そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

篤姫

2008-03-02 23:02:13 | 歴史
2008年の大河ドラマ・篤姫を見ました。

・・・完全にホームドラマですね

別にホームドラマを否定するつもりはないんですが、「大河ドラマ」というものに期待するものって、ワリと重厚で歴史に忠実な正統派、悪く言えば古臭いイメージの作品だと思うのですよ、ワタシは。

それなのに、宮あおいが軽すぎゃしませんでしょうか?今日(3/2)放送分では、完全に「教育ママをウザがる女子高生」でしたね。

元々篤姫(天璋院)は島津家の発言力強化の道具として、および江戸城内での工作要員として将軍家に送り込まれたんですよ。

もっとも、ダンナの13代将軍・家定、および送り込んだ張本人の島津斉彬はサッサと死んでしまいましたが、それでも工作員として江戸城内に居座り続け、ガッチリと影響力を確保。14代将軍・家茂の嫁である和宮と「嫁姑のバトル」を繰り広げた・・・という話は、2003年に放送された「大奥」というドラマで描かれていたことはご存知の方も多いと思います。このときのキャストは菅野美穂と安達裕美。何だか納得してしまいます。
ヽ(;´Д`)ノ

さて、宮あおいっていう人、朗らかで快活なイメージをウリにしているようですけど、この人に嫁イビリが似合わないのは言うまでもありません。因みにイビられる方は堀北真希で、何だかOLの他愛もないケンカになっちゃいそうな気配・・・。

ま、NHKは大奥のドロドロを描きたいのではなく、数奇な運命に敢然と立ち向かう女性像をメインにするんでしょうから、構わないといえばそうなんですが、「大奥」というドラマが成功しているだけに、そのイメージを崩すのは大変そうです。

是非いい方向に期待を裏切っていただきたいです。