うまさいと

お馬さんは好きですか?

あじゅでぃさんのらいばる達:その2

2005-02-16 02:22:46 | 競馬
さてさて、アジュディミツオーのMaktoum Challenge Round III(UAE G2 D2000m)への出走が確定的になったところで第二弾。こうなったらこのコーナーの有意義さも増すというもので。テンションを上げて頑張っていこう。後でまたまとめることにするけど。


続いてはMaktoum Challenge Round I(UAE G3 D1600m)の覇者Grand Emporiumについて。
1/21の記事でも触れたんだけど、Triple Crown 1600(SAF G1 T1600m) , Daily News 2000(SAF G1 T2000m)といったG1を制している南アフリカの強豪。現在12戦7勝。
Maktoum Challenge Round II(UAE G3 D1800m)では4着と振るわなかったけども、まだ巻き返しはあるはず。
血統についても触れておくか。
父National Assembly、しかも南アと言えば、反射的に悲運のスプリンターNational Currency(昨年毒蛇か毒蠍にかまれ、それが元で蹄葉炎を発症し、亡くなったはず)を思い出すわけだけど、National Currencyの場合は母父がSpend a Buck。Grand Emporiumは母父がRaise a Manに変わってる。Spend a BuckはPico Centralの影響で短距離指向が強い産駒が多いのか?と一瞬思ったわけだが、昨年は同じくアメリカでHard Buckを輩出しているし、その馬次第というのが実際のところなんだろうと。で、Raise a Manはというと、南ア年度代表古牝馬に2回も輝いたSplendid Ann(Gilbey's S(現在のGolden Horse Sprint(SAF G1 T1200m)かな) , Mercury Sprint(SAF G1 T1200m))を輩出しているようで、南アとそんなに合ったのかなぁと。この血統から類推すると、距離伸ばしたらまずいんじゃないの?と思うわけだが、一応2000mのG1も勝っているわけだし、問題は無いんだろうと。でもまぁ、底力を問われる様なレースになるとつらいんじゃないかなぁ。

ちなみにGodolphinの隠し玉として以前紹介したTropical Starはスプリント路線に狙いを絞ったようで。そちらで密かに追いかけてみることにする。

はいはい、テンション上がってきたところで続けますよ。
次は南アの真打、03/04年シーズン南ア年度代表馬&古馬中距離王者Yard-Armの番か。
どうでもいいことなんだけど、このハイフン「-」はどういう意味なんだろう?High-Riseもそうだったけど。
ついでに言っておくと、RacingPostで「Yard-Arm」で検索しても「Sorry, No matches found.」って謝られるだけだから注意。なぜか「Yard Arm」で検索すると「Yard-Arm」がちゃんと出てくるという罠。何だろう、ネイティヴの人はこういうの何か特別なわけ方するのかな?
さてさて、Al Fahidi Fort(UAE G3 T8f)を快勝したYard-Armさんだけど、18戦12勝、南アではS. A. Derby(SAF G1 T2450m) , Queen's Plate(SAF G1 T1600m), J & B Met(SAF G1 T2000m), Skeaping Trophy(SAF G1 T2000m), Gold Challenge(SAF G1 T1600m)とG1を5勝している。特に、Durban Julyはハンデが響いて敗れたものの、その前のG1の4連勝は素晴らしいもので、
Queen's Plate 4
J & B Met 5-1/4
Skeaping Trophy 1
Gold Challenge 3-1/2
といった具合にほとんどが圧勝。ちなみにS. A. Derbyでも7馬身差の圧勝だったことも付け加えておこうか。
父Western WinterはGone Westの直仔であり、母父Dancing ChampはNijinskyの直仔という馴染み深い血統。Yard-Armは8代母、ついでにGrand Emporiumは6代母までが南アに根付いた牝系。
Yard-Armの父Western Winterの産駒についてはよくわからんのだが、母父Dancing Champといえば昨年、一昨年とドバイで活躍したVictory Moonの母父でもある。縁起の良い血統だことで。直仔でもBreeders' Cup Juvenile(USA G1 D8f)勝ちのSuccess Expressや、Champagne S.(USA G1 D8.5f)勝ちのGreenwood Lakeなどを輩出している。

とまぁこんな感じで南アフリカ勢を簡単に紹介してみた。個人的にはYard-ArmにDubai World C.(UAE G1 D2000m)制覇の期待までかけているんだが、ここはアジュディミツオーを応援する趣旨のコーナーだったような気もする。

次回は過去の活躍馬達とでも銘打ってInamoratoやState Shinto辺りを紹介しようかとも思う。何となくLittle Jimなんかも出てきそうな気もするしね。あと、前回のKanekoさんの戦績が見られない件(苦情が来なかったのは「需要が無かった」のではなく「みんな良い人だった」ということで納得したい)だけども、トルコの公式サイトのトップページに戻って、右上の方のBOXに「Kaneko」とうっていただいてEnterキーを押してもらえればわかるということで一つ。