今世の中に「嫌儲」という言葉があります。金儲けを無差別に非難してしまう感情。
この言葉は元々「ニュース速報板(ニュー速)」のスレッドを複写(コピペ)しただけでブログを作成し、そのブログにスポンサー(アフィリエイト)をつけて金儲けする人に対して、
「他人の意見を横取りして、自分は何もしないで金儲けの道具にするとはけしからん!」
と批難したことにより生まれたそうです。
似たような話に、「のまねこ問題」というのがありました。これは2ちゃんねるの中で自然発生的に確立された「モナー」というキャラクターを、エイベックスのグループ会社(有限会社ZEN。完全にペーパーカンパニーだな・・・)が「のまねこ」と勝手に名前をつけて著作権を主張しました。それに2ちゃんねらーたちが猛反発した、と。
上記の2つのケースの類似点は、2chの中で自然発生した「知的財産」を金儲けに勝手に利用したようにみえる部分。
・・・と、ここで「知的財産」の解釈でいろいろ問題になるワケです。
後のケースの場合、二次創作物を著作権で保護しようとした態度が批難されました。ならば排他的な権利を主張しなければ・・・?ワタシは前者の場合と同じ問題になると思います。
著作権やその他知的財産についての専門的知識が乏しいので正確ではない事を先にことわっておきますが、前者のケースは実質的なパブリックドメインを使用しただけ(ひろゆきに著作権があるのかな?)なので、法的に全く落ち度はない、と考えられます。資本主義社会では「適切な手段」での「金儲け」は是認されています。で、この「適切な手段」が適切であるかどうかの基準は法になるわけです。法に触れていない限り適切な手段での金儲けであり、ケチをつけられるいわれはない。
では道徳的に問題はないのか?・・・当然金儲けの手段の「道徳的な」正当性が問われると、「道徳」は人ぞれぞれ違うのでもめる原因になる。
「生産的なことをやっていない、付加価値を全く与えていないのに金を儲けてていいのか?」
この考え方は株を始めとする投機ビジネスの一部を批難する考え方です。「アレは虚業だ」と。堀江社長時代のライブドアや村上ファンドを嫌いな人種。しばしば「額に汗して働いて金を儲けんかい!」という主張になります。かく言うワタシもこの考え方なんですが。もちろん、面白いサイトやスレッドをわかりやすく紹介することで十分付加価値を与えているという反論ができるでしょう。
一方、
「法と道徳をわざわざ分離して考える必要はない。法は道徳に沿う形で制定されているから、道徳的に問題などない。」
という主張もあります。確かにそりゃそうだ。こちらのほうが合理的ではありますね。
ただ、直感として、感情的に、納得できない部分があります。
ワタシの結論として、ホリエモンや村上世彰をバッシングした人は、他人のふんどしで金儲けするビジネススタイルを真似しないで欲しいなぁ、ということでどうか一つ。
この言葉は元々「ニュース速報板(ニュー速)」のスレッドを複写(コピペ)しただけでブログを作成し、そのブログにスポンサー(アフィリエイト)をつけて金儲けする人に対して、
「他人の意見を横取りして、自分は何もしないで金儲けの道具にするとはけしからん!」
と批難したことにより生まれたそうです。
似たような話に、「のまねこ問題」というのがありました。これは2ちゃんねるの中で自然発生的に確立された「モナー」というキャラクターを、エイベックスのグループ会社(有限会社ZEN。完全にペーパーカンパニーだな・・・)が「のまねこ」と勝手に名前をつけて著作権を主張しました。それに2ちゃんねらーたちが猛反発した、と。
上記の2つのケースの類似点は、2chの中で自然発生した「知的財産」を金儲けに勝手に利用したようにみえる部分。
・・・と、ここで「知的財産」の解釈でいろいろ問題になるワケです。
後のケースの場合、二次創作物を著作権で保護しようとした態度が批難されました。ならば排他的な権利を主張しなければ・・・?ワタシは前者の場合と同じ問題になると思います。
著作権やその他知的財産についての専門的知識が乏しいので正確ではない事を先にことわっておきますが、前者のケースは実質的なパブリックドメインを使用しただけ(ひろゆきに著作権があるのかな?)なので、法的に全く落ち度はない、と考えられます。資本主義社会では「適切な手段」での「金儲け」は是認されています。で、この「適切な手段」が適切であるかどうかの基準は法になるわけです。法に触れていない限り適切な手段での金儲けであり、ケチをつけられるいわれはない。
では道徳的に問題はないのか?・・・当然金儲けの手段の「道徳的な」正当性が問われると、「道徳」は人ぞれぞれ違うのでもめる原因になる。
「生産的なことをやっていない、付加価値を全く与えていないのに金を儲けてていいのか?」
この考え方は株を始めとする投機ビジネスの一部を批難する考え方です。「アレは虚業だ」と。堀江社長時代のライブドアや村上ファンドを嫌いな人種。しばしば「額に汗して働いて金を儲けんかい!」という主張になります。かく言うワタシもこの考え方なんですが。もちろん、面白いサイトやスレッドをわかりやすく紹介することで十分付加価値を与えているという反論ができるでしょう。
一方、
「法と道徳をわざわざ分離して考える必要はない。法は道徳に沿う形で制定されているから、道徳的に問題などない。」
という主張もあります。確かにそりゃそうだ。こちらのほうが合理的ではありますね。
ただ、直感として、感情的に、納得できない部分があります。
ワタシの結論として、ホリエモンや村上世彰をバッシングした人は、他人のふんどしで金儲けするビジネススタイルを真似しないで欲しいなぁ、ということでどうか一つ。