旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

加賀橋立 北前船主屋敷そして港

2022-05-18 10:23:19 | 
江戸期から明治期にかけて北前船の船主が居住した集落(伝統的建造物群保存地区)
家屋はこの地方独特の軒の深い屋根は切妻の妻入りで鎧張りの板塀・赤い瓦は若狭の小浜産だとか基礎や敷石に福井で産する笏谷石が使われている。
 笏谷石(しゃくだにいし)は金沢兼六園の有名な灯籠や北海道の鯡御殿にも使われている。北前船の重しとして運ばれた。とか。

港は帆船の風待ち港と呼ばれている様に入り江の小さい港。


近くの高台 加佐岬辺りが通常日和山と呼ばれる天気を見る処だろうか。


船主屋敷





屋内は数多くの部屋に分かれていて立派な木材が使われている。夏用と冬用の仏壇があり船主が帰っている冬用の方が立派。





窓から外を見ると赤い瓦


蔵の中には、航海の無事を祈った絵馬などが飾られている。



各種の北前船の模型が置かれている。


明治以降だろうスクーナ型(洋船)も見られるこの形式なら一本柱の和船より操船が楽だったろう。

 明治の終わり頃、鉄道との競争でスピードが求められた。
いよいよ、北前船の終焉

何と、我等が故郷三津浜の引き札が展示されていた。