そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

不良債権処理

2008-03-08 22:08:29 | 雑感
前回の記事で、「金融機関の損失を税金で穴埋めした」ケースをチラッとお話しましたが、大蔵省・財務省が「税金の贈与」というとんでもないことをやったケースって、住専問題の一回だけだったんですね。

日本長期信用銀行(長銀)の場合は財政投融資や預金保険機構などからの「融資」でしたし、北海道拓殖銀行(拓銀)も一部税金が投入されましたが、メインはそういったお金。

・・・もっとも、ほとんど帰ってこなかったんですけど

さて、勝手にコケた金融機関に税金を投入するというケース、「石原銀行」こと新銀行東京でも行われようとしていますね。

不良債権問題で失敗すると、必ず
「潰すともっと金がかかる」
「今度こそ立て直します」
という言い訳が出てきます。

・・・バブルのときはそれで失敗してきたんでしょ?
┐('~`;)┌

石原都知事も「粉飾があった」なんて他人に責任転嫁しないで、自分のつくった銀行の失敗には自分で幕を引くべきでしょうよ。都税を使うなら、「石原銀行」を破綻処理するときでしょうよ。

ほっとくと

2008-03-08 12:24:17 | 雑感
政府人事案、日銀次期総裁は武藤氏…民主党の反対で混乱も
(SANSPO.COM)

投資家が投資する際の判断材料、拠り所となるのは「信用」。金融商品は「モノ」ではなく「信用」を根拠にお金のやり取りが行われています。

もし中央銀行(日本なら日本銀行)のトップが不在となれば、その国の経済に対する信用はガタ落ち。世界のいい笑いものです・・・
ヽ(;´Д`)ノ

この件について、日経が激怒し、産経が嘲笑なのはいいとしても、朝日と毎日でさえ引きぎみなのがスゴイ。
(´・ω・`)

予算案を強行採決したということと、日銀総裁人事は別だろうよ。そこは勝負どころではないだろうよ

だからと言って、自民党が推す武藤敏郎も、あの「住専」問題の責任者の一人だったりするんですよね

住専(←一般企業)の乱脈融資で膨れ上がった赤字を、6850億円もの税金で穴埋めした。財政と金融を分離したのは、こうした不正な処理に税金が二度と使われないようにするためです。それなのに、その悪例をつくった共同責任者が日銀総裁になるのは筋が通りませんよ。

武藤さんには、住専の処理に自分がどう関与したのか、特に税金投入に賛成したのか反対したのか、そして今後、同様の事態が起きた場合にどう処理するのか、を公聴会の場で語っていただきたいです。



いや、冗談ヌキで・・・