うまさいと

お馬さんは好きですか?

おじいちゃんを、こえてゆけ。

2008-02-29 23:58:11 | 競馬
ということで、カジノドライヴの話。

界隈では色々と盛り上がっているようだけれど、私は特に何とも思っていなかったりする。「藤沢師の○外」という括りでいいのかどうかはわからないが、タイキブリザード、タイキシャトルには随分と夢を見させてもらったことだし、とりあえずカジノドライヴにも夢を見せてもらおうという気でいます。つまり、単なるミーハーなんです。

父Mineshaftは、風のようにやってきて、風のように去っていった、そんなお馬さん。2003年のEclips Awardを受賞しているものの、なんとなく陰が薄いのはやはり古馬としての活躍しか無いからかもしれない。元々この血を英国に持っていったこと自体がちょっとどうなんだということもあり、結局のところカジノドライヴもそういう運命にあったんだろうなと思ったりもする。こじつけと言えばこじつけだけど。

それよりも注目したいのはちょっと調べればわかることなんだけれど、祖父のA.P. Indyは、今回カジノドライヴが予定しているPeter Pan S.(USA-G2 D9f)からBelmont S.(USA-G1 D12f)という道を通って最終的にはBreeders' Cup Classic(USA-G1 D10f)を制覇しているわけで、何だか運命を感じてしまうのは私だけだろうか。まぁ、ここで「仕上がりきらないからPreakness S.でいきますね」とか言われた日には泣くけれど。


Jazil, Rags to Richesという半兄、半姉を持つことで半ばBelmont制覇が義務付けられたような血ではあるものの「日本デビュー」という異色の経歴を持つ、Belmont S.馬の誕生もいいんじゃないかなと。「実はうちの子」というナショナリズムが働いてレース前は結構良い感じで迎えられるっだろうし。但し、これでカジノドライヴがBelmont制覇を成し遂げたら、きっとまた距離変更が声高に叫ばれることになる事態に一票を投じておこう。所詮、ナショナリズムなんてそんなもの。