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俺のランニング生活

大学で長距離走をやっていました。練習日誌や普段思っていること、自分の陸上競技論を書きます!

長い学生時代の終わり

2011-03-21 03:46:18 | 日誌(練習日誌)
皆さん、お久しぶりです。

東日本大震災が起きて以降、自分に今何が出来るのかよく考えるこの頃です。
とりあえず節電して、僅かだったかもしれませんが義援金も寄付しました。

また、震災の影響で22日に予定されていた自分達の学位授与式、いわゆる卒業式も中止になってしまいました。

自分の学生時代を締めくくる式典が中止になってしまったのは残念ですが、この状況では仕方ありません。

今考えると、自分はとても長い学生時代を送ったと思います。大学には学部4年間、大学院3年間の計7年間もいました。その間、陸上競技、研究、フランス留学とこの上ない充実した学生生活を送ることができました。これも両親や多くの方々の支えがあったからだと感謝しています。




昨年8月から今年1月までのフランスへの交換留学は、自分を成長させることが出来たとても素晴らしい経験でした。



Les Champs Elysees


日本人がほとんどいない街、日本人が全くいない学校、更に学校内では英語なのに外にでるとフランス語といった環境の中で5か月過ごすという経験はとても貴重だったと思います。

フランスで生活し始めたころは、気が狂いそうになるくらいきつかったのです。学生同士の会話についていけない、先生の言っていることがわからない、この悔しさが自分を成長させる大きなモチベーションとなりました。

そこで、役に立ったのが陸上競技で培った努力する力です。

現地では毎日、言いたくても言えなかった英語の表現や授業でわからなかった英語を辞書で調べてノートに書き留め、それを何十回も音読して覚えるということをやりました。

外国語は決して楽には習得できない、日々日頃の努力が物をいう、これは長距離走とまったくいっしょなんです。

400m×20本とか1000m×10本のインターバルトレーニングをやるような感覚で、何十回も英語を音読して頭に叩き込みました。

そして、その結果として、以前より喋れる、読める、聞ける、書けると実感できた時の感動は、5000mで自己ベストが出た時の感動と本当によく似ているんです。

単なる知識としての英語から、訓練によって実用的な英語に変えるためのスポーツ的感覚が自分に適合し、ここまで語学を学ぶ意欲へと繋がったのだと思います。



また、留学期間中はヨーロッパのいろいろな国を旅したり、多くの友人もつくることが出来ました。





先日の震災の時も多くの海外の友人からメールをもらいました。ちなみにみんな、「日本のために祈っている」と言ってくれていました。これからもこの友人を大切にしてながら、再会できる時を楽しみにしたいと思います。






さて、四月からですが、大学院は修了して埼玉県内のある高校で教科「情報」の非常勤講師をやります。しかし、将来的には「英語」の教員を目指すつもりです。実は、フランスに行く前から通信制の大学の科目履修生となって「英語」の教員免許を得るための単位を取得中です。もう少しですべての単位が取れそうなので、今年の夏は「英語」の教員採用試験を受けようと考えています。


かつて箱根駅伝を走ることが目標だったように、今は「英語」の教員になることが目標です。目標は違ってもそこ向かって突き進むエネルギーは同じくらいあります。そのエネルギーで、これからも一歩一歩努力を積み重ねていきたいと思います