今日「300」という映画を見てきました。
ヽ( `Д´)ノテラヒドス!!!
こんな映画を評価する人間がいることが不思議でたまらない。以下、思いついたことを並べてみます。
・プロパガンダ臭い。イラン攻撃の雰囲気作りのための映画なのか?
・ペルシア側を徹底的に悪く描いているため「好敵手」が存在せず、お話が単調。味方の個性もなし。レオニダス王以外はテキトゥ感丸出し。
・ナレーション多すぎ。背景説明だけでなく、心情説明をするなんて野暮の極み。セリフも「会話」ではなく「独り言」に近い。
・なんで「テルモピュライ(Thermopyles)」が「ホット・ゲート(Hot Gate)」に英訳されてんだよ!
・ペルシア軍やペルシア王・クセルクセスの描写は物スゴ~く不思議。おまいらは中東とインドとアフリカの区別がつかんのか?ゾウはまだしもなんでサイが出てくんだよ!?
・あまりにも露骨なCG。「一応これは実話に基いたフィクションじゃないのか?」と疑いたくなる。現実の風景ってもっと綺麗だし、古戦場にはそこにしかない「味」があります。ロケできちんと作るべき。
・「裏切者」の描き方はどうあっても許せない!!ヘロドトス(←ヘーロドトースと音写するのが正しいですけど、とりあえず)の「歴史」の第七巻ではスパルタ人ではないと書かれています。これがこの映画の後味を物凄く悪くしている。
・友軍が撤退したエピソード。ヘロドドス自身が採りたがっている説は、レオニダスは玉砕を覚悟した時点で、友軍を帰還させたというもの。レオニダスにはそういう思いやりがあったとヘロドトスは主張しています。もちろんこの見解は問題ありなんですが、変な所で「友軍はビビッて勝手に帰っちゃった」と史実に忠実になるのは何故?
・敵に対する配慮が足りない。ヘロドトスは、クセルクセスがレオニダスの死骸を晒し者にしたのはよほど激しい怒りがあったに違いない、と述べた後にこう続けています。
「私の知る限りペルシア人ほど、戦場で見事な働きをした兵士を鄭重に扱う習慣をもつ民族は他に例がない」
戦争を描く上で基本となるのは敵に対する敬意でしょうよ。
・・・とにかく、こんな駄作を見た後には、ホメーロスなんかが天才だということがよ~くわかります。
ヽ( `Д´)ノテラヒドス!!!
こんな映画を評価する人間がいることが不思議でたまらない。以下、思いついたことを並べてみます。
・プロパガンダ臭い。イラン攻撃の雰囲気作りのための映画なのか?
・ペルシア側を徹底的に悪く描いているため「好敵手」が存在せず、お話が単調。味方の個性もなし。レオニダス王以外はテキトゥ感丸出し。
・ナレーション多すぎ。背景説明だけでなく、心情説明をするなんて野暮の極み。セリフも「会話」ではなく「独り言」に近い。
・なんで「テルモピュライ(Thermopyles)」が「ホット・ゲート(Hot Gate)」に英訳されてんだよ!
・ペルシア軍やペルシア王・クセルクセスの描写は物スゴ~く不思議。おまいらは中東とインドとアフリカの区別がつかんのか?ゾウはまだしもなんでサイが出てくんだよ!?
・あまりにも露骨なCG。「一応これは実話に基いたフィクションじゃないのか?」と疑いたくなる。現実の風景ってもっと綺麗だし、古戦場にはそこにしかない「味」があります。ロケできちんと作るべき。
・「裏切者」の描き方はどうあっても許せない!!ヘロドトス(←ヘーロドトースと音写するのが正しいですけど、とりあえず)の「歴史」の第七巻ではスパルタ人ではないと書かれています。これがこの映画の後味を物凄く悪くしている。
・友軍が撤退したエピソード。ヘロドドス自身が採りたがっている説は、レオニダスは玉砕を覚悟した時点で、友軍を帰還させたというもの。レオニダスにはそういう思いやりがあったとヘロドトスは主張しています。もちろんこの見解は問題ありなんですが、変な所で「友軍はビビッて勝手に帰っちゃった」と史実に忠実になるのは何故?
・敵に対する配慮が足りない。ヘロドトスは、クセルクセスがレオニダスの死骸を晒し者にしたのはよほど激しい怒りがあったに違いない、と述べた後にこう続けています。
「私の知る限りペルシア人ほど、戦場で見事な働きをした兵士を鄭重に扱う習慣をもつ民族は他に例がない」
戦争を描く上で基本となるのは敵に対する敬意でしょうよ。
・・・とにかく、こんな駄作を見た後には、ホメーロスなんかが天才だということがよ~くわかります。