かわたれどき通信

それはいつどんな時でも起こりうる崖っぷち通信

孤独死はいやだなあ

2006-06-11 01:34:59 | 都市・まちづくり
理想はやっぱりアレですよ、自宅で親族子孫友人に囲まれながら安らかに。
まあ僕は120まで生きる気マンマンなんですけどね。めざせ泉重千代超え!

>人事じゃないのです
超高齢化社会ニッポン。読売新聞多摩から
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都営住宅 増える「孤独死」 住民の高齢化背景に

多摩地区の都営住宅で「孤独死」が急増している。
都住宅供給公社によると、独居世帯で、誰にもみとられずに死亡した人の数は
2005年度に102人で、前年度より16人も増えた。
病死が多く、すぐに救助されていれば助かった例もあるとみられる。
同居家族がなく、地域でも孤立している独り暮らしの高齢者の生活の一端が明らかになった形だ。
急速に進む高齢化のなかで、孤独死対策は待ったなしの状況だ。
多摩地区の都営住宅での孤独死を自治体別に見ると、最多は立川市の14人。
次いで東村山市11人、昭島市と小平市8人と続く。男女別では男性55人、
女性47人で、死亡した人の7割以上が65歳以上の高齢者だった。
死因の大半が病死で、死後10日以上発見されなかったとみられる例が12件あった。
遺体発見者は親族の36件のほか、警察18件、ヘルパー11件などとなっている。
都営住宅は高度成長期の住宅需要を満たすため1960年代に
都内各地に大規模に建設されたが、現在では住民の高齢化が深刻だ。
都全体の65歳以上の人口比率(高齢化率)は約18%だが、
都営住宅入居者に限ると約33%にもなる。都は
「子どもが独立した後、独り暮らしや高齢者のみとなる世帯が増えている」
と現状を説明する。
中略
~都営住宅~
公営住宅法に基づき、都が低所得者への住宅供給を目的に約26万戸を供給している。
老朽化と入居者の高齢化が進んでいるため、都が建て替えを進めている。
入居には所得制限があるほか、立地によっては希望者が多く、抽選が行われている。
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僕の祖母は1923年9月1日、関東大震災の正にその日に東京で生まれた人で、
今年の秋で83歳ともうぼちぼち何があってもおかしくない年になる上、
この記事みたいに都営住宅で独り暮らしなんでほんと他人事ではないです。
まあ祖母は八十歳を超えているとはいえ僕なんかよりよっぽど色欲があるみたいで
未だに彼氏には事欠いていないと豪語するわ、デイサービスに行っても
周りの人たちは自分より年が若いのに老けていて話が合わないと嘆くわ、
病院に行ったら行ったで体中どこも悪いところはないと言われるわで
(ちなみに彼氏は少年隊のヒガシ似、最近はまってるのはタッキーだとさ)
孤独死とは無縁っぽいどころか本当に百まで生きそうな気配すらあるんですけど
それでも唯一の娘は遠く離れた日立の地にいるわけだし、
デイサービスと週二日のホームヘルパーさんが来ている時以外で
もし万一のことがあったら手遅れになる可能性も無くは無いですからね。
そういう時は一番時間的制約がなく、かつ近くにいる僕が駆けつける外ないし。
しかし祖母が住んでるところとか府中・分倍河原・府中本町の3駅利用可能、
しかも駅まで老人の足でも10分ちょい(僕なら5分でいけます)、
築年数も15年くらいとそこまで古くなくかつ2DKで月一万しないとか。
さすが都営。年金生活者だからっていうのもあるんだろうけど、正直羨ましいです。
だったら態々だらだらと一人暮らしなんてしないで祖母と一緒に住めよって話ですけど
そうはいかないくらい祖母は一筋縄ではいかない人でして・・・。
ま、そうは言っても長生きはしてもらいたいです。曾孫見せられるかな。


ついでに文中にあったNPO法人の代表さんの話載せときます。

 一つの地域に老壮青の世代がバランス良く住めるような街づくりが求められている。
 都営住宅で高齢化が進展するのは、入居に所得制限が伴うため、
 結果的に年金で生活する高齢者が多く集まることが背景にある。
 高齢者ばかりが集中しないような施策が必要だ。
 都営住宅は部屋が狭く、若い家族連れが入りにくいという問題もある。
 部屋数を減らし、広い部屋を作るといった対策も講じられるべきだ。
 また、都市再生機構の公団住宅も有効に活用しなくてはならない。
 都営住宅で部屋が足りなくなった分を公団住宅で補うといった方法も一案だ。 

そういえばうちの祖母が住んでいる都営住宅も大半が高齢者っぽいな・・・。


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