（写真）入植地建設
英国とフランスは、ウエストバンクと東エルサレムに3,000戸の新たな家の建築を了承したイスラエルの決定に抗議してイスラエル大使を召還しました。
英国は、入植地政策はパレスチナ人との和平達成のためのイスラエル国家の約束を懐疑的にすると言いました。
イスラエルは、国連がパレスチナの地位を高める決議をした次の日に3,000戸の家の建築の追加を決めました。
国連は、入植地は和平の希望に致命的な打撃になるだろうと警告しました。
ロシアとドイツも、月曜日に、イスラエルの植民地計画に反対の意を表しました。
声明で、英外務省は、イスラエルに再考を促していると言いました。また、もし入植が進むなら強い対応を取ると脅迫的に語りました。
英国は、「最近イスラエルが3,000戸の住宅建築とE1ブロックの造成の再開を決定したことを嘆かわしく思う。これは二国間の和平解決の脅威になる。」と言いました
エルサレムとウエストバンクの居住地Maaleh Adumimの間のE1地域の入植は隣接するパレスチナ国家の建設を妨げるものとしてパレスチナ人が強く反対しています。
それより前に、パン・ギム国連事務総長は、E1計画は撤回されるべきだと警告しました。
「それは、二国家間の和平達成の機会に致命的な打撃を与えることになる、」と言いました。
イスラエルの役人は、E1ゾーンの提案を予備的な地域設定と計画中の仕事と説明しています。
パリのイスラエル大使を、月曜日の朝、会議に呼んでいるとフランスの外務相が声明で伝えました。
それより前、フランスは、「我々の反対を表明する方法は他にもある」と語った外相の言葉をロイターが引用したことで、フランスがイスラエル大使を国に帰還させるだろうと書いた報道を軽視していました。
イスラエルは、パレスチナが国連で外交活動をしたことを、今までのイスラエルとの合意に大きく違反するとして非難しました。
ネタニヤフ首相は、また、入植地計画の非難を無視しました。
「我々は、エルサレムとイスラエルの戦略的利益になる地図上の全ての場所で建設を進める、」と彼は言いました。
ウエストバンクと東エルサレムを占領して以来、およそ500,000人のユダヤ人が100以上の入植地に住んでいます。
入植地は国際法で違法とされていますが、イスラエルは認めていません。
イスラエルとパレスチナの間の20年に及ぶ不定期な交渉は永続的な解決を生み出していません。最後の直接交渉は2010年に破たんしました。
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パレスチナ地域にイスラエルが国家を作ったときに、なぜパレスチナも国家を作らなかったのか不思議です。この地域の歴史は複雑でなかなか理解できませんが、ユダヤ人の資金力と強い精神がパレスチナ人に勝っていることは確かなようです。
何よりもイスラエルの背後にアメリカがいるのも資金が目的でしょうが、強い支えになっています。今回は、英・仏がイスラエルの入植を批判しているようですが、歴史認識からもそれは当然と思います。この問題も尖閣問題に匹敵する複雑性がありますね。
