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俺のランニング生活

大学で長距離走をやっていました。練習日誌や普段思っていること、自分の陸上競技論を書きます!

今日も・・・

2006-07-11 19:19:02 | 日誌(練習日誌)
ダメでした・・・・





最近スピード練習が満足にこなせません。
先週はなんとかキロ3'30”切りで16000mできたのですが、インターバルトレーニングになると後半ガクッとペースダウンしてしまいます。

て言うか今日はなぜか1本目からきつかったです。3本目には極限の状態になってしまいました。最近はずっと後輩に負けっぱなしで本当に悔しいです。そして走れない自分に腹が立ちます。
なぜ走れないのかあれこれ考えますがわかりません。考えれば考えるほど頭が痛くなります。

いつも深く考えすぎて深みにはまってしまうのが自分の悪い癖だと思いますが・・・・・

毎年秋から冬にかけて調子は良くなります。去年も夏までは5000m16分20秒かかっていたものが秋には1分速くなって15分20秒台までいきました。10000mのタイムも夏までの5000mのタイム×2よりはるかに速い31分台までいきました。しかし期間限定で走れる選手は嫌です。




早く本当の自分を取り戻したいです。



今日の練習
800m×5(R200mJOG)

2'22"03(65")2'22"44(72")2'22"17(65")2'38"64(68")2'31"78

5000mと1000mの記録の関係( ..)φメモメモ

2006-07-11 07:43:43 | 陸上競技論
次の計算をしてください

(自分の5000mのベストの1000mあたりの平均ペース)-(1000mのベスト)

例えば5000mのベストが15'00"、1000mのベストが2'40"である場合を考えてみます。そうなると5000mのベストの1000mの平均ペースは3'00"となり、

3'00"-2'40"=20

となります。

みなさんはいくらになったでしょうか?

私がたくさんの選手の1000mと5000mの記録の関係を調べた結果その値が20前後になることを見つけました。
しかし、

いや 自分は違う

という人もいると思います。

その値が25~30近くになる人はおそらく無機的能力(無酸素運動の能力)が発達していて、有機的能力(有酸素運動の能力)が比較的弱い、いわゆるスピードはあるがそれを長い距離持続させることが苦手な中距離タイプの選手だと思います。

その値が20を切ってくる選手は逆に有機的能力(有酸素運動の能力)が発達している選手といえます。実際に長距離の実業団選手はほとんどこの分類に入ります。おそらく豊富な練習量(走りこみ)をこなすことが有機的能力の発達につながっているのだと思います。

私が調べた結果だとその値がどんなに小さくなっても15を切る選手はいませんでした。つまり何が言いたいかというとこの値がわかると5000mを●分●秒で走るためには1000mのスピードが最低どのくらいなければならないということがわかるのです。

下記はそれを一覧にしたものです。

(1000m:左の5000mの記録で走るために最低限必要な記録)

5000m 1000m
17'55 3'20
17'30 3'15
17'05 3'10
16'40 3'05
16'15 3'00
15'50 2'55
15'25 2'50
15'00 2'45
14'35 2'40
14'10 2'35
13'55 2'30
13'20 2'25
12'55 2'20
12'30 2'15

ただしこれは豊富な練習量をこなし、スピード持続させる力を極限にまで鍛えた場合です。よって5000mの記録のレベルが低いうちは1000mのスピードが先についてしまう場合が多いはずです。要するにこの値が15になる位の練習をやれば1000mのベストも自然と上がってしまうということです。例えば1000mを全力で走って3'05なのに5000mが16'40という人は少ないと思います。しかし記録のレベルが高くなっていくと5000mの記録よりも1000mの記録を改善するのが難しくなっていきます。そうなってきた場合にこの値が重要になってくるのです。

1000mのベストが解らないという人の為に以前紹介した1000mのベストから1500mのベストを計算する方法を使って1500mに書き換えてみます。

(1500m:左の5000mの記録で走る為ために最低限必要な記録)

5000m 1500m
17'55 5'07"5
17'30 5'00"0
17'05 4'52"5
16'40 4'45"0
16'15 4'37"5
15'50 4'30"0
15'25 4'22"5
15'00 4'15"0
14'35 4'07"5
14'10 4'00"0
13'55 3'52"5
13'20 3'45"0
12'55 3'37"5
12'30 3'30"0

これらのことを踏まえると

5000mを
15分切るなら1000m 2'45以内 1500m 4'15以内
14分切るなら1000m 2'33以内 1500m 3'57以内
13分切るなら1000m 2'21以内 1500m 3'39以内

が最低必要ということになります。

ちなみに5000mの日本記録保持者(13'13"40)の高岡選手の1500mのベストは3'40"20です。5000mの日本記録をやぶる、あるいは日本人初の12分台を出す選手になるためには最低1500mで今の日本記録(3'37"42)をやぶるくらいのスピードが必要でしょう。


今度5000mの世界記録保持者のベケレ選手が1500mを走るそうです。
ベケレほどの選手なら極限の持続力を示す15という値をあてはめてもいいと思います。それを踏まえてさきほどの計算をすると

・ベケレ選手の5000mの記録(12'37"35)の1000mの平均ペースは2'31"47

・2'31"47-15"=2'16"47(予想されるベケレ選手の1000mのベスト)

・(2'16"47+5")×1.5=3'32"20(予想されるベケレ選手の1500mのベスト)

となります。記録は様々な条件に左右されるので、本当に3'32"で走るかは保障できませんが、最高の条件で走れば3'32"前後は出ると思います。それは近いうちにベケレ選手が走って証明してくれると思うのでお楽しみに!



(*最後に付け加えますがこの計算は男子のみに通用します。女子選手は男子選手よりスピードを持続させる力が優れておりここで紹介した計算はあてはまらない場合があります。おそらく男子より脂肪を燃焼させる能力が優れていることが関係していると思います。 女子のみなさんスイマセンm(__)m)