うまさいと

お馬さんは好きですか?

またまた反応。

2005-03-31 10:16:58 | 競馬
今度はMARLさんにも反応。

私のしょぼい英語力で見ても、York競馬場のofficialページからダウンロードできるRacing Fixtures 2005にもThe Juddmonte Internationalと書いてますし、きっとAAPの勘違いかなと思われまして。

そういえば、AAPは以前、Zenno Rob RoyについてもZenno Roy Royという大ホームランをかっとばしていることもあり

証拠のページ

今回もそういった間違いかな、と思っただけなのですが・・・。といっても、所詮私の書くところであり、本当に詳しい方ならスパッと解説してくれるかなと。いつも私は誤訳だらけですからねぇ。

そろそろ・・・。

2005-03-31 02:26:22 | 競馬
umatonekoさん@海外競馬ニュース(主に北米)のひとりごとにあえて反応してみる。

エイプリルフールネタなら、とりあえずShergarさんにご登場していただくしかないかと。英国のタブロイド紙辺りがまたやらかさないかな、とか密かに期待してる。不謹慎な楽しみ方だとは思うけれど、それだけお馬さんのことで盛り上がれるって凄いことだよね、とかしんみり思う訳で。

「花」と「実」と。

2005-03-28 14:20:41 | 競馬
今日は物凄く長文なので注意。


Hong Kong Back On The Elvstroem Agenda(AAP)

みんなが僕らのアイドルについて書いてるので、じゃあ私はMakybe DivaさんのライバルということでElvstroemについて。

以前にも何度かMakybe Divaさんとセットで触れてるので最近のだけ一応再掲。
明暗が分かれた?(3/14)
僕らのアイドルいらっしゃい。(2/13)


Dubai Duty Free(UAE G1 T1777m)(※1)で見事Choisir(※2)以来の海外における豪州馬の成功を収めたElvstroemさんの予定表に、どうやら来月のQueen Elizabeth II C.(HK G1 T2000m)(※3)が含まれている模様。

共同馬主(Part-owners?)であるFrank Tagg氏とPhillip Campbell氏は、今年はYork競馬場で行われる6月のRoyal Ascot Meeting(※4)のPrince of Wales S.(GB G1 T10f)をクライマックスとした計3戦の英国遠征に直行することを望んでいるみたいなんだけど。

でも、Tony Vasil師はそれと同じ位香港に行く(上記のQueen Elizabeth II C.に出走する)ことを望んでいると。同時に、それは英国における最初のターゲットとして考えていたLockinge S.(GB G1 T8f)(※5)を回避することを意味していると。

(ここからは激しく意訳、意味を取り違ってたら申し訳無い)

ElvstroemがDubai Duty Freeを勝利した直後すぐのお祝い(というか連絡)にHong Kong Jocky Clubの公式のものがあって、内容は「Elvstroemが香港に来るために奨励金を適用しますよ」ということだったと。

オーナーはドバイ遠征のためにお馬さんに保険(輸送とかの)をかける必要があって、その額はAUS$220,000(2000万円近い)にもなっており、もし香港に行く場合も同じ額が必要になる様子。

そこで双方のレースの賞金を比較してみる(※6)と、香港のQEIICは、5月の英国でのLockinge S.の約4倍の賞金がある。

Elvstroemは来シーズン(※7)Victoria州にあるCampbell氏のBlue Gum Farmで種牡馬入りする予定だが、Campbell氏とTagg氏はElvstroemを北半球へシャトル種牡馬としても送り込みたいために、すぐにでも(prompting?)英国遠征を敢行したい様子。

"私達は彼をシャトル種牡馬にしたいんだよ"とTagg氏。

"そのためにも、彼は英国で勝つ必要があるんだ"と。


※1.通称「免税」。過去にイーグルカフェが遠征。今年はテレグノシスが回避。
※2.豪州勢として、03年のRoyal Ascot Meeting(※4)のKing's Stand S.(GB G2 T5f), Golden Jubilee S.(GB G1 T6f)をぶっこ抜き大フィーバーを巻き起こす。その後、July C.(GB G1 T6f)でもOasis Dream(03年欧州最優秀短距離馬)の2着し、直後にCoolmoreに約$16,300,000で購入された。US$かAUS$かはわからんけど、どちらにしろ約13~17億円ということ。
※3.エイシンプレストンが連覇したレース。年末のHong Kong C.(HK G1 T2000m)と並ぶ香港の国際G1だけど、例年通りならこっちの方がちょっぴりメンバーが手薄になる。欧州開幕前だしね。
※4.王室主催の権威ある5日間の開催。今年は6/14~18となる。入場料だけでも2万円近くするとか。今年はAscotが改修工事のため、Yorkで開催される。最先端ファッションの発信基地。とりあえず女性の帽子に注目。
※5.欧州古馬マイル路線最初のG1。Newburyの直線8fのレース。一昨年のHawk Wingの大楽勝で暫定Rating137が物議を醸したことは有名。
※6.Lockinge S.の過去2年間の1着賞金は£116,000(約2300万円)。対するQueen Elizabeth II C.の過去3年間の1着賞金はHK$8,000,000(約1億1000万円)。5倍近いな。もしかしたら今年からLockinge S.の賞金が少し上がるのかもしれない。
※7.豪州は8/1~7/31が1シーズン

AUS1$=JPN82.2
US1$=JPN106.6
GB1£=JPN199.18
HK1$=JPN13.67
SIN1$=JPN64.73
で計算(3/28現在のだから、昔とはかけ離れてるかも)


よくわからなかったところも幾つかあって、奨励金(encouragement)が「保険費用」を意味してるのかどうかというところ。ちなみに、Lockinge S.がちょうど保険費用と同じくらいなんで、全部主催者持ちだったドバイ遠征とは違い、渡航費用をプラスするだけでも足が出る。諸々の経費を考えれば間違いなく赤字なんだけれども、Choisirの例に漏れず成功すれば、1年に北半球と南半球で莫大な種付け料収入が見込めると。なるほど。

個人的には、オーナーは目先の賞金にこだわることが多い気がするんだが、生産者がTagg氏となってることから、オーナーブリーダーの心得があるこの方々からすると、逆に将来の成功を夢見ているといった感じか。スケールがでかいね。金儲けという点では大差無いんだけど、これをすることによって、もうちょっと文化的な面での発展が見込めるのではないかと思うわけで。どこぞの国の「バヌシ」さんにも見習って欲しいものですよと言っておく。

Elvstoremが香港に行けば、確勝級の扱いを受けることは間違い無い。実際に勝つかどうかは知らんが、よほどのことが無ければ1番人気に推されるのではないかと。逆に英国にいけば、馬場で苦戦する可能性が考えられるわけで。勿論、アッサリって可能性もなきにしもあらずだが。

「Prince of Wales S.をクライマックスに据える3戦の英国遠征(England for a three-race campaign culminating in the Prince of Wales Stakes)」という訳はどうなのか。"culminating"を「頂点、すなわち最終戦」で訳すのか「2戦目」で訳すのかで大きく違ってくるような。最初見た時は後者という印象を得たんだが、訳してみると前者の方がしっくりくる。でも、前者で考えるとLockinge S.とPrince of Wales S.の間に何らかのレースを挟むわけだが、Royal Ascot Meetingで2戦つかおうにもPrince of Wales S.は2日目(6/15)のメインレースだからなぁ。まさか1日目のメインであるQueen Ann S.(GB G1 T8f)をつかうということもないだろうし。そう考えると、やはり7/2のEclipse S.(GB G1 T10f7y)が妥当な線なんだろう。

先程と反対、つまり下世話なことなんだが、Prince of Wales S.の過去2年間の1着賞金は£203,000(約4000万円)で、Eclipse S.の昨年の1着賞金は£237,220(約4700万円)。これをLockinge S.の昨年の賞金と合わせると、昨年の換算では合計で£556,220(約1億1000万円)となる。あぁ、3連勝してもQueen Elizabeth II C.と同じ位になるのか。Tony Vasil師がどんな方なのかはわからないけれど、調教師成績を考えれば、Queen Elizabeth II C.を狙った方が楽な気がするねぇ。Fastnet Rock(事実上Coolmoreがオーナー、欧州遠征予定)がPaul Perry師(Choisirの調教師)が管理していることからも、英国遠征で活躍できれば欧州からの信用が上がるといった面は考えられるけども、豪州のオーナーを相手に調教師をやる限りは英国遠征での実績はさほど評価されない気もするし。いやまぁ、その欧州からのお客さんを相手にして世界各地へ遠征という壮大なプランを持ってる方ならまた別の話になるんですけども。

賞金面とメンバーだけを考えれば、Queen Elizabeth II C.から、昨年の1着賞金がSIN$1,590,000(約1億円)であるSingapore Aielines International C.(SIN G1 T2000m)に挑戦した方が実入りが良いのはある程度予想のつくところ。というか、香港に行って勝ったら、英国遠征よりも、そのままシンガポールに向かうプランが浮上する可能性が高いと思うんだが。この2戦でうまくいけば、引退を1年先延ばししてCox Plate(AUS G1 T2040m)と暮れのHong Kong C.(HK G1 T2000m)を狙って、南半球馬初のWorld Series Racing Champion ShipのChampionの座を狙うとか。

話がとんでもない方向に広がっていきそうなので、結論として

名誉とシャトル種牡馬としての莫大な収入、つまり「」を追い求めるならすぐにでも英国遠征へ。
逆に、すぐ先を見た堅実なビジネスを考える、つまり「」をとるならばアジア遠征へ。

「花」と「実」の例えというのは若干厳しいような気がするが、感覚的にはこんなものなんだろうと。私はどちらかというと前者が好きですよ。




さてさて、この界隈では「トラックバックセンター」なるものを作らないか?的なことがあるみたいで、個人的には期待していますよと(傍観)。私としては、自分の為(これが主)、見てくれてる方の為(ありがとです)にも精進しなければいかんなぁと。といっても、正直なところ、私よりも英語読めるのに敢えて読まない方とかそこら辺にゴロゴロしてるわけであり、自らの必要性に疑問を感じることはあるわね。第二外国語がロシア語だったことを生かせる・・・なんてできないべ。とりあえずは、良エントリを一つでも上げることができれば、それが自分の自信にもつながるんだろうねぇと。自己顕示欲の塊からのコメントでした。この界隈だと、かえって恥を晒すことになるんだが、周囲の方々が生温く見守っていて下さる間に、ちゃんと成長しようと思う。



意外とウケが良かった昨日のオチなんだけど実は後日談(といってもさっき気付いた)がありまして。

カハイクラシックは「G外」ではなくで「PAG1(多分Pure ArabのG1)」みたいなのよね。国際的な位置づけでG1なのかどうかというのはよくわからないんだけど、多分国際G1なんだろうなと。

つまり、私が間違ってたわけです。1年前のだし書き物だしねぇ。このままでは過去の恥部を晒した格好になってるわけで、競○技研研究員さんが後から恥ずかしい思いをするだけ(何しろ「研究発表」と銘打たれてますし。何の?転載の?)だと思うので、これに気付いたら直しとくといいよ。私は弱い子ですけど、性格はネチネチしてますよ?


追記:

先程そのページを見ましたら、誰かさんがコメントを。本来ならば私がすべきコメントを、ありがとうございます。多分私が書いたら、もっと非人道的なことを書いていたと思うので、ブレーキがかかって良かった・・・。もし相手の方があのコメントに反論するようでしたら、やっぱり私から言うことにします。

うらがわ@血統の森さん
白駒食場さん

でも言及していただいたように、もうちょっと自分なりにアレンジを加えていただければ私も何も言わなかったんですが・・・。ということで、被害者面してみた。何らかの展開を乞うご期待。

砂の国の夜。

2005-03-27 14:47:29 | 競馬
さっそくだけど、Dubai World Cup Dayの回顧を。といってもDubai Kahayla Classic(UAE G1 D2000m:純血アラブのレース)はチラっとしか見てないですが。勝ったMadjaniはフランス産。これもいつも通りか。


ネットテレビを観つつ

SeaBird's Horse Racing@SeaBirdさん ←主催者
あさ◎@1972さん
Darkhorse Runs@くろうまさん
Aria on the G@Matthewさん
Milkyhorse.com@mayoさん
血統の森@momdoさん
Americanboss.biz@Napoleomさん
REVERY_L_ELEKTRA:DREAMDEAL@MARLさん
四号館(防備録)@senchouさん
海外ニュース(主に北米)@umatonekoさん
うまさいと@ろぜ

という面々でチャットを行っておりました。ってか、混ぜてもらいました。ありがとうございます。私はこういったコミュニティに参加するのははじめてだったので、とても緊張しましたです。でも、とてもとても楽しかったです。お勉強になりました。そして、駄文書き散らかしてごめんなさい・・・。

あと、ソフトとかの関係で

ケンタッキーダービー2005への道@Smarty Jonesさん

が加われなかったのが残念だったのですが、次回には必ず参加していただく方向で。



みんながみんな「Firebreakでいいや」とか思ってたであろうGodolphin Mile(UAE G2 D1600m)はGrand Emporium。Godolphinが電撃トレードで獲得して良かったと思わせる快勝。とりあえず今回までの管理調教師であるDe Kock師おめでとう。しかし、Grand Emporiumさんは頭高いねぇ。返し馬でてくてく歩いてる時も首をふりふり機嫌悪そうだったし、基本的に走ってる時も頭が高かった・・・。Lammtarraの半弟Quisと共に、結局はいったいったの決着になったよねぇ。実力と適正をある程度考えてこっちにして正解だったと。



UAE Derby(UAE G2 D1800m)では注目のGiant's Couseway産駒のShamardalが逃げる。でもやっぱり捕まって・・・。あれは馬場というよりも距離が問題といった感じの後退の仕方ですねぇ。1972さんによると、Giant's Causeway産駒の25勝中24勝が芝だそうで、とにかくダート成績はやばいらしいと。でも、Shamardalは叔父にDubai World C.の覇者Street Cryがいることからも血統的に何とかなるかと思ったわけですが、距離ならしょうがない。

逆に、勝ったBlues and Royalsは圧勝。8馬身差だっけ?12馬身差(arikuiさんありがとです)。しかもGodolphinなわけだから、Kentucky Derby(USA G1 D10f)はShamardalではなくこちらで行くか。Limehouseの半弟だし、この勝ち方を考えるとかなり期待できるのではないかと。南半球馬は今回はもう一つ。Marenostrumがちゃんと2着に来てはいるんだけれど。今年は「半年分の成長-4kg」がアドバンテージとはならなかったか。ついでにVictory Moon, Lundy's Liabilityと2連覇中だったDe Kock師の3連覇もならなかったよと。

ならばShamardalは欧州に帰るんだから、2000 Guineas(GB G1 T8f)でDubawiと当たらない?その辺りどうするんだろうねぇ。Poule d'Essai des Poulains(FR G1 T1600m)に行っちゃうとかそんな感じか。それともDubawiをDerby S.(GB G1 T12f10y)だけに絞るか。



Dubai Sheema Classic(UAE G1 T2400m)はPhoenix Reachが4ヶ月ぶりをものともせずに快勝。香港の勝利といい、一体Japan Cupは何だったんだろう。父Alhaarthのさらに父はUnfuwainですか。3年前のNayefといい、何となくHighclere系が気合い入ってる気がする。Cherry Mixはどうしたの?まずくないか?

あらためて考えると、香港とドバイってリンクしない?

香港→ドバイ
Phoenix Reach
Polish Summer(Vaseは2着)
Ange Gabriel(Sheemaは2着)

ドバイ→香港
Firebreak
ステイゴールド

あ、これ以上思い付かない・・・orz

とりあえず、Fire Break(Godolphin Mile→Hong Kong Mile)を除く4頭の成績から、Hong Kong Vase(HK G1 T2400m)とDubai Sheema Classicは直結するレースだよなとか思った。

これで遠征部長の日々は続きますねぇ。Cox Plate(AUS G1 T2040m)に行きそうな気配だし。



内外分かれて接戦になったDubai Golden Shaheen(UAE G1 D1200m)はSaratoga Countyがヨレながらも勝利。いまいち君を完全に返上ですねぇ。妨害した可能性があったのがダントツの一番人気Pico Centralだったからさぁ大変・・・と思いきや、意外とあっさり決着。お咎めなし。審議というよりも、異議申し立てという雰囲気だったらしく。2着に個人的に期待していたTropical Starが入ったのでなかなか満足しましたよと。Saratoga Countyの厩務員さんが女性でしたな。笑顔が輝いてました。良かったねぇ。Picoさんには、夏のスプリント戦線でまた頑張ってもらいましょうと。



何だかんだで毎年G1馬が揃うDubai Duty Free(UAE G1 T1777m)はElvstroemの快勝。レース前から調子落ち(というか馬体重大幅減)が伝えられており、大丈夫か?と思ったものの、パドックをのんびり歩いている様子から大丈夫そうな気配は伝わってきた。正直、このお馬さんしか観てなかったもので。この後は欧州に行くんだっけ?

ってことで、Dubai Duty Freeを楽勝したElvstroemに2000mで勝ち、Grand ArmeeにThe BMW(AUS G1 T2400m)で勝ち、この2つのレースで共に上がり33秒台を計時した「僕らのアイドル」がエイプリルSから出陣。といっても、ここでの着順は関係無し。本番は観に行く方向で。3着に去年の覇者であるRight Approachは3着で、4頭出しのDe Kock師の3連覇はならず。結果論だけど、Greys Innに加えてYard-Armもこっちにしとけば、というところか。



Grand Hombre回避かよ!ということではじまったDubai World C.(UAE G1 D2000m)はRoses in Mayが期待に違わぬ完勝。やっぱり米国勢の一線級が出てくるとあっさりもっていかれちゃうか。しかし、最後にDyneverがChoctaw Nationを交わしているとは気付かなかった・・・。これでKing's C.(KSA G1 T3400m)を挟んだ甲斐があったというもの。レンタルのトレードっぽい雰囲気なので、またアメリカに戻るかな。Choctaw Nationもよく頑張った。一瞬突き抜けるかと思ったし。あそこから交わされないRoses in Mayはなお凄いわけだけど。CongratsとJack Sullivanはもうちょっとやれると思ったんだけど4, 5着。Yard-Armは完全に芝のお馬さんだったと。

アジュディミツオーは頑張ったと思う。パドックでは昨年のアドマイヤドンさんとは違い、落ち着き払って凄く良い雰囲気を醸し出してたし。果敢に先行して、直線で沈んでからもきっちり粘ってはいるんだし。ただ、周りがあのペースからさらに二の脚をつかうことができるお馬さんだったということ。Nad Al Shebaの砂はChurchill Downsに酷似している(殿下がKentucky Derbyを勝ちたいが為に、砂を入れ替えた)ために、日本の馬場とはかけ離れたものになってるという罠。毎年言われているけど、やっぱり芝のお馬さんを連れていかなきゃねぇという話。でも、あじゅでぃさん頑張った。

DRFの中の方が本命にしてた(どうやら日本馬には重い印打つ人らしいけど)らしく、そういった面でもまた盛り上がったこともあり、少なくとも海外競馬好きには結構好評だったのかなと。少なくとも私の感触はそうでした。

どのレースだったか忘れたけど、馬場の内側からのリプレイでは看板が邪魔でまったく見えなかったり、GCの方ではPhoenix Reachがわかんなかったりしたらしいねぇ。生放送にはつきものか。ちなみに、私はどれがどのお馬さんだかさっぱりわかんなかったよとorz



あとね、ちょっと晒していいですか?

私が昨年のDubai World C.前に書いた文章

パクリじゃないですか?


パクられること自体は別にいいんですよ。自分が書いた文章が評価されたことに他ならないし。でも、せめて「引用だよ」ということ位は明記してください。私は「また、著作権等に関する問題ですが、このサイトの文章、写真などの内容一切を、無断で複製、または転載する事を禁じます。」って書いてるし。私はデータは引用したりするけど、ここまで文章を丸のまま転載されるとねぇ。ちょっとむかむか。ぷんぷん。でも、私もこういうのやったことあるかもしれないし、あんまり言えないかもしれない。

どばいにいきたいよ。

2005-03-26 16:51:28 | 競馬
Dubai World C.(UAE G1 D2000m)で盛り上がってるので、私は真正面からではなくその側面にスポットを当ててみたいよと。あ、うちはグリーンチャンネル入ってないんですけどどうすれば?

Dubai Points To The Melbourne Spring(AAP)

訳すとかはあんまりしないけれども、要するに"Elvis"ことElvstroemさんがお出掛けしたDubaiではMelbourneのSpring Carnivalに照準を合わせているお馬さんがいるよ、ということ。その二頭とはDubai Sheema Classic(UAE G1 T2400m)に出走するGreys InnとPhoenix Reachですねぇ。前者はMelbourne C.(AUS G1 T3200m)、後者はCox Plate(AUS G1 T2040m)に参戦の模様だというお話。

Greys Innは前走のAati Dubai City of Gold(UAE G1 T2400m)で3着大王Tycoonに4馬身以上の差をつける楽勝(Aatiって何?)。その前のAl Fahidi Fort(UAE G3 T1600m)では同厩のYard-Armから遅れること約1馬身半の4着でしたが、半年振りの復帰戦だから関係無しということで。南アフリカでは

04/7/3
Durban July(SAF G1 T2000m)
Greys Inn 1
Grand Emporium 7
Yard-Arm 9

とYard-Armを下したこともあるみたいで。Godolphin Mile(UAE G1 D1600m)で人気している電撃トレードされたGrand Emporiumとも3歳戦で何回も対戦しており、


04/6/6
Daily News 2000(SAF G1 T1600m)
Grand Emporium 1
Greys Inn 3

04/5/8
SA Derby(SAF G1 2400m)
Greys Inn 1

04/4/17
SA Classic(SAF G1 T1800m)
Greys Inn 1
Grand Emporium 2

04/3/30
Triple Crown 1600(SAF G1 T1600m)
Grand Emporium 1
Greys Inn 7

と勝ったり負けたりの勝負を繰り返している。変な言い方だが、芝なら今回ドバイで良い仕事をしている3頭は同格に扱ってもいいのか?と考えられ・・・ないか。Durban JulyのYard-Armの斤量とは8.2kgも違うしな。個人的見解では、今の南アフリカの最強馬がYard-Armで、次代を担う若手がGreys InnとGrand EmporiumということでOKでしょうか?後者は売られちゃったけど。そう考えると少なくとも現時点ではM De Kock師が3頭とも管理しているのだから、正に寡占状態とでも言うべきなんだろうか。ちなみに、M De Kock師の自国での成績についてはわかりません。調べてないだけとも言えるけど。

このGreys InnのMelbourne C.挑戦についてはAAP側としては叔父に豪州の名スプリンターであるZeditaveがいることから「距離大丈夫なの?」といったコメントを出してるけど、De Kock師は余裕を見せてると。

もう一頭のPhoenix Reachについては昨年のジャパンカップにも来てくれたので詳しい説明は省きますが、一昨年のCanadian International S.(CAN G1 T12f)と昨年のHong Kong Vase(HK G1 T2400m)を勝っていると。でも、St Leger S.(GB G1 T14f132y)での3着があるように、Cox Plateに挑戦するよりは明らかにMelbourne C.に挑戦した方がいいとい思うのは私だけか。

とりあえず、この2頭を含む11頭で行われるDubai Sheema ClassicではCherry Mix, Powerscourt, Prince Archなど強敵が勢揃いだけれども、ここらで一発Tycconがかますのではないかと密かに期待しているよ。


あと、記事の最後の方でElvstroemさんの馬体重が約10kg程理想馬体重より低いってこと(要するに輸送で減って持ち直してない分)を調教師が言ってるが、「でもちょうどいいと思ってるよ」なんてコメントもあり、どうなんだろうなぁとも思ったり。Dubai Duty Free(UAE G1 T1777m)ではElvstroemさんを応援する方向になりそう。

なんだかんだで結局真正面からスポットを当てただけかな?

ちゃっとらしいが。

2005-03-26 08:42:35 | 競馬
SeaBirdさん企画でまちにまったちゃっとらしいけど、私はIRCというものがわからないわけで。とりあえずCHOCOAというソフトをダウンロードしてみたが、私のXPなんですけど。むりじゃないの?ということで、誰かお気づきになられましたら助けて下さい。お願いします。

あじゅでぃさんのらいばる達:その5

2005-03-25 01:24:26 | 競馬
再掲
あじゅでぃさんのらいばる達:その1
あじゅでぃさんのらいばる達:その2
あじゅでぃさんのらいばる達:その3
あじゅでぃさんのらいばる達:その4

ついでに、前回解説し忘れのLundy's Liabilityについてもちょっと古いのだけど載せとく。
05年の米国競馬はどうなる?


たまには予想ちっくなこともしてもいいじゃないか。

ということで、Dubai World C.(UAE G1 D2000m)を考えようの会発足(会員一人)。

Roses in Mayが先手をとったらそのままギュンギュンいっちゃいそうな気はするんだが、前走のこともあるし、よく考えたらLundy's Liabilityもアジュディミツオーもいるわけだから、無理にとは言わずに2, 3番手に落ち着いて抜け出すというのが無難かな。Whitney H.の時の乗り方でいったらうまいこといきそうな気がするが果たして。

アジュディミツオーはねぇ、もうとりあえず先手取ろうよとしか良い様が無い。調子はかなり良いみたいだし、少し外の枠(それはRoses in Mayにしても同じだけど)が当たったけども、臆することなく突っ走って欲しいと思う。とりあえず先行しないことには話にならないのがこのNad Al Shebaの2000mだしねぇ。Lundy's LiabilityもChiquitinもGrand Hombreにしても無理に逃げるとは言わないまでも、先行争いには加わることは明白で、昨年の様に激しい先行争いになっちゃうのかなぁという気はする。とすると、前から3, 4馬身の圏内につけていないと、相当切れる脚でも持っていない限りねぇ。いくら先行脚質とはいえ、比較的ぬるいペースで走ってる日本のお馬さんに、洋の向こうでブイブイ言わしてるお馬さんが黙っちゃいないだろという気もするし、地方競馬の意地にかけても先頭を切って欲しいというのが本音ですわ。

後ろから追い込んでくる組としては、一発が怖いCongratsとChoctaw Nationかと。往年の豪脚が炸裂すればDyneverもスコッと突き抜けそうで侮れないか。芝3400mのレースではKing's Boyに負けちゃったけど、この舞台なら巻き返せるか。昨年のメンバーでGrand Hombreに次ぐ5着に入ったKing's Boyの力量はどうなんだろうかとも考えるが、とりあえず着までかなという気はする。Jack Sullivanは昨年から比べてどの程度実力の程が上がったのかということが問題だろうねぇ。UAE Derbyでの完敗は「半年分の成長 - 斤量4kg」では打ち消せなかった分だと考えれば、今年はLundy's Liabilityを逆転する可能性は大いにあるはず。Yard-Armの前走はダートが合わなくてああなったと考えればそれまでだけど、実力を発揮できる状態になかったとか言われると、今回も実力上位で怖いことになる。Elmustanserはどんどん調子を上げているし、血統的な裏付けがあるところも相当プラスに働くはず。Ruler's Courtは前走のことは何も考えなくていいだろうし、マークもされないし全力投球か。

うにゃうにゃ、色々考えると頭がパニック。今年は米国勢の質もそれなりに良いし、頭数が揃っているので根こそぎ持って行っちゃう(Roses in May - Congratsとかね)かなとは思うわけですが、それじゃあまりにも面白くない(それはそれでいいのかもしれんが)し、何よりDubai International Racing Carnivalの名が泣くのではないかとか余計なことも考えてみる。んまぁ、米国勢が席巻する結果になれば「やっぱり世界レベルでも強いのね」ってことになって意義はあるわけでしょうが。

じゃ総括すると、個人的な注目馬はCongratsとJack Sullivanか。思い入れではYard-ArmとLundy's Liability。怖いのを挙げろと言われたらElmustanserかな。

とにもかくにも、あじゅでぃさん頑張れ。



ダンスさん、三度海を渡る。

2005-03-22 00:12:10 | 競馬
殿下とSeaBirdさんがゼンノロブロイの海外遠征についてそれぞれの見解を述べられていたが、私はダンスインザムードの海外遠征について書くことで、世間からの非難を回避、共にスーパーなお二人との比較を避けるという手段を取りたいと思う。つまりアレだ。最初から逃げ腰。

ダンスインザムードさんが安田記念後に今年も海外遠征を敢行するらしいと。候補に挙がっているのは7月31日のPrix d'Astarte(FR G1 T1600m:アスタルテ賞、牝馬限定のG1)。またなぜ昨年G1に昇格したばかりのこのレースなのかとよくよく考えてみると、社台との相性が非常に良いレースと言える。といっても、社台のお馬さんが遠征して・・・というわけではなく、向こうで持っているお馬さんが勝ったという意味なんだが。しかし、それでも

93 G3 Ski Paradise
96 G2 Shaanxi
98 G2 Mis Barbere
04 G1 Marbye

と4勝を挙げており、これはかなり相性が良いと言えるだろうと。Mis Barbereは確かタイキシャトルが制したPrix Jacques le Marois(FR G1 T1600m:ジャック・ル・マロワ賞)に武豊騎乗で出走していた気もするので、ご記憶の方も多いと思う。そういった意味も含めて、昨年のAmerican Oaks(USA G1 T9f)の無念を晴らす為にも今回の海外遠征と相成ったのだろう。あくまで一般論でしか語れないが。ここまではね。


じゃ、個人的見解に移る。


さて、「相性が良い」以外にどういった意味を持つ海外遠征なのだろうか。上で触れたが、ゼンノロブロイのInternational S.(GB G1 T10f88y:英インターナショナルS)遠征に寄せて、殿下は
「要するに、レベルに対して日本におけるギミックが少ない」
という発言をしておられるわけで。これはつまり、
International S.では「日本での知名度」と「欧州での評価」を量りに書けた場合、後者の方が高いので、出走馬のレベルを加味すると、一般の競馬ファンからは「何でわざわざ?」と言われかねないという解釈なんだと思う。

このレースの日本における知名度というのはもうゼロに近いレベルなんだろうと推測されるわけだが、それはPrix Maurice de Gheest(FR G1 T1300m:モーリス・ド・ゲスト賞)に遠征したシーキングザパールの時と同様であると言える。要するに
「あぁ、そんなG1があるんだね。でも、G1なんだからきっと凄いんだよね」
という程度なのではないかと。日本における海外G1の知名度というのは嫌になる位低いのはわかるが、それを逆手に取れば「どんな国のG1だって、どんなレベルのG1だって国際G1である以上は『海外G1獲ったんだ、凄いね』」と評されるとも言える。勿論、Prix d'Astarteはそこまでレベルは低くはないが。もう少し獲り易いところならイタリアなんかを選ぶだろうし。

ゼンノロブロイの場合と違うのは「年度代表馬が海外遠征する」というレベルでものを考えるかどうかという点に尽きるのではなかろうかと。「年度代表馬の遠征」なんだから、海外に興味が無い方々としては

Prix de l'Arc de Triomphe(FR G1 T2400m:凱旋門賞)
King George VI & Queen Elizabeth Diamond S.(GB G1 T12f:Kジョージ)
Dubai World C.(UAE G1 D2000m:ドバイWC)
Breeders' Cup Classic(USA G1 D10f:BCクラシック)
Breeders' Cup Turf(USA G1 T12f:BCターフ)

辺りしか許されないんだろうなという気がする。だからInternational S.ではあんまりなんだろうなぁと。欧州での評価と日本での評価には差がありすぎて、International S.もPrix d'Astarteも大差無いのだろうと。SeaBirdさんが書かれていたのは、一般の日本の競馬ファンの立場における考察という意味だったのかな、とも思う。でも、一度海外にハマると、ライトなファンの観点から書くのは難しいだろうなぁ。


話が逸れた。さて、このPrix d'Astarteの場合はどうかと言うと、牝馬路線の常とも言えるが、結構良いメンバーが揃っている。昨年はNebraska Tornado , Denebola辺りが参戦しているし、G2でしかなかった一昨年のメンバーだって、勝ち馬Bright Sky、不運続きだったSix Perfections、先日引退したMusical ChimesなんていうG1馬がごろごろしてるわけだ。この2年の出走馬レベルはかなり高いものだと言わざるを得ない部分もあるが、過去20年位の勝ち馬を見ると、G1馬かその後G1を勝つことになるお馬さんも半分くらい含まれている。94年のHatoofや83年のLuth Enchanteeの様に牝馬界の超大物の参戦も有り得るレースではあるねぇ。

では今回の遠征をシーキングザパールの時と比較すると、あの時は「昇格して日が浅いG1に挑戦」という考えが少なからずあっただろうし、何よりも報奨金制度という飴があった為に、ある程度の勝算があればチャレンジしてみるといった気概もあったのだろうが、現在ではその報奨金制度が無くなり、「勝ちに行くんだな」という印象が拭えない。勿論、遠征する以上は勝ちに行っているわけだが。

でもまぁ、夏のDeauville開催と言えば、7年前のG1連勝が思い起こされるのは私だけではないだろうし、あまり注目されていなかったテレグノシス、エアトゥーレの好走例もある。つまり、日本から「それなりのレベル」のお馬さんが遠征してくれば、間違いなくマークされてしまうということは覚悟しておかなければいけないとは思う。

このレースは基本として、夏のマイル戦線前の一叩き前の古馬と、Poule d'Essai des Pouliches(FR G1 T1600m:仏1000ギニー)辺りで人気したけどコケちゃった3歳馬が主軸になると考えられるが、では、レースレベル自体が抜けて高いのか(つまり、超凄いG1か)というと、昨年昇格した他の牝馬G1と比べても大差無いと感じられるわけで、サンスポの記事が言うほど、そこまでつらいことは無かろう。下手にRoyal Ascot MeetingのG2に突っ込んでみたり、Ebor Festivalに突撃するよりはいいと思われるよと。かといって「空き巣」と表現するのも適切ではない。昨年のノングレードから一気にG1に昇格した直後のAmerican Oaksよりは甘みが少ないという個人的見解でこの駄文を締めくくろうと思う。


なぜこの話題を取り上げたかというと、その日が私のばーすでーだったからに他ならない。これは後付け。

あじゅでぃさんのらいばる達:その4

2005-03-20 02:20:34 | 競馬
世間はクラシックムード一色、レーポスはCheltenham Festival一色だったなぁ。


ということで、アジュディさんのライバル達について色々と書いたこともあるわけだけど、今回はちょっとまとめてみようということで。
過去の記事から抜粋したものと合わせてちょっと書いてみる。でも、いらないことばかり書いてるから、もし必要な情報だけを整理された状態で見たいのならDarkhorse Runs@くろうまさんのところに行けばいいのではないかと。正直言うと、あちらに行く方がためになるよ。


再掲
あじゅでぃさんのらいばる達:その1
あじゅでぃさんのらいばる達:その2
あじゅでぃさんのらいばる達:その3



Chiquitin

前走
05 Maktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m) 1

その他主な戦績
05 Maktoum Challenge Round II(UAE G3 D1800m) 2
05 Maktoum Challenge Round I(UAE G3 D1600m) 4

アルゼンチンからサウジに移籍、そのままドバイへ来たみたいだけど、要はこのシリーズの為にトレードされたってことかな。そういう意味ではDyneverと同じか。でも、トレードの大先輩State Shintoなんかもいるわけだし、その辺りは気にしなくてもいいか。大きいところは勝ってなさそうな感じがする(適当)。King's Boyとは同厩だけど、どっちも結構やるんじゃないかという怖さがある。Sei Mi以来サウジのお馬さん恐怖症。馬名はスペイン語で「おちびちゃん」の意味とか。7戦4勝2着1回。アルゼンチンでは芝での2戦2勝を含む4戦3勝だったみたいよ。

血統面では、父Fitzcarraldo(ブラジルにいる米産のお馬さんとは違う)から遡ると英国長距離三冠のAlycidonが出てくる系統なのねぇ。日本にもいたナトルーンとかと同じBlandford系ってやつか。調べたらこの系統はアルゼンチンでかなり繁栄しているようで、92年にはアルゼンチンのリーディングサイアーにもなってるみたい。昨年ことごとくやられたLittle Jimの母父がCipayo(Fitzcarraldoの父)なので、この血が入るとドバイでどうかということに関しても、まぁ大丈夫そう。

母系はまた私にはよくわかんなくて、母父父父がNijinskyなので、何となくNorthern Dancerとしか言えない。最近は血統について全然お勉強してないので、だめだなぁ。



Choctaw Nation

前走
05 San Carlos H.(USA G2 D7f) 4

その他主な戦績
04 San Diego H.(USA G2 D8.5f) 1
04 Pacific Classic(USA G1 D10f) 4

このお馬さんを一躍有名にしたのは、デビュー以来4連勝で臨んだ昨年のSan Diego H.で、その年のDubai World C.の覇者であるPleasantly Perfectを差し切ったことに尽きる。これは10lbの斤量差があったことも幸いしたのか、Pacific Classicでは同斤量でPleasantly Perfectから6馬身半離された4着に敗退。復帰戦はSan Carlos H.で4着も、中距離でこそのタイプだろうし、単なる叩き台と考えてよいのではと。

父はLouis Quatorzeで、母父はWell Decorated。母父の名を聞いてエアシャカール辺りを思い出す人は競馬に関する中毒症状のあらわれだと思う。Northern DancerもBold Rulerもそれなりに入っているけど、Mr. Prospectorが一本も入ってないのは素敵だなと思うよ。最後に末脚が爆発するかどうかという競馬をしそうなんだが、そういった競馬だけに徹すれば、勝つのは難しいだろうと。そこまでの器用さがあるのかないのか。

「ルイ14世」の息子が「チョクトー族(インディアンの一つの民族)の国」で、アメリカ勢として遠征するというのは何とも皮肉なものですな。



Congrats

前走
05 Santa Anita H.(USA G1 D10f) 2

その他主な戦績
05 San Pasqual H.(USA G2 D8.5f) 1
03 Jim Dandy S.(USA G2 D9f) 3

R・Mandellaが送るRocCongratsですな。昨年はドバイで良い思いをしたけど、後半で尻つぼみになっちゃった感じなので、今年は大将をアメリカに残して二番手で、ってのもあるでしょ。Santa Anita H.以外にも、年明けのSan Pasqual H.でも6lbのハンデ差はあったものの、Total Impactに5馬身以上の差をつけて圧勝してたりする。あと、重賞ではJim Dandy S.でのStrong Hope , Empire Makerに次ぐ3着とか。今が一番脂の乗っている時期だろうし、ここで一発狙えるかも、ということでの挑戦なんじゃないかと。

血統はA.P.Indy×Mr. Prospector×Northern Dancerで、その時代ごとの有力種牡馬がつけられてる感じ。逆に言えば、異端血統特有の爆発的な強さに欠けるきらいがあるかなと。並みのG1ならいくつか獲れそうな気はするけども、ここはちょっと荷が重いかな。



Dynever

前走
05 King's C.(SAU Gd1 T3400m) 2

その他主な戦績
04 San Bernardino H.(USA G3 D9f) 1
03 Lone Star Derby(USA G3 D9f) 1
03 Breeders' Cup Classic(USA G1 D10f) 3

とにもかくにも勝ち切れないDynever。2年前の栄光は色褪せてきたのか、最近は重賞2着がめっきり増えたなと思ったら、とうとうサウジアラビアに買われてしまいました。まぁ、レンタル移籍の可能性もあるわけだけど。ついでにお名前はIttasakになっちゃった。Hail to Reasonの切り返しインブリードになっており、間に挟まったのはZilzalなわけで。そもそもDynaformer自身が昨年爆発してた気がするけども、今年はどうなんだろうねぇ。いつも通りの確実に届かなな末脚を期待ということで。ここで一皮向けて、アメリカに戻ってもう一度頑張って欲しいと思うよ。



Elmustanser

前走
05 Maktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m) 2

このお馬さんについては、自他共に認めるElmustanserウォッチャーのくろうまさんに聞いた方がいいよということで割愛。



Grand Hombre

前走
05 Maktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m) 3

その他主な戦績
04 Dubai World C.(UAE G1 D2000m) 4
03 Pennsylvania Derby(USA G3 9f) 1
03 Indiana Derby(USA G3 D8.5f) 2

昨年書いた文章から引用すると「今年(04年)のゴドルフィン勢の大将格。4戦無敗で昨年のPennsylvania Derbyを圧勝したまでは良かったが、推定100万$以上とも言われるトレードが成立してGodolphinに加わってから、Indiana Derbyで2着に敗れて連勝ストップ。それ以来の約半年振りの出走となる」と書いてある。 昨年は本番で4着。丸々11ヶ月振りの前走でも大崩れはなく、本番に望みををつないだ。Grand Slam産駒ということで、どうしても「2000mは長いのでは?」という疑問を抱かせるが、母父のNijinsky系から何とか補っている気がするので「ちょっぴり長いかな」程度で何とかなるのではないか。ここできてもおかしくないなぁ。



Jack Sullivan

前走
05 Burj Nahaar(UAE Lis D1600m) 1

その他主な戦績
05 Maktoum Challenge Round II(UAE G3 D1800m) 1
04 UAE 2000 Guineas(UAE G3 D1600m) 2
04 UAE Derby(UAE G2 D1800m) 4


はGodolphin Mileではなくこっちに向かう気配が。昨年のUAE 2000 GuineasでLittle Jimの2着。UAE Derbyでも4着に食い込んだ・・・んだけども、上位3頭の叩き合いに見応えがあったわけで、4着(3着からは3-3/4馬身差)に入ってたことも覚えてなかった。といっても、展開が展開だっただけにしょうがない面はあるかと。Godolphin Mileなら何とかなるかもしれないねぇと踏んでのプランだったんだろうけど、この混戦っぷりを見越してこちらにもエントリーしてきたか。基本的に英国のオールウェザーよりはドバイには合ってるタイプなんじゃないかな?穴どころか本命になってもおかしくないお馬さんという個人的見解。



King's Boy

前走
05 King's C.(SAU Gd1 T3400m) 1

その他主な戦績
04,05 King's C.(SAU Gd1 T3400m) 1
04 Dubai World C.(UAE G1 D2000m) 5
Bosphorus C.(TUR G2 T2400m) 1
01 Premio Carlo d'Alessio(ITA G2 T2800m) 3

ドイツ産のサウジ調教馬。欧州所属時にはPremio Carlo d'Alessioでの3着もある。サウジに移籍してからはよくわからない(お名前はQaayed Alkhailになっちゃった)けど、通算で31戦14勝、04年度はchampion Older HorseとChampion stayerのタイトルを獲得している。前走ではDyneverを5馬身ちぎっており、コースレコードをも4秒更新した模様。01年のGoffs France Arc Saleで1,200,000フランで売れたみたいねぇ。昨年は5着だったけども、基本的にはステイヤーと見ていいんじゃないかな。ハイペースになった時に浮上してくる存在ということで。



Lundy's Liabilityは出なさそう。



Roses in May

前走
05 Donn H.(USA G1 D9f) 2

その他主な戦績
04 Breeders' Cup Classic(USA G1 D10f) 2
04 Whitney H.(USA G1 D9f) 1
04 Kentucky Cup H.(USA G2 D9f) 2

アメリカの総大将。といっても、当初はGhostzapperに次ぐ全米二番手(この表現アレだね)として乗り込むはずが、Saint Liamに負けちゃって、しかもそのSaint LiamもBig Capで6着惨敗(Congratsが2着)と非常にややこしい。Kentucky Derbyを大目標に(他のお馬さんもそうだろうけど)した名前の割にはDerby当日にデビューしてるなんておちゃめさんだったりするので憎めない。先手をとって、あっさりというシーンがあってもちっともおかしくないレベルのお馬さんなので、まずは気分良く走れるかどうかというところか。父Devil His DueがDevils Bag産駒だってことで、日本での爆発っぷりに乗れるかね。「亡くなった種牡馬の仔は走る」とは言うけれど、亡くなった種牡馬の孫だって走るんだよということで。



Ruler's Court

前走
05 Maktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m) 6

その他主な戦績
03 Norfolk S.(USA G2 D8.5f) 1
03 Hollywood Juvenile Championship S.(USA G3 D6f) 3

一年半ぶりの復帰戦は6着。まぁその戦績は度外視できるとしても、果たしてどれだけののびしろがあるのかは疑問。早熟馬なのかという印象はずっと付きまとうのではないかと思われる。幻のダービー馬ねぇ。Tom Fool系の肌にBold Rulerという配合はアメリカを感じさせるものであり、余計に4歳馬だけど大丈夫なのかと思わせてくれたりする。



Yard-Arm

前走
05 Maktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m) 5

その他主な戦績
04 Gold Challenge(SAF G1 T1600m)
04 Skeaping Trophy(SAF G1 T2000m)
04 J & B Met(SAF G1 T2000m)
04 Queen's Plate(SAF G1 T1600m)


母父Dancing Champは、昨年3着だったVictory Moonと同じ。Al Fahidi Fort(UAE G1 T1600m)を勝ったまでは良かったが、前走で惨敗してちょっとトーンダウン。しかし、昨年のG1を4連勝したというのは衝撃の事実であり、その底力は侮れない。元々の私の本命だったんだけどねぇ。



という感じで適当に書いてみた。がんばれあじゅでぃさん。

明暗が分かれた?

2005-03-14 00:36:14 | 競馬
今日は久々に競馬場へ。

いや、ほんと久々ですな。

んで、格下馬的blog@lowflyerさんの中の人とお会いしてきたわけです。

ブログにおいて、海外の話題をある程度扱ってらっしゃる方とお会いするのは初めてだったので、ドキドキしたわけなんですがあんまりしゃべる時間がなく、でもまぁちょこっと面白いことも聞けたので良かったなぁと。



で、今日は凄い方々が降臨しまくりの「長距離路線の復権」はちとお休み。
あれだけ皆さんにコメントしていただけるってのは凄く嬉しいんだなぁ。でも、下手なこと書けないよねぇ。もっと精進しなきゃ。頑張るぞ~。


で、今日は何かというと「僕らのアイドル」の話題。

ということはつまりアレだ。Makybe Divaさんだ。この馬名をどう読むのかというのは実際現地の方に聞いてみないとわからんのだけど、私は勝手に「マキベディーヴァ」と読んでます。「マカイビーディーヴァ」とか発音しにくいな。ということで今回も豪州の情報源であるAAPさんに頑張ってもらおう。

Cup puts Makybe Diva on a pedestal(AAP)

再掲(Makybe Divaさんに関連するエントリを幾つか抜粋)
僕らのアイドルいらっしゃい。(2/13)
女王、日本へ。(1/18)
Melbourne C.。(11/3)
こんな辺りかな。

何回か前のエントリでちょこっと触れただけだったけど、St George S.(AUS G2 T1800m)で1,2着を分け合ったElvstroemとMakybe DivaがAustralian C.(AUS G1 T2000m)で再び対戦。今回勝ったのはMakybe Divaの方で、レコードの1:58.73だったらしいです。で、Elvstroemさんは4着。よく考えたらそろそろお疲れかなと。だってね、今シーズンのローテーションはこれですよ。

8/7 Bletchingly S.(AUS G3 T1200m) 3
9/4 Craiglee S.(AUS G2 T1600m) 2
9/19 Underwood S.(AUS G1 T1800m) 1
10/2 Turnbull S.(AUS G2 T2000m) 1
10/16 Caulfield C.(AUS G1 T2400m) 1
10/23 Cox Plate(AUS G1 T2040m) 8
11/2 Melbourne C.(AUS G1 T3200m) 4
2/12 C F Orr S.(AUS G1 T1400m) 1
2/26 St George S.(AUS G2 T1800m) 1
3/12 Australian C.(AUS G1 T2000m) 4

予定
3/26 Dubai Duty Free(UAE G1 T1777m)
4/24 Queen Elizabeth II C.(HK G1 T2000m)


そりゃ私も「連闘続きのヒーロー」とか言っちゃう。

豪州では親しみを込めて「Elvis」って呼ばれてるらしいよ。(・・・ぷ・・・ぷれすりー・・・?)
Elvstroemの公式サイトかな海外競馬@bosrashamさんとこでひっそりと紹介されてた。


あぁ話が逸れた。今日はMakybe Divaさんの日なのに。とにかく今回2000mの距離で、しかもレコードで勝ったということがとにかく凄いと。2000m以下を勝ったのは実に2年5ヶ月振りだったりする。
"The Melbourne Cup is the Melbourne Cup but for Makybe and her family, winning at 2000 metres at weight-for-age was very important."
ってあるし、陣営にとっても相当嬉しい勝利だったんだろうと。とりあえず、豪州年度代表馬に一番近い存在であることは間違い無いらしい。

G・Boss騎手の
"She's the best horse I have ever ridden without a doubt now."
とか、本当に色々なセリフ(褒め言葉)が紹介されてるわけだけど、極めつけはL・Freedman師(Alinghiと合わせて同日に大レースを二つも勝っちゃった)の
"What more you can say?"
に決まり。

あとは、日本に行くことに関して
"The Japanese are very hard to beat at home but they will have to be bloody good to beat her,"
ってな師の発言もあるねぇ。Divaさん頑張っちゃうよってことか。

Australian C.といえば、昨年はL断然人気のLonghroをやぶったお馬さんがいたよねぇ。そう、ご存知Grand Armeeさん。そして、3/19 The BMW(AUS G1 T2400m)でMakybe Diva VS Grand Armeeが観られると。あぁ、現地に飛びたいよ。

ステップはエイプリルSなのか産経大阪杯なのか、あんまりわかんないんだけども、今日の勝ちに気を良くして産経大阪杯に来てくれないかな。

とにかく、5/1は京都に行きたい。ただそれだけ。