うまさいと

お馬さんは好きですか?

今更ながら「馬検について」。

2007-10-14 18:05:54 | 競馬
 最近めっきりご無沙汰になっていますが、単なるサボり癖です、こんにちは。実は9月に「ネタにでもなるかな」と思って第一回競馬検定、通称「馬検」を受けておりました。結果はG3, G2とも合格してたのでほっと一息というところです。ちなみにG3の合格基準は「受験者の上位70%に入ること」、G2の合格基準は「正答率70%以上」だそうです。

 本当は試験後にあまりにも自信がなかったもので答え合わせもせず、しかも雑誌に一度は記事を書いた人間(海外記事だけどさ)が落ちてたらあまりにも恥ずかし過ぎるので受験したことは黙ってました。後出しジャンケンが好きなタイプって嫌な人が多いですよね(自分のことは棚に上げて)。

[問題の傾向]

 まず、自分が得意であろう海外関連の問題は1,2問でした。はっきりとは覚えていないですが、5問も無かったと思います。私にとっては完全なるアウェーではありますか。最近、国内の重賞ですらあんまり観ていない私にとっては正直なところかなり難しかったです。あと、ディープインパクトに偏った問題が多数見受けられたので、そこのところはちょっと改善してくれたらなぁと思いました。まぁ、それはそれで「ディープから競馬を始めた新しいファンにやさしい」という問題設計だったんでしょうけど。各ジャンルでの出題の多寡に関しては特に偏りは無かったように思います。

 「傾向」からはやや外れますが、設定されている検定時間が長過ぎたことも印象に残りました。50分だか60分だかが設定時間だったのですが、解答は四択ですし、ほとんどの問題が「知っているか否か」で全てが決まるので、3秒で答えを出せてしまいます。私は二つの検定で共に許可されている最短の退出時間(20分だったか30分だったか)ですぐに退出してしまい、あまりにも暇だったことを覚えています。何とかしてくれ。

 問題自体は馬検のサイトかなんかで発表してるでしょうから詳細は割愛しますが、どちらかと言えばデータベースをいじくるのが好きなタイプの方にお勧めの検定だと思います。公式問題集から問題が出題されたかという点についてですが、G3では1/3から半数近く出題されていました。といっても、問題を微妙にアレンジしていることも多く、例えば

Q. ふたつの市町村にまたがるコースがある競馬場は?
A. 阪神競馬場(他の回答は京都競馬場、東京競馬場、中山競馬場)
(問題集より抜粋)

といった問題が

Q 阪神競馬場は二つの市にまたがっていますが、それは宝塚市ともう一つはどこでしょう?
A. 西宮市(伊丹市や神戸市といった選択肢があったはず)
(本番の問題はこんな感じ)

といったアレンジをされていました。この「西宮市」に関することはノーヒントか、といえばそうではなく、問題集の問題と解答の後の解説にちらっと書いていたりするので、そういった意味では問題集から出題されたなというところです。G2については1/3もあったかどうか・・・。

 私が考えていたよりもニューカマーに対しては比較的易しい問題設計でしたが、オールドファン(といっても私はたかだか15年足らずという「そこそこのファン」ですが)には少しミーハーな問題設計に見えたことも事実です。また、血統に関する問題も少なかった印象があります。私のようにダビスタから競馬の世界にのめり込んだ世代の人間からすると、特にそう感じてしまうのは仕方ないのでしょうけれど。

[試験の対策]

 G3, G2に限っていえば
[競走]過去10年のG1の上位馬(掲示板位まで)とその戦績・血統、国内全重賞の勝ち馬の名前・血統
[騎手]リーディング上位(10位くらいまで)の騎手と代表的な騎乗馬
[調教師]リーディング上位(10位くらいまで)の調教師と代表的な調教馬とその戦績
[生産]種牡馬リーディング上位(10位くらいまで)の種牡馬の代表的な産駒と現役時代の成績
[ディープインパクト]サラブレとか優駿の特集とか読めばいいんじゃないかと
[その他]公式問題集を読み込む

といったところではないでしょうか。

[最後に]

 ここまでなんか色々と書いてきましたが、とりあえず言いたいこととしては「検定料が高過ぎる」ということです。二つ同時受験で9000円近くというのはちょっとなぁと。主催者側はボロ儲けしたのではないかと思いますが。詳細求む。このままでG1が5000円とか言われた日には受ける気はありませんし(というか今回の受験もそもそもネタだったわけだし、次回のG1を受ける気は今のところ無し)、前日に問題集をはじめてちゃんと読んだにしては、結果発表までの一ヶ月間がスリリングな毎日でした。そういった分は9000円に値したのかもしれませんが。G1が開催される際には皆様頑張って下さい。それでは。