善悪の基準は聖書か

久しぶりに「エホバの証人」が家に来ましたYo！


「エホバの証人」は聖書原理主義的な思想の宗教でして、信者が輸血を拒否してそのまま亡くなられたりする事件も、聖書の言に従っているから。

彼らの善悪の判断基準は聖書にあります。でも、道徳の基礎を一冊の本に頼ろうとするのなら、最も適切な本を選択し、それがどこまで頼れるのかを確認しておいたほうがいいですよ。

そんなわけでエホバの証人の方からいただいた「新世界訳聖書」を開いてみます。原典→英語訳→日本語訳と重訳されたものなんですが、今回は気にせず引用して掲載。

以下引用

レビ記11章7、8節
そして、豚、(中略)あなた方はそれらのものの肉をいっさい食べてはならず、その死体に触れてもならない。これらはあなた方にとって汚れたものである。

レビ記11章10、11節
そして、水に群がるすべての生き物また水の中にいるすべての生きた魂のうち、すべて海や奔流の中にいてひれとうろこのないもの、これらはあなた方にとって忌み嫌うべきものである。実に、それらはあなた方にとって忌み嫌うべきものとなる。あなた方はその肉をいっさい食べてはならない。そして、その死体も忌み嫌うべきである。

レビ記19章19節
「『あなた方はわたしの法令を守るべきである。(中略)二種類の糸を織り混ぜた衣を着てはならない。

エゼキエル書18章12節
(前略)質物を返さず、(中略)彼は高利を取って[ものを]与え、利息を取った。それで、彼は決して生きつづけることはない。彼はこれらすべての忌むべきことを行った。彼は必ず死に処せられる。彼の血はその身に帰する。

引用終わり

さて、これらの記述から、
・豚肉や貝・カニ・エビなどを食べること
・混紡の服を着ること
・金利を取ってお金を貸すこと
は禁止されています。

キリスト教圏のレストランでも豚肉やロブスター料理は普通に食べられるでしょう。
(豚肉を食べることを禁止しているのはイスラーム教だけではなかったんですね)
世界中に銀行もあります。むしろユダヤ人が金融のプロとして世界史を支配してきた側面があるくらいです。
(金融を全面否定するという考え方は、あしながおじさんと援助交際を同列に扱うような暴論です。あ、でも結果的にジュディはおじさんとくっついちゃったか・・・)

上のほうで少し断りを入れましたが、ワタシが引用した聖書の文言は翻訳されたもの。だから人間の手によって「神の言葉」が捻じ曲げられている可能性がある。なので、聖書を基準に善悪を判断したいのなら、翻訳された聖書ではなく、原典(ヘブライ語、アラム語、ギリシア語ぐらい？)を読めないといけませんね。

出直して来い！