エンターテインメントとはなんぞや？（その１）

エンターテインメントとはなんぞや？
僕がたまに考えるテーマです。

僕はディズニーのキャラクターとかは全く興味ないのですが、ディズニーランドは好きです。現実を忘れさせてくれるようなあの徹底した演出。まさにエンターテインメントです。僕はディズニーランドに行くと、細かい演出や、キャスト達の動きや表情を見て勉強したりします。建造物や小物まで徹底して凝っています。まさに"夢の国"ですね。でも一人ではちょっと行けないですね。誰か一緒に行ってくれ（笑）

　僕は人前で楽器を演奏する立場なので、演奏するだけではなく見せる（魅せる？）事もある程度は考えなければいけません。
もちろん、クラッシック音楽とかの世界は別ですが、ロックやポピュラーミュージックのライブは、やはり見せる事も一つの魅力になるのではないでしょうか。
どうすればいいか？　単に衣装に着替えてメイクしたりすればいいってものではありません。演奏するときの表情や姿勢とか、そういうのが大切だと思います。そしてなるべく音楽に入り込んで、心を込めて演奏すれば、自然と表情や動きもでてくると思うんです。
本当は演奏だけでお客さんを引き込む事ができるのが一番の理想ですね。ミュージシャンとしてはね。

　アメリカで『クロスロード・ギター・フェスティヴァル(CROSSROADS GUITAR FESTIVAL)』というのをやっています。Eric Clapton（エリック・クラプトン）が主催なのかな？　よくわかりませんが。
そのDVDなんですが、これが良い！！
けっこう知らないアーティストが沢山出てるのですが、みんな演奏が素晴らしい。
ただのおっさんかと思ってたら、名前見ると「おお、あの人だったのか！」という人だったり（笑）
（僕は無知なので、もしかしたらとても有名な人達かもしれない。でも、ウイリーネルソンとかシェリルクロウとかジェフベック、ジョンメイヤー、BBキングくらいなら知ってたよ、名前くらいはw）
そんな感じで、普段着のような格好をしたおっちゃんやおばちゃん、兄ちゃん、姉ちゃんが次々と出てきて、素晴らしい演奏を繰り広げるのです。
街とか歩いてると、「あ、こいつバンドやってるな」って見ただけでわかりやすい人とかいますよね？（笑）
でも、ここに出演している人達が、その辺を歩いてても、普通の人達にしか見えないと思います。

　衣装や化粧をバッチリきめてても、演奏がいまいちだとちょっとイタかったりしますが、普段着でこういう演奏をさらっとやっちゃう事がめちゃくちゃかっこいいと思いました。　まあ、この人達は見せるのではなく聴かせる人達ですからね。衣装でごまかしたりする必要もない人達なんです。それでいて見てても楽しめます。
　衣装とか化粧を否定してるわけではありませんよ！衣装や化粧をしないと成り立たない世界だってありますから。
でも、僕はこのDVDを観て、普段着でさらっとカッコいい演奏をする人達を見て『めっちゃカッコいい！！』と思いましたよ。
ミュージシャンはまずは『音』ですよね。
僕もがんばらないと．．．．

そんな感じで、"音楽っていいな"ってあらためて思わせるDVDです。

ギタリストじゃなくてもこのDVDは必見です！！！
ドラマーに関しては、僕が知っている限りでは、Steve Jordan（スティーヴ・ジョーダン）、Vinnie Colaiuta（ヴィニー・カリウタ）とかが出てましたけど、知らない人もみんな素晴らしいプレイです。（当然か！）　
5,000円くらいするけど、これで4時間半のハイクオリティーなライブが楽しめるなら文句ないっしょ！

	クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2007 [DVD]
	WARNER MUSIC JAPAN(WP)(D)

	Crossroads Guitar Festival 2010 [DVD] [Import]
	株式会社ワーナーミュージック・ジャパン

僕は、彼等のように、Tシャツやジーンズのような普段着で演奏してても観客を引き込めるようになりたいですね。
あ、彼等の場合は普段着が衣装なんでしょうけどね。