島で過ごし、8月15日もテレビを見て出来上がった一過性の感傷的な記事ではありますが。

21世紀は、人間の経済活動の象徴たる世界貿易センタービルに、科学力の象徴で夢の具現たる飛行機が突っ込んで、まるで現実的でない映像が世界中に放映されて始まりました。人間が人間を殺した数が史上最も多かった20世紀が、形を変えて繰り返されるのを暗示するかのような幕開け。

それでも司馬遼太郎は「二十一世紀に生きる君たちへ」でこう書いています。

「君たちの未来が、真夏の太陽のようにかがやいているように感じた」

過去の戦争の責任はワタシにはありませんが、未来の戦争の責任はワタシにあるんです。

ノスタルジー

2009-08-16 18:52:37 | 雑感
実家に帰ってもブログを更新するつもりだったんですが、実家のパソコンが父親のセキュリティに対する無知であぼーんしてたため、更新できませんでした。このブログを定期的にのぞく奇特な方、お待たせしました(←謝っているのかケンカ売ってるのかわかりませんが。)

それはさておき、故郷の石川の駅に立ったとき、だいぶん様子が変わってしまっていました。

・・・まあ、ワタシが大学に行くために故郷を離れてから9年経ってるんで当然と言えば当然なんですが、ワタシの記憶よりも空の面積が狭くなってました。

そもそも平成の大合併で故郷の名前まで変わっていて、「何を今更」なのは重々承知。それでも街の灯の明るさに反比例して、胸の奥の方が切なくなるのは、これ何ゆえ?

連勝~!

2009-08-10 23:27:54 | 雑感
引き続きマツダスタジアムでカープの応援。

連勝!いや~、気持ちいいです。
キタ━━━ヽ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )メ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )メ( ゜∀゜)人(゜∀゜ )ノ━━━!!

まあ高校球児のほうがもっと丁寧な野球やるだろ、とかそういうことは置いておいて、2日連続で応援に行って連勝したのはおそらく初めて。しゅばらしい!
キタ─wwヘ√レvv~(゜∀゜)─wwヘ√レvv~─

さ、3位ヤクルトとは10ゲーム差ですか。20連勝ぐらいすれば追いつくかな?


それが ヒ・ロ・シマ~

2009-08-09 01:02:38 | 雑感
昨日(8/8)はマツダスタジアムへカープの応援に行ってきまし・・・いやいや、このブログはネットカフェから書いてまして、泊りがけで8/9の試合も応援します。

8/8の試合はカープ祭りでした。1イニングで7点の集中打、先発大竹の完封。久しぶりにスカッとした試合内容。でも1イニングでずっとチャンステーマ歌いっぱなしだと酸欠・貧血で倒れそうになります。うれしい悲鳴。

近くの銭湯も見つけ、これから先の応援ライフも充実してきました。いい一日!

そんなわけで(?)、カープの応援団作曲班が作った渾身の応援歌「カープが大好きだから」を貼っておきます。



カープが大好きだから ともに戦い
カープが大好きだから ともに優勝する
カープが好き

「おはよう」の後は 昨日のサヨナラヒットの話
声が枯れぎみの朝
今日はナイターだから 赤い服身につけて
街へ出かけよう

商店街歩けば カープ坊や
みんな心はひとつ
それが ヒ・ロ・シ・マ

カープが大好きだから ともに戦い 夢を追いかける
カープが大好きだから ともに優勝する
カープが好きだよ

夕方開門 いつものベストポジション走る
今日はうどん食べよう
1-9 声の試運転 自慢のメロディ乗せて
響けファンファーレ

シーソーゲーム見つめる 赤いスタンド
みんな気持ちはひとつ
それが ヒ・ロ・シ・マ

カープが大好きだから みんなで歌う 熱い応援歌(メッセージ)
カープが大好きだから みんなで喜ぶ
カープが好きだよ

悲しい日は 一日泣いて
そうだ明日は 燃えないゴミの日
ゴミは捨てちゃえ

カープが大好きだから 信じているよ 鯉のユニフォーム
カープが大好きだから 絶対勝つぞ
カープが好きだよ

カープが大好きだから ともに戦い 夢を追いかける
カープが大好きだから ともに優勝する
カープが好きだよ
カープが好き


*どうでもいいですが、上のハイパーリンクの先にある「赤松真人のテーマ2008」はユーロビートとしてかなり完成度が高いと思うんですけど?

金融工学が生んだ「核」

2009-08-08 12:27:13 | 雑感
前回のお話の続きです。

ブラック・ショールズ方程式を基礎とする金融工学は、正確な状況分析を前提とした上で、金融商品に適正な価格を付けることを可能としました。モデルで説明しますと、「真水」(キチンと帰ってくる債権)の中に何パーセントの「不純物」(貸し倒れる債権)が混じっているかを計算できるようになったのです。

その計算結果を元に、不純物を沈殿させ、飲める水と不純物とを分離します。そうしておいて、濃縮され不純物だらけの水を、高い値段を出して引き取ってもらう。こうして銀行は、誰かにお金を支払う代わりにリスクを肩代わりさせる(金融派生商品、デリバティブ)システムを使うことによって、ほぼリスクなしでお金を貸すことができるようになったのです。

リスクを背負う側としても、銀行から高い利回りの金融商品を買えて、なおかつ景気がいい時は担保が元本と同等以上の値段で売れ、ほぼリスクなしで銀行からお金をもらってるのに等しい状態になりました。

こんなウマイ話に乗らないでどうする!世界中のお金が金融工学のメッカ・ウォール街に集まってきました。俺にもデリバティブを売れ!

そんな状態になっちゃいまして、本来は銀行がお金を貸した時に生まれる金融"派生"商品なんですが、「無理矢理でもいいから金を貸してデリバティブを作って俺に売れ!」という要求が出てくるに到り、銀行は低所得者に住宅ローンの形で金を貸し始めました。はい、「サブプライムローン」の完成です。

先ほども述べましたが、住宅バブルで担保が元本と同等以上の値段で売れてるうちは良かったんですが、もちろんそんなバブリーな状況はいつまでも続くわけがなく、住宅の値段が下がり始めました。

そうなるともうパニック。元から帰ってくるアテのない金貸しですから、債権者は破産、銀行・投資家もあぼーん。こうしてみるみる銀行や証券会社の資産が目減りしていって、恐慌が発生したわけです。

何でこんなことになっちゃったか?

冒頭部分にも書きましたが、金融工学が効果を発揮するのは正確な情報を盛り込んだ上での話です。金融工学の手法をバブル景気みたいな不安定極まりない状況に適用すれば、誤った答が導き出されて当然だったのです。

そしてもう一つ、人間は「リスクなしでリターンが帰ってくる」という状況で自制心を失っちゃったんでしょうね。そんなにうまい話は世の中に転がってませんよ、と。

物理学者は核兵器を生み出したことによって世間から指弾されました。同じく金融工学者はサブプライムローンという核兵器を世に送り出し、批難の集中砲火を浴びています。

正しく運用すれば人間に素晴らしい恩恵をもたらす技術ですが、一度失った信用を取り戻すことは並大抵ではありません。

ブラック・ショールズ方程式

2009-08-05 21:54:24 | 雑感
昨日の記事がアホ過ぎたので、今回はマジメに金融工学のお話。以前にポアンカレ予想の記事を書いた際、チョットだけ勉強してみたんですが、面白かったのでもう少しだけ勉強してみました。

ノーベル経済学賞の受賞理由となり、金融工学という学問分野の基礎となったブラック・ショールズ方程式とはなんぞや?

いきなり話は飛びますが、水の中にインクを一滴だけ落とすと、インクの微粒子はランダムに運動しているように見えます。別にインクの粒子が生きているわけではなくて、周りに沢山いる水分子が熱運動をしていて、その水分子が不規則にインク粒子にぶち当たることで、インク粒子が動いているように見えるわけです。

で、周りのナニモノカの影響を受けて揺れ動くモノ、これって株価とかに似てない?というわけで、ブラウン運動を記述するモデル(ウィナー過程)を価格変動に組み込んでみればいいかも!んで、出来上がったブラック・ショールズ方程式は、熱伝導方程式によく似たものになったわけです。

経済学に熱伝導方程式を援用する。これが金融「工学」と呼ばれる分野の誕生の概略です。面白い。

じゃあブラックショールズ方程式で何ができるようになったのか?難しく言うとヨーロピアンオプションに値段が付けられるようになったんです。

うん、わかりません。でも、そのよくわからない技術を応用すると、他人に金を貸す時のリスク(貸し倒し)を消失させる魔法が使えるようになったんです。

銀行(金貸し)は、相手が破産して、貸した金が返ってこない危険性を利子として受け取る商売をしていますから、ノーリスクで金貸しができる、まさしく「魔法」と呼ぶに相応しい技術だったんです。

・・・と、そんな夢みたいな魔法がいつまでも持続するわけがなく、魔法が解けたときの反動が「リーマンショック」なのは言わずもがな。

次回はリーマンショックに果たした金融工学の役割を書いてみようかと。

アルディス

2009-08-04 23:12:13 | 雑感
ラストニア、私の国。一年の半分は雪と氷に閉ざされた冬将軍の治める国。

けれど私は知っている。春の女神の微笑みが冬将軍の剣よりも強いということを。ただ一度の微笑みがその刃を溶かしてしまうということを。

春の女神よ。私はあなたの娘。

冬将軍の治める時も私はこの瞳に春の日差しを持とう。この胸に春の花を咲かせていよう。そして出会う全ての人に春の微笑みをあげよう。

冬将軍の治めるこの国に全ての民にとって、私は春の女神の娘でありたい。


今日(8/4)はワタシの誕生日なので、このぐらいのタワゴトも見逃してやってください。
ヽ( ゜д゜)ノ┌┛)`Д゜)・;’