笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

2020年 北鎌倉紅葉散策 その1 ~約束は果たせた?

2020年12月05日 17時53分40秒 | 日々雑記
3日の木曜日、仕事も休みなので北鎌倉を中心に紅葉散策に出かけました。
人混みを避けるために北鎌倉駅を9時スタートでございます。
訪問先は北鎌倉の定番コース。円覚寺→明月院→建長寺→鶴岡八幡宮、というルート。この日は朝から薄曇りの冴えないお天気で、しかもやや寒。写真撮るにはちょっと光不足だな~。

実は北鎌倉をこのルートできちんと回ることって私的にはあんまりないんですよね。と言うか、年中人でごった返している鎌倉自体あんまり行かない。ただ今回は理由もあって、きちんと訪問してこよう、と少し前から決めていたのです。

スタートの円覚寺。
13世紀(北条時宗の時代)蒙古襲来で戦没した兵士たちの霊を弔うためのお寺です。



山門の内側の梁の彫刻は異なっています。なにか意味があるのでしょうね←勉強不足。


さて円覚寺の紅葉はと言えば。。。



12月3日時点ではこんな感じ。もっと陽が差せばもう少し鮮やかなのかも


個人的には、紅葉より季節の植物に目が行きます。

豪華な万両。いいですね~(^^)


40分ほど散策した後は、明月院に向かいます。
明月院は、12世紀平治の乱で戦死した山内首藤俊道の菩提供養のためにその子供が創建したお寺です。
初夏にはあじさいがてんこ盛りになる明月院も(失礼ながら)今の時期は見る影もなく、とりあえず有名な丸窓から紅葉をパチリ。


庭園内の紅葉は山紅葉(?)なので、京都の仏閣にあるようなゴージャスさはありません(あくまでも素人の感想です)。たとえ葉っぱ一枚でも美への強い主張がある(気がする)都の紅葉と、坂東武者のテイストの違いなのかは分かりませぬ。いやいやこの曇天のせいだわ、きっと。




さて、明月院で好きなのは、このお地蔵さま。

-----------------------
花想い地蔵
人は誰しも はかない花の思い出の中に生きています
大切な人との別れ、いとおしい物との別れ
そんな時 ふと目に止まった花の 
どんなにか 心を慰めてくれたことでしょうか
        いつくしみ深き 花地蔵
----------------------------

植物を育て、その花を見るまで一年はかかります。
そうして過ごした一年の様々な思い出をその花に託し、亡き人に贈ることで、一緒に過ごした時間を慈しむ。ピラミッドの昔からコロナ禍の現代まで、その気持ちは変わらないと思います。

たわわに実を付けている千両。いいですね~(^^)


こちらも40分ほど散策して、建長寺へ向かいます。
建長寺は、13世紀(北条時頼の時代)に建立された臨済宗建長寺派の大本山です。

三門・重要文化財

※本来禅寺の門は山門と呼ばれるが、建長寺では三解脱門の略として三門と称される。三解脱は涅槃(悟り)に至るために通過しなければならない三つの関門(空・無作・無相)のこと、だそうです。
※ちなみに「空・無作・無相」とは「一切の姿かたちは空であり(空)、比べるべきものなど何も無く(無相)、何も無いものに望むことなどできない(無作)」 この三門をくぐり、雑念を追い払い悟りの道に入って行く、とあります。φ(..)お勉強お勉強。。


剪定してもらった我が家のサザンカも来年はこんな可憐な花が咲くかなぁ。



で、奥にはこんな豪華な門が。。

さすがに鎌倉武士のテイストじゃないわねぇ。。この門は江戸時代に移築(1647年)されたものなのだとか。なんとも東照宮(1634年大改修)チックだと思ったら、時代が近い!

その2に続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする