旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

楽しく連句 歌仙2回終了し反省会を終えて

2022-07-25 09:07:09 | 連句でコミュ力 UP
 連句は以前にも書いている事ですが、30年以上前の楽しかった連句が忘れられなくて始めました。
(その時の連句は、現在修行中の連句とはおよそ違う、が今の連句には無い初心者にとっても楽しい時間でした。)

 連句を始めた人には「難しい」とか「納得できない」と止められる人が多い。芸術性(式目など)を求める余り・・・その善意の行為が納得できない人を生んでいるのではなかろうか。
(ものの本によると、日本では古来より本歌取りや上級者の添削などが行われて、そこに集う人達の人間関係を作ったと書かれています。一方で西欧では個人の作品に手を出す事は御法度です。日本も個人の考えを重く見る傾向が進み快く思う人が少なくなっているのかも。)

 ABC・・と続く句のAとBの世界からBを軸に全然別の世界Cを付ける所が個性の発露であり喜びがあります、また他の仲間がその人となりを知ることにより仲間の絆が深まる。この事が中世から座の文芸として連綿として残ったわけだと理解しています。


 今回、句の善し悪しが理解できない実力まだまだの私が世話人させてもらうため。2つの試みをしました。
・出された句はそのまま採用。
・発想のプロセスを//で書いてもらう。
結果は、同様の方法をこれからも続けるという結論から推察いただきたい。

 終了後の反省会では、
同じ字が出る。同じ事象が出る。他の人が理解できない。切れがある。季語が適切で無い。等など・・・沢山
一方、「楽しかった」とか「その様にして付けるのか」コツ・ヒントをもらった。自分でも出来そうだとの初心者からの感想もあった。

 誰にでも分かる句が求められる。
連句をする目的を何にするのかで、応募か楽しむかが葛藤の原点だろう。知らない言葉があるとそこに対話が生まれ作者への理解とそして人間関係が醸成される(知る~理解する~関係性)。しかし多くの人に分かってもらう事が必要な応募には馴染まない。座を囲みわいわいと楽しい連句と応募を目的にした会と・・・・何か良い両立出来る方法があればと思う。

 連衆一人一人の力を付けてゆけば、楽しさと芸術性の両立が出来るような気がします。その為にもベテランの方の協力を頂いて今回のような反省会が必要かと。

 近いうちに第3回を始めます。
 また、インターネットの時代新しく始めたい人が何時でも入れるシステムが有ればと思います。

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反省会 第1回「卵焼き」 のまとめ
 注意点  ・・・・沢山
同字「風」「大」「気」・隣り合った畳語・新かなと旧かなの混在
数字に注意。仏事関係の文字が複数有る。
発句と脇句、あまりに付けすぎ。周囲の状況を入れるべし。
ナオ11・12 白みゆき~明けの月 付けすぎ
句に切れがあり。連句は切れてはダメ。
最後は言い切った体言名詞止めが望ましい。
ホットレモンは冬の季語

訂正後 作成時のプロセスなどは第一回「卵焼き」を見て下さい。


 第二回「祭笛」まとめ
注意点
同字、「長」「夜」、「声」近すぎる。
同字、止めは3句去り「て」、ウ8とう11
7文字句の四三に注意
月の付く熟語は月の座もあり使用に注意が必要。

 作成時のプロセスなどは第二回「祭笛」を見て下さい。


勉強になります。


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