うまさいと

お馬さんは好きですか?

あいぽっぱーinめるぼるん。

2005-10-31 03:33:21 | 競馬
最初に言っておくと、あいぽぱさんは欧州のブックメーカーでは7倍前後の4番人気。

Emirates Melbourne C.(AUS-G1 T3200m)
No Horse Trainer Jockey BP Wgt
1 Makybe Diva (GB) Lee Freedman G Boss 14 58.0
2 Vinnie Roe (IRE) Dermot K Weld P Smullen 24 58.0
3 Distinction (IRE) Michael Stoute M Kinane 21 56.5
4 Greys Inn (USA) Mike De Kock W Marwing 13 56.5
5 Franklins Gardens (GB) Mark Tompkins Darryll Holland 10 54.5
6 Eye Popper (JPN) Izumi Shimizu S Fujita 9 54.0
7 Railings John Hawkes G Childs 5 54.0
8 Xcellent (NZ) Michael Moroney M T Coleman 17 54.0
9 Kindjhal (FR) David Hayes D Dunn 12 52.5
10 Hugs Dancer (FR) David Hayes N Ryan 7 52.0
11 Demerger Danny O'Brien B Shinn (a) 4 51.5
12 Dizelle John Hawkes D Beadman 18 51.5
13 Lachlan River (NZ) John Morrisey G Colless 3 51.5
14 Portland Singa (NZ) Neville McBurney L Cassidy 1
15 Vouvray (NZ) Peter G Moody S Seamer 15 51.5
16 On a Jeune Peter Montgomerie D Gauci 11 51.0
17 Umbula Mick Price S Baster 8 51 1.5
18 Bazelle (NZ) Paul Jenkins R McLeod 22 50.5
19 Envoy (NZ) Ken Kelso P Mertens 2 50.5
20 Rizon Cliff Brown J Ford 16 50.5
21 Strasbourg Bart Cummings L Nolen 6 50.5
22 Leica Falcon Richard Freyer K McEvoy 20 50.0
23 Mr Celebrity (NZ) Gai Waterhouse D Beasley 19 49.5
24 Kamsky Bart Cummings C Williams 23 48.5

並び方は斤量順。枠は右の方の「BP」というやつになりますか。


ということで遂にやってきましたMelbourne C.。芝3200mのハンデ戦。今回も出走可能頭数上限のは24頭が出走しています。今年も11月の第一火曜日、つまり11/2に行われますし、その日はVictoria州の休日になることもまたいつも通りでしょう。非常に羨ましい。レース前日は過去の勝ち馬がパレードしたりとかするらしいので、是非ともそちらを観てみたいなぁ。

Victoria州のFlemington競馬場で行われるレースで、Melbourne市内から5km程の場所にありますか。この競馬場の管理組織はVRC(Victoria Racing Club)で、よくレース名の頭に「VRC」とついているアレですねぇ。他にも地区や競馬場ごとに幾つもの統括団体が存在します。

洋ナシ型の左回りの芝コースで、1周は2314mということですが、最初に調べたら2312mでした。メルボルンC公式サイトには2314mと書いてあったので、そちらを採用してみます。レースはホームストレッチを4角奥に伸ばした引き込みからスタートし、まず900mほど直線を走ることになります。その後くるっと回って最後の直線は450mほどになります。

賞金は$5,100,000(AUS$1=¥87.35)ということですが、$5,000,000は賞金、$100,000はトロフィーとのことです。1着賞金はAUS$3,000,000。それとAUS$80,000のトロフィーっぽいので、AUS$3,000,000は¥262,050,000ということで単純計算だとJCを超えます。AUS$80,000は¥7,000,000なので、そんな700万円もする凄いトロフィーなのかしらん。参考までにJCの総賞金は¥475,000,000ということでしょうか。付加賞とかがわからないので何とも言えませんが。2004年にレースのスポンサーにEmiratesが付き、04/05→05/06年シーズンは賞金が大幅(約25%)増。

欧州からの参戦が意外と多く、今年もVinnie Roe, Distinction, Franklins Gardensがスタンバイ。そして、実績のある欧州馬は毎年人気にもなります。93年に愛国のD Weld師のVintage Cropが勝ってから欧州馬の参戦がメジャーになりました。欧州馬の優勝は93年のVintage Cropと02年のMedia Puzzleのみで、両馬共にD Weld師の管理馬。ついでに02年4着、04年2着のVinnie Roeも同師の管理馬。つまりこのレースで勝った欧州馬はD Weld師の管理馬ということになります。また、実績のある欧州馬は人気になりやすいですかねぇ。そして、豪州馬に比べると何となく斤量を背負わされ易いような気もします。ついでに、今年から斤量に関するルールが変更されましたので、例えば昨年までならば対象にならなかったIrish St. Leger(IRE G1 T14f)の勝ち馬も、9月初めの斤量公開の後にまた斤量が増える可能性が出ることになりました。今年の勝ち馬のCollier Hillは回避してしまいましたが。

02年は59 kgのVinnie Roeが1番人気で4着(僚馬Meddia Puzzleが52.5 kgで優勝)。
03年はGrosser Preis von Baden(GER G1 T2400m), Preis von Europa(GER G1 T2400m)と独G1を連勝してきたMamoolが1番人気でしたが、レース中に右後脚球節の骨折を発症して23着に敗れました。この年は51.5 kgのMakybe Divaが優勝。
04年は58 kgのVinnie Roeが2番人気で2着。1番人気のMakybe Divaが55.5 kgで連覇。

あと、日本人が好きそうなネタは00年の優勝馬Brewの母親は89年のJCを勝ったHorlicks(ホーリックス)。
ここ10年の勝ち馬は
牡馬2勝
牝馬4勝(重複してるので3頭)
セン馬4勝
ここ20年に広げても
牡馬6勝
牝馬6勝(重複してるので5頭)
セン馬8勝
といった感じかなと。

今年はMakybe Divaが前馬未到の三連覇を目指します。というよりも昨年は牝馬の連覇さえ初だったわけですしねぇ。豪州は8月初めから7月終わりまで一つのシーズンなので、昨シーズンの最後に天皇賞・春に遠征してきたということになります。これはもう、ひとえに「つかうレースがなかった」というよりも「つかおうとしてもハンデが」ということでしたし、已む無くという面もあったかと思われます。路面が堅いことを盛んに気にしていたので、多分もう遠征してくることはないでしょう。もし遠征があったとしても欧州のGold C.(GB-G1 T20f)辺りになるのではないでしょうか。という先の話は今はおいといて、今シーズンのお話です。

8/27 Memsie S.(AUS-G2 T1400m) 1
9/10 Dato Tan Chin Nam S.(AUS-G2 T1600m) 2
10/1 Turnbull S.(AUS-G2 T2000m) 1
10/22 Cox Plate(AUS-G1 2040m) 1

といった感じですか。皆さんもご存知のようにオセアニアとその流れを汲む香港は「つかって仕上げる」という意識が根底にあるために、長距離馬であろうと平気でマイル戦にもつかってきます。負けて元々、息を作るために出走するだけで勝敗は度外視しています。
、Makybe Divaは今シーズンその勝ち負け度外視のレースでさえも勝ってきています。唯一僅差で負けたDato Tan Chin Nam S.でも、その相手であるLad of the Manorは10/29に行われたばかりのMackinnon S.(AUS-G1 T2000m)を制しています。ってかその前にCox Plateも走ってますけれど。つまりあれだ、完全無欠の牝馬と言われそうな位、とんでもない領域のお馬さんに近付いているということは間違いないということで。

出走各馬の紹介とかは時間がなくてできませんが、58 kg(牡馬換算で60.5 kgになるそうで)Makybe Divaについてはこれでしたことにしよう。Xcellentは昨シーズンのNZの年度代表馬だけど馬場が渋るとちと困るタイプ。それでCox Plateも回避しかけたし。馬場はそんなに良くはないっぽいねぇ。RailingsはCaulfield C.(AUS-G1 T2400m)を勝った上で斤量も増えて54 kgだから非常に怖い。そこでちょい負けしたアイポッパーさんは馬場が良い方がいいと思う。でも、勝って欲しい。4連勝で挑んだCaulfield C.を不利で落としたっぽい評価をされてるLeica Falconは過大評価の気があるとは思うけど、50 kgという軽量はあまりにも魅力。ドバイでよく見られるDe Kock先生マジック(南ア)はGreys Innで炸裂するかねぇ。実力はあると思うが。欧州勢からはナショナルハントの種牡馬入りが決まったVinnie Roeがいいとは思う(個人的に好き)のですが峠を過ぎた感が否めないので、チョイスするならDistinctionの方かなと。一頭怖いのを挙げろと言われればUmblaかな。

BC展望、クライマックス2戦。

2005-10-29 00:08:15 | 競馬
BC展望、2歳編。(05/10/27)
BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。(05/10/28)
BC展望、米国勢に一頭強いのがいる件。(05/10/28)

さてさて、遂にクライマックスの2戦となりました。明日の早朝には全ての結果が出ているはず。明日は寝られないな。楽しみだなぁ。

Breeders' Cup Turf(USA-G1 T12f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Shake the Bank Tom Turner Graham Motion 99-1
2 Shirocco (GER) Christophe Soumillon Andre Fabre 20-1
3 Bago (FR) Thierry Gillet Jonathan Pease 5-1
4 Better Talk Now Ramon Dominguez Graham Motion 8-1
5 Azamour (IRE) Michael Kinane John Oxx 7-2
6 Ace (IRE) Kieren Fallon Aidan O'Brien 12-1
7 Shakespeare Jerry Bailey Bill Mott 3-1
8 Silverfoot Rafael Bejarano Dallas Stewart 30-1
9 Fourty Niners Son Corey Nakatani Neil Drysdale 15-1
10 English Channel John Velazquez Todd Pletcher 10-1
11 Laura's Lucky Boy Gary Stevens Richard Mandella 20-1
12 Leprechaun Kid Garrett Gomez Mike Mitchell 20-1
13 Gun Salute Cornelio Velasquez Bill Mott 20-1

米国勢ではKitten's Joyの引退、欧州勢ではHurricane Runの回避、直前でのMotivatorの故障など、多少タレントを欠いた気もしますが、欧州上半期王者のAzamourや期待の新星Shakespeareの登場などでなかなか面白いレースにはなるかなと。
AzamourについてはKing George IV & Queen Elizabeth S.(GB-G1 T12f5y)の勝ち馬ということで説明の必要はないかと思われますが、Shakespeareは馴染みの無い方が多いかもしれません。昨年2月のデビュー戦、3月のステークスを連勝しますが膝の怪我で長期休養を余儀なくされます。2戦目で下したPrince Archもその後今年のGulfstream Park Breeders' Cup.(USA-G1 T11f)を制覇することになり、そのお馬さんを難なく退けたShakespeareの実力には期待が持たれて(のかもしれない)いたようですが、1年4ヶ月にも及ぶ休養の後、今年7月のAllowanceを快勝。前々走Belmont Breeders' Cup H.(USA-G2 T9f)ではMeteor Stormを、前走のTurf Classic Invitational S.(USA-G1 T12f)ではEnglish CannelやAce以下を退けました。昨年の微妙な勝利で実力があるのに少しダークな雰囲気が漂ってしまうBetter Talk Nowに代わって一躍米国勢の柱にまで上り詰めました。米国勢ではShakespeareと昨年の覇者Better Talk Now以外は実力的に少し苦しいかもしれません。
対する欧州勢はAzamourをはじめ、この後日本でのJCに出走→種牡馬入りが決定している昨年のPrix de l'Arc de Triomphe(FR-G1 T2400m)の覇者Bago、それに仏に移籍後長期休養明けを2戦叩いたShiroccoや、勝ち切れないまでも堅実に入着してくるAce辺りまでが争覇圏とみます。其の中でも、今年まだ2戦しかしていないShiroccoがフレッシュでいいのではないかと考えます。馬場がパンパンでなければ一番怖い存在かもしれません。Azamourにとっては、ここで勝たなければ評価を落としたまま種牡馬入りということになるので、是非とも勝ちたいところではあるのでしょうが・・・。実感よりも意外と北米勢が健闘しているというのがちょっとびっくりかなと。

Breeders' Cup Classic(USA-G1 D10f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Rock Hard Ten Gary Stevens Richard Mandella 7-2
2 Sun King Rafael Bejarano Nick Zito 30-1
3 Choctaw Nation Victor Espinoza Jeff Mullins 15-1
4 Oratorio (IRE) Kieren Fallon Aidan O'Brien 10-1
5 Perfect Drift Mark Guidry Murray Johnson 12-1
6 Sir Shackleton Javier Castellano Nick Zito 20-1
7 Super Frolic Elbar Coa Vladimir Cerin 30-1
8 Suave Edgar Prado Paul McGee 20-1
9 Flower Alley John Velazquez Todd Pletcher 10-1
10 Jack Sullivan Frankie Dettori Gerard Butler 50-1
11 Borrego Garrett Gomez Beau Greely 9-2
12 A Bit O'Gold J. Jones Catherine Day Phillips 30-1
13 Saint Liam Jerry Bailey Richard Dutrow, Jr. 3-1
14 Starcraft (NZ) Patrick Valenzuela Luca Cumani 12-1

ようやくやってきましたメインレース。Ghostzapper, Roses in Mayなど大物のリタイア、話題になった二冠馬Afleet Alexの回避などが相次いで淋しくなったというのはありますが、それでもSaint Liam, Rock Hard Tenなどがおり層の厚いこの路線に、欧州中距離界の雄となったOratorioと欧州マイル路線で大ブレイクしたNZからの刺客Starcraftという欧州タッグが襲い掛かります。まぁ、手を組んだわけじゃないけどさ。
まずはSaint Liam。前走ではDutrow師 vs Zito師という陣営対決となったWoodward S.(USA-G1 D9f)では過剰ともいえる対Commentator包囲網を要しての勝利だが「それが無くても勝ててたっしょ」というDutrow師の言葉通り、強いよこのお馬さん。騎手もBaileyですし、昨年のGhostzapperほどではないにしても、一番人気でアッサリというシーンも観られるかもしれない。対するRock Hard TenはSanta Anita H.(USA-G1 D10f)を勝った後は秋まで休養、Goodwood Breeders' Cup H.(USA-G1 D9f)でRoman Ruler以下を抑えて順調に復帰初戦を突破しました。Goodwood Breeders' Cup H.→Breeders' Cup Classicというローテーションは私の中ではPleasantly Perfectを思い出すわけですが。続くBorregoはPacific Classic(USA-G1 D10f), Jockey Club Gold C.(USA-G1 D10f)とG1連勝中でこの人気になってる模様。前走Jockey Club Gold C.はBelmont Parkであり、コース適正という意味でも可能性があるかもしれない。3歳馬Flower AlleyはJockey Club Gold C.で大差の4着に敗れてしまい勢いが無くなったか。やはりAfleet Alexが出てこないとちと淋しい気がするなぁと。
対する欧州勢はOratorioとStarcraftがスタンバイ。OratorioはChampion S.(GB-G1 T10f)では4着にコケたものの、Eclipse S.(GB-G1 T10f7y), Irish Champion S.(IRE-G1 T10f)と連勝した勢いは脳裏に焼き付いている。Danehill産駒はダート大丈夫なのかよという意見はあちこちで聞かれますが、私もOratorioはダートはちょっとなぁと思ってしまいます。あぁorz
Starcraftはリベンジへの意欲満々だったDubawiが引退してしまったのでMileの方から回ってきましたか。オーナーが元々こっちに出したいという意欲があったみたいですが、追加登録料20%を払っての参戦となります。私はオセアニアのお馬さん(というか遠征馬)を応援する傾向があるので、肩入れしちゃうなぁと。
穴ならJack Sullivanとか思ってる自分がいる。

BC展望、米国勢に一頭強いのがいる件。

2005-10-28 23:32:45 | 競馬
ということで第三弾です。
BC展望、2歳編。(05/10/27)
BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。(05/10/28)

Breeders' Cup Mile(USA-G1 T8f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Host (CHI) Rafael Bejarano Todd Pletcher 12-1
2 Artie Schiller Garrett Gomez Jimmy Jerkens 6-1
3 Whipper Johnny Murtagh Robert Collet 12-1
4 Sand Springs Jerry Bailey Bill Mott 20-1
5 Ad Valorem Kieren Fallon Aidan O'Brien 20-1
6 Funfair (GB) Edgar Prado Graham Motion 12-1
7 Majors Cast (IRE) Frankie Dettori Jeremy Noseda 15-1
8 Gorella (FR) Gary Stevens Patrick Biancone 20-1
9 Singletary David Flores Don Chatlos 8-1
10 Valixir (IRE) Christophe Soumillon Andre Fabre 10-1
11 Leroidesanimaux (BRZ) Jon Court Bobby Frankel 7-5
12 Limehouse Jose Santos Todd Pletcher 20-1

こちらもDubawiとStarcraftの回避でちと興味を失ってしまった感があります。個人的にはThree Valleysがまた欧州時代と同じ様に肺の粘液で回避というのが悲しい。しかし、今年はLeroidesanimauxがいるため(昨年でとけよと思ったわけですが)に、欧州勢にコロっとやられることはないだろうという意味で注目度がアップ。いや、ブラジルからの移籍馬なんですけどね。さて、このLeroidesanimauxの最大の強敵はBCでのフラ(ryなのですが、まずは欧州勢から見てみましょう。
人気が高い方からValixir, Whipper, Ad Valorem辺りに期待したいのですが、その中でも昨年2着の斜行大王Antonius Piusを彷彿とさせるAd Valoremに期待したいと考えています。アメリカ初戦のShadwell Turf Mile(USA-G1 T8f)ではHostの6着に敗れましたが、今年のSt. James's Palace S.(GB-G1 T8f)ではShamardalの2着ですがOratorioに先着しています。古馬との初対戦になったSussex S.(GB-G1 T8f)でも3着にProclamation, Soviet Songという二頭に次ぐ踏ん張り、底力を発揮しました。ということで、ここらで一発やってくれそうな気はしますが。Whipperは昨年もダメでしたし、馬場というよりも競馬場に注文が付きそうなタイプで苦しいか。Valixirは秋を迎える前に調子のピークを過ぎたかなという気がします。
対する北米勢はArtie Schillerと昨年の覇者Singletaryか。勝つ気配というのはそれほど感じられないのですが、意外とあっさり持っていくかもしれないです。それ以外にコメントはありません。普段あまり観てないものでorz
そして南米からの移籍組(あくまで分けたい派)はLeroidesanimauxとHostがスタンバイ。前者は9%、後者は20%もの追加登録料を払っての参戦となるため、それなりの勝機があって出走してくるとみて間違いはありません。ライオンさん(Leroidesanimaux:百獣の王)の強さは非常なものというよりももはや非情なものであり、Atto Mile(CAN-G1 T8f)では後続を7-3/4馬身離す圧勝劇を演じてみせました。逃げてそのまま力の違いを見せ付ける感じなので、96年のNHKマイルCの時のようなファビラスラフィンに対するバンブーピノがいれば、嫌な存在になるかもしれません。そしてそのバンブーピノ的な存在がSand Springsとなり、牝馬ながらなかなかの実績を持っています。Hostはそういった前でガリガリやり合うようならば、後ろから差してくる存在として非常に怖いのではないでしょうか。


Breeders' Cup Distaff(USA-G1 D9f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Society Selection Edgar Prado Allen Jerkens 8-1
2 Stellar Jayne Frankie Dettori Saeed bin Suroor 5-1
3 Ashado John Velazquez Todd Pletcher 2-1
4 Nothing But Fun Alex Solis Michael Hushion 30-1
5 Yolanda B. Too Elbar Coa Richard Violette, Jr. 30-1
6 Healthy Addiction Garrett Gomez John Sadler 10-1
7 Happy Ticket Victor Espinoza Andrew Leggio Jr. 6-1
8 Island Fashion Rafael Bejarano Marcelo Polanco 12-1
9 Hollywood Story Patrick Valenzuela John Shirreffs 20-1
10 In the Gold Gary Stevens Nick Zito 20-1
11 Pleasant Home Cornelio Velasquez Shug McGaughey 20-1
12 Sweet Symphony Jerry Bailey Bill Mott 8-1
13 Capeside Lady Chris DeCarlo Todd Pletcher 30-1

昨年に続いての連覇が濃厚と見られるAshadoですが、今年は取りこぼしがちょろちょろ。それでも、順調につかえていることが強みで、2歳時6戦、3歳時8戦、4歳時6戦と20戦12勝のキャリアを誇ります。ちなみにG1は7勝で、ベルモントでの戦績は5戦3勝2着1回3着1回と相性も良いようです。さて、昨年このレースを制したAshadoは絶好調だった昨年8戦5勝2着2回3着1回と伸べ4頭のお馬さんに先着を許している計算になります。一頭が重複していますので実際は3頭(Madcap Escapade, Stellar Jayne, Society Selection)なのですが、Madcap Escapadeは引退してしまったものの、Stellar Jayne, Society Selectionは共に出走してきており、上位人気に推されています。
さて、今回注目したいのは日本にも来てくれた(安田記念16着)Island Fashionです。今年は勝ち星は挙げていないものの、今年はVanity H.(USA-G1 D9f), John C. Mabee H.(USA-G1 T9f)とG1で2着が2回。しかも芝とダートの9f戦という両刀使いっぷりを見せ付けてくれます。昨年は"Big Cap"ことSanta Anita H.(USA-G1 D10f)でSouthern Imageの2着があり、牡馬と対等に渡り合えるだけの力も秘めているとは思うのですが。Belmont Parkでは2回走って4, 6着ですが、3歳時のことなので今は変わってるかもわかりません・・・ということで期待したいと思います。

BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。

2005-10-28 19:28:42 | 競馬
以前の展望はこちら
BC展望、2歳戦編。(05/10/27)

今回も2レース展望しますということで。

Breeders' Cup Filly & Mare Turf(USA-G1 T10f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Luas Line (IRE) Christophe Soumillon David Wachman 15-1
2 Film Maker Patrick Valenzuela Graham Motion 12-1
3 Sundrop (JPN) Frankie Dettori Saeed bin Suroor 30-1
4 Riskaverse Jose Santos Patrick Kelly 15-1
5 Wend John Velazquez Bill Mott 10-1
6 Flip Flop (FR) Garrett Gomez Ben Cecil 20-1
7 Wonder Again Edgar Prado Jimmy Toner 8-1
8 Megahertz (GB) Alex Solis Bobby Frankel 5-1
9 Favourable Terms (GB) Michael Kinane Sir Michael Stoute 20-1
10 Intercontinental (GB) Rafael Bejarano Bobby Frankel 8-1
11 Mona Lisa (GB) Kieren Fallon Aidan O'Brien 15-1
12 Karen's Caper Robby Albarado John Gosden 15-1
13 Ouija Board (GB) Jerry Bailey Edward Dunlop 5-2
14 Angara (GB) Gary Stevens Patrick Biancone 20-1

毎年ころころ距離の変わるこのレース。勿論その競馬場が芝10f, 11fのどちらをとれるかということに関わってくるのでしょうが。ということで昨年の覇者Ouija Boardが今年も参戦。欧州年度代表馬にも関わらずPrince of Wales's S.(GB-G1 T10f88y)でアッサリ負けてから落鉄と左前脛骨の疲労骨折がわかり、North Lightと同じくシーズン序盤に戦線離脱。3ヵ月後の復帰戦Princess Royal S.(GB-G3 T12f)を快勝も、これは牝馬のG3戦だからねぇ。大舞台では12f路線が良いと考えられますが、昨年のこのレースは11fで難なく制しています。しかし今年は10f。大回りで直線もある程度長く、先行して直線スッと抜け出した昨年のレースができれば大丈夫かと。PivotalにRahyと字面では距離の読み辛いMegahertzは、戦績から見てもこの距離は適当でしょう。差し脚が生きるような展開(というか良馬場希望)になればいいとは思いますが、復活したOuija Boardとの実力差は埋められないかなぁと見ますが。強いのか弱いのかはっきりしないMona Lisaや、セリに出されちゃうメイドさん(Maids Causeway)と火の出るような叩き合いを演じたKaren's Caper(その後はいまいちですけれど)などにも期待したいのですが、敢えて日本に関係のあるお馬さんをチョイス。Wonder Againはあのグラスワンダーの全妹さん。昨年は輸送が嫌で直前まで出走をゴネていた記憶があるのですが、結局出走して3着。今年はFlower Bowl Invitational S.(USA-G1 T10f)でも届かずですが、往年のSightseekを一回り小さくしたようなベルモント巧者であるわけで(わかる人にはわかるはず)して、3歳時からずっと活躍してもう今年で6歳なんでそろそろ引退ということでしょうし、得意のこの舞台で有終の美を飾って欲しいとは思うのですが。Sundropはう~ん。マイルが適当だとは思うのですが、さすが10f戦はちときついかね。米国遠征しての2戦は物足りないですし。サンデーサイレンスの血が爆発しないかなぁ。

Breeders' Cup Sprint(USA-G1 D6f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Taste of Paradise Garrett Gomez Gary Mandella 12-1
2 Attila's Storm Patrick Valenzuela Richard Schosberg 30-1
3 Silver Train Edgar Prado Richard Dutrow, Jr. 8-1
4 Battle Won Ramon Dominguez Chuck Simon 10-1
5 Lion Tamer John Velazquez Todd Pletcher 12-1
6 Wildcat Heir Stewart Elliott Ben Perkins, Jr. 10-1
7 Lost in the Fog Russell Baze Greg Gilchrist Even
8 Elusive Jazz Robby Albarado Bobby C. Barnett 12-1
9 Lifestyle Alex Solis Wesley Ward 30-1
10 Imperialism Victor Espinoza Kristin Mulhall 15-1
11 Gygistar Javier Castellano Mark Hennig 12-1

「荒れるスプリント」の名を欲しいままにしているこのレース。今年はど本命の10戦10勝馬Lost in the Fogがいるわけですが「霧に紛れて見えなくなる」という名前の通りに全米の願望が霧の向こうに消えてしまうのではないかと考えさせられるのは私だけなのか。1972さんがベイヤー指数で詳細に書いていらっしゃいますので素人は引っ込んでおきますが、昨年ここに出ずに最優秀短距離馬を逃したPico Centralや、Dubai Golden Shaheen(UAE-G1 D1200m)でいまいちさんの汚名を返上したSaratoga Countyがそれぞれ引退、急逝と古馬陣まで手薄になり「勝って下さい」と言わんばかりのメンバーに。まぁ、この面子だからこそLITFは出てきたというのはあるのでしょうけれど。直前で路線を変えてきた3歳勢であるHigh Fly、Roman Ruler辺りも結局回避してしまいましたし、何だか拍子抜けしてしまいそうです。
さて、ここで取り上げるのはLion Tamerです。2年前の3歳時にHutcheson S.(USA-G2 D7f)を6馬身差で圧勝した時からちょいちょい追い掛けてはいるのですが、今年は今一つな戦績。そのHutcheson S.はどんな面子だったのかなぁと見返してみれば、大差の最下位にその年のBreeders' Cup Sprintを勝つCajun Beatの名が。Lion Tamer自身は7f前後が適距離でしょうから、6f戦の今回は少し短いなぁと思いますが。
ん~、LITF意外にあんまり興味がorz

BC展望、2歳戦編。

2005-10-27 11:13:50 | 競馬
毎年この時期とJCウィークにはなぜかアクセス数が伸びるというわかりやすいサイトですねぇ。Breeders' Cup展望しなきゃねということで、まずは2歳戦から。NTRAに出てる枠順などを参考にしますゆえ、出走取り消しとかが出ても私は知らない。詳しい展望を見たい方は、左のカラムのリンク先であるあさ◎コラムの1972さんのところへ訪れるといいと思われます。そちらの充実度は凄いから。余談ですが、そちらを参考に書かせていただこうと思ったのですがBreeders' Cup Juvenile Fillesの展望がまだでガックリしたのは内緒です。

Breeders' Cup Juvenile Filles(USA-G1 D8.5f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Folklore Edgar Prado D. Wayne Lukas 5-2
2 Original Spin Jerry Bailey Anthony Mitchell 6-1
3 Along the Sea Javier Castellano Ralph Ziadie 20-1
4 Diamond Omi Victor Espinoza Bob Baffert 12-1
5 Knights Templar Gary Stevens Daniel J. Vella 12-1
6 Adieu John Velazquez Todd Pletcher 3-1
7 Sensation Elbar Coa Stanley Hough 8-1
8 She Says It Best Eddie Martin, Jr. Vickie Foley 15-1
9 Ex Caelis Rafael Bejarano D. Wayne Lukas 15-1
10 Wild Fit Alex Solis Jeff Mullins 6-1

ここ3年は毎年、Sweet Catomine, Halfbridled, Storm Flag Flyingと1番人気のお馬さんが勝ち、レース前から「このお馬さんでしょうがないだろ」と言われ、レース後は「しかも来年もこのお馬さんの天下が続くだろ」って感じのレースをするのに、年が明けると頓挫があったり不甲斐無いレースを繰り返したりして、いつの間にか戦線離脱しているというレース。Sweet Catomineは3戦2勝も、Halfbridled, Storm Flag Flyingは3戦全勝でここに臨んでいる点も注目。つまり「この時点では他馬とは桁が違う」といったお馬さんが勝つのも特徴。Halfbridledなんか「モンスター」ってあだ名でしたよね。牝馬なのにorz
余談ですが、Ashado, Society Selection, Sis City, Composureなど、ここで完敗しても3歳になってから盛り返すお馬さんが多いのも特徴。Sweet CatomineとStorm Flag Flyingは共にStorm Cat産駒ということで、何となく仕上がりの早さが「現時点での桁違いの能力」を生み出す駆動力になってる気もしなくはないですが。その分Halfbridledは期待かけてたんだけどなぁ。
それでは今年はというと、5戦4勝4着1回というAdieuが1番人気っぽいですね。El Corredor産駒でその父はMr. Greeley。というとクロフネの半妹ミスパスカリを思い出すのではなかろうか。かくいう私もミスパスカリと人気薄でSussex S.(GB-G1 T8f)を勝ったReel Buddyしか思い付かない。調べたらWhywhywhyもそうなのね。米国では早い内に活躍できる血統なのかもしれないです。前走Frizette S.(USA-G1 D8f)はBelmont Parkということで、今回の試走という意味でも0.5f伸びても問題ないかと思われます。しかもオーナーはCoolmoreかよということも付け加えておきたいと思います。
そのAdieuが負けたAdirondack S.(USA-G2 D6f)の勝ち馬はFolklore。こちらは6戦3勝2着3回という安定した成績で、前走Matron S.(USA-G1 D7f)で2着以下に14馬身という大差をつけています。しかし、3敗の内デビュー戦を除く近2戦はAdieuの2着(この2着2回の間にAdirondack S.が入る)であり、前走の14馬身差が果たしてAdieuがいないからのものなのか、それとも秘めた実力が覚醒したからなのかは不明。そのMatron S.はBelmont Parkであることもプラスでしょうか。Tiznowの初年度産駒であることも推したい理由の1つですねぇ。不安を挙げると7f戦までしか走っていないことですが、Tiznow自体Breeders' Cup Classic(USA-G1 D10f)連覇のお馬さんなんで、そこに望みを託してみるということで。
それに続く人気なのはWild FitとOriginal Spinの2頭。Wild Fitは3戦2勝でDel Mar Debutante S.(USA-G1 D7f)の勝ち馬ですが、前走Oak Leaf S.(USA-G2 D8.5f)では2着。Original Spinは2戦2勝ですが、Arlington-Washington Breeders' Cup Lassie S.(USA-G3 D8f)で後続に4-1/4をつけての勝利を飾っています。Distorted Humor産駒ということで「いい加減にフォーティナイナー返せよ」とい機運をもう少し盛り上げて欲しいなと。

Breeders' Cup Juvenile(USA-G1 D8.5f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Superfly Elbar Coa Nick Zito 30-1
2 Ivan Denisovich (IRE) Kieren Fallon Aidan O'Brien 12-1
3 Leo (GB) Frankie Dettori John Gosden 20-1
4 Set Alight Rafael Bejarano Criquette Hea-Maarek 20-1
5 Jealous Profit Corey Nakatani Doug O'Neill 50-1
6 Dawn of War Javier Castellano Dale Romans 20-1
7 Stream Cat Gary Stevens Patrick Biancone 30-1
8 Sorcerer's Stone Mark Guidry Patrick Byrne 12-1
9 First Samurai Jerry Bailey Frank Brothers 8-5
10 Henny Hughes Edgar Prado Kiaran McLaughlin 5-1
11 Private Vow John Velazquez Steve Asmussen 8-1
12 Stevie Wonderboy Garrett Gomez Doug O'Neill 8-1
13 Brother Derek Alex Solis Dan Hendricks 20-1
14 Dr. Pleasure Jose Santos John Ward, Jr. 20-1

こちらはBreeders' Cup Sprintと並んで一番人気が一切アテにならないレース。ここ2年はWilko, Action This Dayと人気薄が勝っていますが、その前2年はVindication, Johannesburgとまぁまぁ人気のお馬さんが勝ったのではなかったかと思われます。さて、ここ2年の傾向としては「父がその年活躍していた種牡馬である」ということが挙げられるかと思います。04年のWilkoの父Awesome Againは泣く子も黙るベイヤー指数120超え連発のGhostzapperの父であります。勿論、その年のBreeders' Cup Classic(USA-G1 D10f)もあっさりとモノにしたことを記憶していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。03年のAction This Dayの父はKris S.ということでその年米国で活躍したかどうかは知りませんが、Derby S.(GB-G1 T12f10y)制覇のKris Kinや日本でも年度代表馬であるシンボリクリスエスを輩出しています。「思わぬ伏兵が勝つ場合はその年活躍した種牡馬の産駒を狙え」というのが個人的な見解です。
今年断然の1番人気に推されているのはFirst Samuraiでして、父はGiant's Causeway。ShamardalやFootstepsinthesand, Maids Causewayを輩出し、米国でもG1勝ちは無いもののNoble CausewayがFlorida Derby(USA-G1 D9f)で2着しています。そして2年目の産駒から出たこのFirst Samuraiは4戦4勝でHopeful S.(USA-G1 D7f), Champagne S.(USA-G1 D8f)とG1を連勝中。前走はBelmont Parkのマイル戦なだけに、そこから0.5f伸びるだけではこのお馬さんで仕方が無いと言われるのも無理はないでしょう。
そのG1で2戦ともFirst Samuraiに跳ね返されたHenny Hughesは5戦3勝2着2回。7月にSaratoga Special S.(USA-G2 D6f)を他馬より4ポンドのハンデがありながら3-3/4馬身差で勝っています。しかし、First Samuraiに勝つにはもう一つ足りないかなぁというところか。
ということで、伏兵探しになるわけですが「Johannesburgの夢をもう一度」ということでA O'Brien厩舎から遠征してくるIvan Denisovichなどはどうでしょう。伏兵の勝つ条件という点については、父DanehillはBreeders' Cup Classicにも出走予定のEclipse S.(GB-G1 T10f7y), Irish Champion S.(IRE-G1 T10f)の覇者Oratorioを輩出し、18世紀に記録されたHighflyerの13年に並ぶ、Sadler's Wellsが築いた13年連続英・愛リーディングサイヤーの牙城を崩すことが確実視されています。5戦2勝2着2回でJuly S.(GB-G2 T6f)を勝っていますが、伏兵さんには多大な戦績は求められませんのでこれもクリアと。さて、あとはDanehill産駒がBelmont Parkのダートをこなせるかどうかということにかかってくるわけですが、こればっかりは私はさっぱりわかりませんのであしからず。

海外メディアの反応。

2005-10-24 21:53:45 | 競馬
菊花賞前
土曜日午前二時に探索。
Is Deep Impact the best horse in he world?(AAP Whistlejacket)
記者さんのコラムみたいな感じで、よく日本にも触れてる。

菊花賞後

月曜日午前零時半に探索。
Deep Impact Wins Japan Triple Crown(bloodhorse)
bloodhorseがやたら詳しい罠。日本メディア以上かもしれない。

月曜日午後一時に探索。
Undefeated Deep Impact glides to Japanese Triple Crown(Thoroughbred Times)
こちらは普通。でも
"That crowd was the loudest I’ve ever heard," Take told Racing Post.

まじ?でもRacing Postには載ってないのでは?それ以外のRacing Postってあるのかな?
Deep Impact Joins The Greats(AAP International News)
サンデーサイレンス産駒のわんつーすりーふぉーだということに今気付いた。
Take, 36, has now won 49 Grade 1 races during his career including the Kikka Sho four times.

あれ?勘定が合わないような。というか、この表現だと菊花賞で49勝目にならない?
私が間違ってるかな?
Deep Impact(Wikipediaより)
有名になった。

月曜日午後六時に探索。
Undefeated Deep Impact glides to Japanese Triple Crown(SA Horseracing)
Thoroughbred Timesからの引用。

結論
欧州ではニュース流してないのかなぁ?
英・愛・独・仏・星・中・南ア・米・豪
辺りは回ってみたのですが。

おまけ1
日本の新聞
レース前
Deep Impact set to become unbeaten triple crown winner(Daily Yomiuri Online)
レース後
Take, Impact make deep impression(Daily Yomiuri Online)

おまけ2
Deep Impact (GB) - 1985
Deep Impact (JPN) - 2002
Deep Impact (SAF) - 1997
レーポス検索より。デルマには一番下のは登録されていない模様。

いっぱいいるなぁw
こういうネタは須田鷹雄たんとかが好きそう。

AlzaoのAlzaoによるAlzaoのための日曜日。

2005-10-24 20:48:47 | 競馬
そういえば某巨大掲示板にも書いてあったなと。
BMSになっている2頭には気付いたのに、Alcazarにはなぜか気付かない自分orz

ということで、ディープインパクト@菊花賞を現地で観戦してきました。その時にお会いした色々な方々には厚く御礼を申し上げます。

ディープインパクトが歴史的勝利を飾った後に、日本時間深夜にフランスで行われたRoyal Oak(FR-G1 T3100m)を10歳馬Alcazarが勝利。そして日本時間早朝に行われたCanadian International(CAN-G1 T2400m)を元愛国所属のRelaxed Gestureが勝利しました。
ALCAZAR TAKES ROYAL-OAK GLORY(sportinglife)
EUROPEANS FALL SHORT IN CANADA(sportinglife)

ということで、この共通点はディープインパクトの母父、Relaxed Gestureの母父、Alcazarの父がAlzaoだということです。

Alzaoの産駒は、大レースでは活躍馬が牝馬に偏っているイメージがあります。Champion S.(GB-G1 T10f)連覇のAlborada, Deutschlandpreis(GER-G1 T2400m), Rheinland-Pokal(GER-G1 T2400m), Preis von Europa(GER-G1 T2400m)と三連勝したAlbanovaという姉妹、ディープインパクトの母親であるAral-Pokal(GER-G1 T2400m)の勝ち馬Wind in Her Hairなどを初めとして枚挙に暇がありません。変わったところではサウジアラビア所属でElite Preis(GER-G2 T1600m)など69戦49勝の成績を誇るMirror Blackなんかがいますか。こちらは牡馬ですが。そして、直仔ではなく母父としての活躍馬も多数ですが、今のところは牡牝特に偏っているというわけではなさそうです。St. Leger(GB-G1 T14f132y)勝ちのBollin EricやDel Mar Oaks(USA-G1 T9f)のAmoramaなどがいます。日本での活躍馬はタイムパラドックスなどもそうですねぇ。

というわけで、母系爆発(例えばタマモクロスとミヤマポピーとか)もありますが、こういった父系大爆発にも気を付けなきゃなぁというところで。あぁ、今日はもう限界。しんどい。許して。

Makybe Divaさん勝った。

2005-10-22 15:58:26 | 競馬
Mighty Makybe Rules The Valley(AAP)
Makybe Diva wins Cox Plate(yahoo.au)

というわけで、豪州最大の馬齢重量戦であるCox Plate(AUS G1 T2040m)は天皇賞・春にも来たMakybe Divaさんが勝ちました。ってか、一番早くソースを探したら某巨大掲示板に貼られたヤフーの記事だったねぇ。AAPもThoroughbrednewsも出てなかったけど。

そしてLotteriaが2着。Fields of Omaghが3着と。Makybe Divaさんはやはり強いねぇ。しかしここまでやるとは。「日本の馬場はコンクリート」と遠征時の陣営のコメントに書いてあったけど実際に馬場が合わなかったんだろうなぁ。
Lotteriaは最近ダメだったのにここで立て直してきたか。つーか、これといい勝負してたHollow Bulletはねぇorz
FOO(Fileds of Omagh)は3年連続で出走して1→2→3着と。よほどこの馬場が合ってるとしか考えられないよなぁ・・・。公式サイトも結果だけは速報出して欲しいよなぁと思いました。

そして気になるのは、今度のMelbourne C.(AUS G1 T3200m)でMakybe Divaの斤量が増えるかどうかということについてなのですが、以前bosrashamさんに教えていただいたサイト
Racing Victoria Limited - Conditions of Major Races
というところを見てみると

PENALTIES:
The winner, after declaration of weights, of- any handicap flat race of the advertised value of $60,000 or over to the winner, (2005 VRC Saab Quality excepted) or- any flat race run over a distance of 2300 metres or further of the advertised value of $60,000 or over to the winner, (2005 VRC Saab Quality excepted) or- any internationally recognised Listed, Group or Graded flat race run over a distance of 2300 metres or further, (2005 VRC Saab Quality excepted) or

- any internationally recognised Listed handicap, Group handicap or Graded handicap flat race, (2005 VRC Saab Quality excepted) to carry such additional weight (if any) for each win as the Handicapper shall determine, (not exceeding in the aggregate 4½ kgs).

Provided that should such winner be a Mare on the minimum weight, the Handicapper may, at his discretion, amend the originally appended assessed weight below WFA down to not less than 6.5kg for such mare. Such amendment shall not affect the weight to be carried in the race.

In these circumstances, any extra weight to be imposed on a horse, or any amendment to the assessed weight below WFA for a mare on the minimum weight, shall be declared by the Handicapper not later than ten (10) days after such win.

というところかと思われます。

これが斤量についてのアレですか。

全ての平地のハンデ戦(AUS$60,000を超える)のレースと、全ての2300mを超える平地のレース、それとハンデ戦でなくても2300mを超えてAUS$60,000以上のレース、国際的にリステッド以上と認められた平地の2300m以上のレース(ハンデ戦も馬齢重量戦も)を勝ったお馬さんは、Melbourne C.の前ならいつでも斤量が増えちゃうよ、かな。但し、4.5kg以上増えることはありませんよと。

上半分しか訳してません。牝馬についての色々が下半分かと。

私は英語が苦手なために2300mを超えるレースにおいて、賞金額によって区別があるのかがいまいちわからんのが困りもの。というか、全てにおいて間違ってるかもしれません。人は簡単に信用しちゃいけないよって教えられたよ。

正直なところ、現在全く余裕がありませんので、誰か英語できる人訳してくださいorz
それと、多々間違いがあると考えられますので、遠慮なく指摘をお願いいたします・・・。

さて、Makybe Divaさんの調教師さんのコメントで57kgがボーダー(出走か否か)かなと言ってたと思うのですが、現時点で58kgと。そして、もしこれ以上増えるのならば回避も有り得ますかねぇ。それもこれも「斤量増」という推測が正しければの話なのですが。

そして、トーセンダンディたんは後ろの方に負けてしまった模様です。残念。

Tattersalls October Saleの一部を見てみる。

2005-10-20 00:54:54 | 競馬
ということで、Tattersalls October Saleのパート1の結果、日本に入ってきそうなお馬さんの一覧。

Lot No.12 b, c, y, Selkirk×Wannabe Grand (Danehill), Murayama Bloodstock, 100,000gns
Lot No.27 , c, y, Diktat×With Fervour(Dayjur), J S Company Ltd, 50,000gns
Lot No.37 b, c, y, Galileo×Zelda (Caerleon) , Nobutaka Tada, 800,000gns
Lot No.50 b, c, y, Green Desert×Al Galop (Affirmed), Murayama Bloodstock, 60,000gns
Lot No.95 ch, c, y, Grand Lodge×Barbarella (Bering), Big Red Farm, 55,000gns
Lot No.114 b, c, y, Fasliyev×Bonita (Primo Dominie), Murayama Bloodstock, 50,000gns
Lot No.119 b, c, y, Fantastic Light×Breakaway (Song), Shigeyuki Kojima, 55,000gns
Lot No.161 ch, f, y, Singspiel×Cultured Pearl (Lammtarra), Hirotsugu Inokuma, 60,000gns
Lot No.264 , c, y, Arch×Grand Prix (A P Indy), Murayama Bloodstock, 50,000gns
Lot No.318 ch, c, y, Giant's Causeway×Janet(Emperor Jones), 220,000gns
Lot No.507 b, c, y, King´S Best×Pure Grain (Polish Precedent), Nobutaka Tada, 140,000gns

ここからはパート2。

Lot No.724 b, c, y, Montjeu×Breakfast Bay (Charnwood Forest), Big Red Farm, 40,000gns
Lot No.749 , c, y, Singspiel×Dance Lively (Kingmambo), Darley Japan, 120,000gns
Lot No.909 ch, c, y, Singspiel×Strictly Cool (Bering), Darley Japan, 72,000gns
Lot No.995 b, c, y, Singspiel×Chetwynd (Exit To Nowhere), Hisae Kato, 65,000gns


「日本に入ってくるかもしれないお馬さんを特集するとアクセス数がのびるのではないか」というご意見をとある方からいただいたので、とりあえず一度実践してみましょうか。

それでは、今回はTattersalls October Saleのお話です。
4~7日までがPart I, 11~14日までがPart IIとして行われましたが、必然的にPart Iに目玉(高額になりそうな)を集めています。
そして、某netkeibaで日本人による購買と考えられる11頭のことが書かれています。
多田信尊氏がガリレオ産駒を高額落札(netkeiba.com)
しかし、同じくnetkeibaにある合田氏のコラムの「日本人と考えられる購買の平均価格」から推察すると
Lot No.310 牝 Sadler's Wells×Infamy Pegasus Farms Ltd, 475,000gns
というのは多分間違いでして
Lot No.27 , c, y, Diktat×With Fervour(Dayjur), J S Company Ltd, F1-n, 50,000gns
変わりに↑のお馬さんが追加されるはずです。実際に競り(落とした人?)に同行した方に聞きましたし、ジェイエスから届いたであろう購買などに関する費用の明細書のようなもののコピーも見せていただいたので、ほぼ間違いないはずです。といっても、私は本人ではないので詳しいことは一切わかりませんが。

さて、今回のセリの目玉として取り上げられたのは
Lot No.360 gr, c, y, Kingmambo×Last Second (Alzao), Gainsborough Stud, 1,250,000gns
というお馬さんです。Kingmamboは今年もDivine Proportions, Virginia WatersなどでG1を奪取しまして来年もUS$300,000の種付け料が決定しています。多田氏が競り負けてしまったけれど、昨年のGeorge Washingtonのように「欧州に残れて良かったなぁ」と思える活躍をしていただければそれでいいかと考えます。近親にも活躍馬がたくさん並びますが、この辺りは英語ソースなり日本語ソースなりがたくさんありますので、今回は省略します。

日本に輸入されると考えられる産駒への総評については荒川久美子さん@Megahorseがなさっていますので、そちらを参考にされればいいかなと。ただ、netkeibaの記事に従っていらっしゃいますので、上述のようにLot No.27がおらず、Lot No.310になってはおりますが。

私が個人的に興味を持っているのは、Giant's Causeway産駒やMontjeu産駒が日本の馬場でどれだけの適正を持つのかということです。
まず、日本に輸入されるGiant's Causeway産駒について。これは某所で書いたものをコピーして持ってくるだけにします。

Lot No.318 Giant's Causeway×Janet(Emperor Jones), F14-a, 220,000gns

Janetは01年にYellow Ribon S.(USA-G1 T10f), Ramona H.(USA-G1 T9f)などを勝った牝馬で、英1勝、米7勝。産駒の価格は220,000gns。Giant's Causewayは初年度からShamardalやFootstepsinthesandを輩出しており、ダートでも2年目の産駒からFirst Samuraiが出たことで、来年以降はもっと価格が上がるでしょうか。本馬は初仔になるようです。また、ShamardalやFootstepsinthesandを頭に浮かべると、どうしても「故障」という言葉が頭をよぎってしまいます。しかし、私が馬体を観たわけではありませんが、馬体から見た丈夫さについては現役の調教師の方が太鼓判を押されていましたので、Giant's Causeway産駒ということを考えてこの血統ならばお買い得と感じます。日本に入ってから勝ったりしたら1億はつきそうですしね。
ちなみにこのお馬さん、どうやら"Madam"Christiane Head師と競り合ったらしく少々値段が釣り上がってしまったとか。ジェイエス(輸入とか購買とかの代理業者)の資料のコピーを見せていただきましたが、資料ではJanetについて「英愛8勝」と書いてありました。そういう間違いは誰にでもありますよねぇ。勿論私もよく間違っていますので、他人のことは言えませんorz

Lot No.724 b, c, y, Montjeu×Breakfast Bay (Charnwood Forest), Big Red Farm, 40,000gns

次は今年欧州で大ブレイクを巻き起こしたMontjeu産駒では、Big Red Farmが40,000gnsで競り落としたこのお馬さんが入ってくる模様です。Neardown Knightという全兄がいるためにちょうど血統表が見易くていいですね。デルマ辺りでぜひご覧下さい。BMSのCharnwood ForestはFall Aspenの孫、つまりTimber Countryの甥にあたりまして、代表産駒としてはGodolphin Mile(UAE G2 D1600m)連覇のFirebreakということになります。Montjeuに欧州の重そうな(個人的なイメージですが)血を重ねるよりは、こういった素軽い血や、もう一代前のLear Fanなど、アメリカの芝でも産駒が活躍している血を入れていることが大事かなと思います。

きっちりしたことは今の私には書けないようなので、誰かがカバー(というか書き直してくれればいいじゃん!)して下さることを期待しております。

がんばれあいぽっぱー。

2005-10-12 20:57:39 | 競馬
あほっぽいタイトルが大好きです。
というわけで、某掲示板に燃料投下してきた。といっても巨大掲示板ではありませんが。

Perfect draw for El Segundo in the Caulfield Cup(Thoroughbrednews)

Carlton Draught Caulfield C.(AUS-G1 T2400m, 3yo+)
No.(馬番) Horse(馬名), Trainer(調教師), Jockey(騎手), Barr(枠?), Wgt(斤量[kg])

1 MUMMIFY, Lee Freedman, D Nikolic, 20, 57
2 RAZKALLA (USA), Saeed Bin Suroor, N Rawiller, 18, 55
3 FIGHT YOUR CORNER (GB), Saeed Bin Suroor, K McEvoy, 2, 54.5
4 EYE POPPER (JPN), Izumi Shimizu, S Fujita, 9, 54
5 PLASTERED, Lindsey Smith, P J Harvey, 16, 54
6 CARTE DIAMOND (USA), Brian Ellison, W Marwing, 7, 53
7 SIR DEX, Greg Hickman, Z Purton, 1, 53
8 STELLA GRANDE, Lee Freedman, N Ryan, 10, 52.5
9 RAILINGS, John Hawkes, G Childs, 12, 52
10 DEMERGER, Danny O'Brien, D Dunn, 11, 51.5
11 DIZELLE, John Hawkes, D Beadman, 21, 51.5
12 HOLLOW BULLET, John McArdle, S King, 15, 51.5
13 PORTLAND SINGA (NZ), Neville McBurney, L Cassidy, 6 , 51.5
14 VOUVRAY (NZ), Peter G Moody, S Seamer, 14, 51.5
15 WILD IRIS, Guy Walter, G Boss, 19, 51.5
16 EL SEGUNDO (NZ), Colin Little, D Gauci, 4, 49.5
17 IRISH DARLING, Tony Vasil, D Moor (a), 3, 49.5
18 LEICA FALCON, Richard Freyer, C Williams, 13, 48
19E LACHLAN RIVER (NZ), John Morrisey, 17, 51.5
20E NATURAL BLITZ, Doug Harrison, 8, 53
21E BAZELLE (NZ), Paul Jenkins, 5, 50.5

No.のあとに「E」がついてるのはどうなのかな?出ないのかな?騎手が決まっていないだけなのかな?
そういった疑問は置いといて、長ったらしい文章をちと読んでみたわけですが、我らがアイポッパーについては何も記されていませんorz

面白いところでは、昨日の記事豪州なにゅーす達。(05/10/12)でちらっと書いた「欧州勢ではハードルからかえってきたCarte Diamondが人気になってますか。しかし、Razkallaは重賞でも活躍してますし(勝ってはいない模様)、Fight Your Cornerにしろ重賞ウィナーなのに、なぜそちらではないかというのは少し疑問。」という一文ですが、どうやらCarte Diamondの前走(2着)"The Ebor"(GB-Hndicap T13f197y)は英国で最もリッチなハンディキャップレースだったとか。でも、1着賞金は£130,000なんで2600万円位ですかねぇ。他には、Caulfield C.における1枠は、1941年以来優勝馬は出ていない「死に枠」となっている、などです。

ここからは前述の記事を合わせてよんでいただけるとわかりやすいとは思うのですが、バブルガムフェロー産駒のConfectionerが回避してしまいまして、このレースにおける1番人気のお馬さんは10/8にYalumba S.(AUS-G1 T2000m)を勝ったEl Segundoですねぇ。このお馬さん、なんと49.5kgで出走することができるようですねぇ。このレースのハンデが確定した後にYalumba S.を勝ったということになりますかね。勝負服がめちゃ社台関連の一つに似てますが。欧州から来る残りの2頭は両方ともGodolphin所属であり、ここはあくまで「叩き台」という扱いかと。ここで好走すると本番であるMelbourne C.(AUS-G1 T3200m)での斤量が増えてしまうでしょうから、きっちり仕上げてない・・・かな?トップハンデのMummifyはSingapore Airline International S.(SIN-G1 T2000m)の勝利以来、久々のレースになるのかしらん。Hollow Bulletはタヤスツヨシ産駒でして、個人的には最近短距離で活躍しているイメージがあるのですが、勝利しているG1はAllow Field S.(AUS-G1 T2000m), VRC Oaks(AUS-G1 T2500m)と中長距離とですねぇ。といっても、両方とも牝馬限定戦であり、なおかつ前走のYalumba S.では8着に敗れていますが、51.5kgなんで期待したいところですねぇ。Natural Blitzはマカオだったかにいた同名馬とは別物ということで。

ということで、54kgの斤量をもらったアイポッパーさんの走りに期待しましょうか。好走したら斤量増えちゃうかもしれないけど・・・ま、いっか。